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扇芝智也 / スコープ
¥2,800
【収録曲】 1. 雫 2. ステラ 3. ERROR 4. 潜水 5. CITY 6. SCENE 7. たからもの 8. スコープ 【発売】 2024年10月 【ライブ映像】 https://youtu.be/tnq8IwIhZVc?si=U4BtjttITiPoB9-Y 大阪を拠点に活動する弾き語りアーティスト、扇芝智也の音源付き歌詞集!! 画家の橋本絵里奈さんが扇芝智也の楽曲一つ一つに作品を当て、全ての歌と全ての絵とがリンクする音源集兼画集。絵と音楽、二つの切り口から想像させられるのは、日常の中でふわっと漂う妄想と現実の狭間の不思議な空間。夢っぽいような現実だったり、憧れたものだったり、諦めたものだったり。 じっと歌詞と絵を見ながら音楽を聴いていると、何がなんだか分からなくなるような不思議な気分になります。 ミクスチャーアートの可能性を広げてくれる作品としての快作。
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雨市 / カントリー
¥2,000
【収録曲】 1. カントリー 2. SOS 3. 蛇口 4. ファンクポップ洗濯ロール 5. 最下位 6. 青春サブマリン 7. こわれていく 8. 時計 9. 6段変速 【発売】 2024年1月 大阪を中心に活動するフォークロックバンド、雨市の9曲入りアルバム!! 20年以上活動し、長くオルタナティブにブルースを追求する雨市。まだまだ続いていく最中でありながらも境地、サウンドも言葉も楽曲の魅力も凄まじい名盤です。 アルバムリード曲でもある1曲目「カントリー」、ミドルテンポながらも跳ねるように力強いドラムが、耳心地よく覆うギターサウンドを勢いよく流し込んでくれます。豪快な楽曲とは裏腹に、しんと伸びていくような言葉はゆっくりと頭の中でリフレインします。雨市らしいテンポの持ち上げ方も抜群に良いです。 6曲目「青春サブマリン」少しアップテンポ目、懐かしい町を久しぶりに探索するイメージの曲。Aメロとサビの言葉量の対比が面白く、目まぐるしく変わってく景色を想起させます。曲の中で過去と未来が繋がっていくような不思議な感覚があります、地元を散歩したくなる曲。 9曲目「6段変速」個人的に1番好きだった曲。イントロの入り方からすごいです、音楽の隙間の作り方がめちゃくちゃ美しいです。流れていく時間と6段変速の自転車をリンクさせ、グングン上がっていくスピードの中にある切なさだったりやるせなさだったりが描かれたようなイメージ。サビに入るたびに鳥肌が立ちます、女性コーラスの絡まり方が気持ちいいです。 どうしようもないことがあって、その上で自分がどう生きるのか、みたいなのをすごく考えさせられるようなアルバム。すごいです、かなりおすすめ。ぜひ聴いて欲しいです。
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ゆうさり / ほとり
¥1,500
【収録曲】 1. 百日 2. 朝の清冽 3. 揺り籠 4. みなし児とはこぶね 5. 輪 6. ほとり 【MV】 朝の清冽→https://youtu.be/I3aCdgQWeF8?si=6kaNvsFRPf2QuExA 揺り籠→https://youtu.be/OKtLWUzVdjk?si=5KFd1j1CUdEvCdjJ 【発売】 2024年9月 riko niikawaによるソロプロジェクト、ゆうさりによる6曲入りミニアルバム!! 聴き始めたらざわざわっとした気分になって、解いたらいけないような気がする自分の周りのものまで剥がされて、ちょっとずつ何もなくなって、アルバムを聴き終えた直後の無音がすごく心地良くなる、そんな音源。一切何も持たずにやらずに、目を閉じてこのアルバムに全ての身体を預ける時間を作ってみて欲しいな〜〜、と個人的に思ってます。 弾き語り音源というよりは総合演出音楽みたいなイメージ。必要な場面でビートを、アンビエントを、ギターを入れ、「この曲のこの場所に本当に必要な音は何なのか」とめちゃくちゃ丁寧に考えて作り込まれた軌跡を感じます。曲の瞬間瞬間にこだわり、ループや規則性をできる限りまでなくしたからこそ生まれる、自然体に1番近いような音楽。 曲の流れも本当に綺麗です。MVになってる2曲目の「朝の清冽」や3曲目の「揺り籠」も、単体で聴いた感覚とアルバムの流れで聴いた感覚は全然違います。MVで見ると「すごい良い曲!」って感じだけど、アルバムの中だと「大いなる流れの一部」みたいな。過ぎ去るような流れというより、乗せて運んでくれる流れ。 アルバムの中でのアクセントになる曲は、5曲目の「輪」なのかな、と思います。グンと曲が大きく広がる瞬間があるのですが、叩き起こされるというよりはその真逆で、より深いところに突き落とされるような感覚。 詩は断片的で、正直なところ「この曲はこういうことを言っている」というところまでくっきり理解するのは難しくて、ただ、散らばった言葉に曲タイトルからぼんやりと連想しながら耳を傾けるのが気持ちいいな、と思います。 「ほとり、畔、辺り。境目、きわ、水辺、"あらゆるほとりによせて"」と作者のrikoさんが書いてました。僕はなんとなく、最初、最後、廻る、みたいなぼんやりとしたイメージで聴いたかな、と思います。寂しいようで寂しくならない、なんとなく視界が開けるような、すごく良いアルバムです。
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Los Mohanes / La Tumbia
¥4,200
【収録曲】 A1. La Cumbia Salió De La Tumba A2. Porro Ninja A3. Cumbia Moribunda B1. El Bembeo B2. Congas B3. El Viento Del Mar 【発売】 2024年7月 【視聴】 https://youtu.be/nwLPfTF42jc?si=Zryhjx2_7HzxP9fl https://youtu.be/E8tmiAVfMXI?si=F6RLhmITos_vBXgk フランスから入荷、Los Mohanesによるテクノ・エレクトロ音源!! ジャンルはなんとも分からず、何度聞いても楽曲の構成やメカニズムは分からず。ただただ「これはすごい」と直感で感じて仕入れたこのLP。五感に滑り込んでくるような魅力があります。ジャケットの謎のおじさん二人が本人なのかどうかはかなり気になるところ。 2曲目「Porro Ninja」シンセベースの渋いリフの上でコンガ等の打楽器が鳴り響き、謎の掛け声のような声があちこちから飛び交うような楽曲。音色はほぼ変わらず、音数や音域を繊細にコントロールし、独自の間合いで作り出される波でトランスさせてくれる曲。気づかないうちにシンセサイザーが鳴り始め、おじさんの声も増えたり減ったりします。ゆっくりゆっくりしぼむ終わり方が渋すぎてかっこいいです。 3曲目「Cumbia Moribunda」この曲を聴いた瞬間に「これは!」とすぐに仕入れました。重たくユーモラス、実験的なのに聴きやすい。はちゃめちゃに色んな音が飛び交っているのに「これなんです」と思わされるヤバいバランス感覚。こんな楽曲が聴いてみたかったと思ってしまいました。ほんとに気持ちが良い。 ぜひ一聴してみて欲しいです。すごい。
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sickufo / sickufo2
¥1,500
【収録曲】 1 pool 2 ufo 3 ride around 4 she's so blue 5 after the matsuri 6 mado 7 hyoutenka 8 iwa wo kezuru 9 daywalk 10 baby in the car 11 wehavelove 【MV】 iwa wo kezuru→https://youtu.be/ZE6joKPo0Pg?si=AuTW7YG2_aFUJWdB 【発売】 2023年9月 東京を中心に活動するサーフ・インディーロックバンド、sickufoの2ndアルバム!! スカッとしたサウンドバランスの中で波を打つような温かいギターサウンド、鬱屈と煌めきを同居させ、音と言葉で魅せて聴かせる極上の音楽。ずっと好きでずっと聴けるアルバムです。 3曲目「ride around」やや遅めなミドルテンポ、ベースとギターの跳ねた響きの上に弾かれて揺られるような心地の曲。断片的に飛んでくる歌詞「ポップキャンディ」「信号機」「螺旋階段」等が音楽の中に尾を引いて残っていって、頭の中でゆっくりリフレインするような不思議な感覚。意識が散漫な瞬間を切り抜いたかのように感じる曲です。 6曲目「mado」部屋の中から窓越しに雨を眺めながら好きな音楽を聴き、ぼーっと色々考え、ふと窓を開けてみる曲。このバンドが切り抜いて表現する"いつかの瞬間"は、僕も普段気に止めないような瞬間で、ただsickufoの曲を聞くと、知ってるような知らないような景色を思い出しては「あの瞬間めっちゃ良かったな〜」となぜか思い返してしまう感じがあります。切り抜くセンスとその瞬間を表現する音楽センス、どちらもほんとにやばくて、この曲は特にそのどっちもが光ってる曲だと思います。 8曲目「iwa wo kezuru」少しアップテンポな曲。ゆっくりとした曲が続いた後に来るこの曲の荒波感がすごい。曲単体としてももちろんカッコいい曲なのですが、アルバムの流れで聞いた時の爆発力はとんでもないです。連打されるハイハットとかき鳴らすベースの"iwa wo kezuru"感がめちゃくちゃ気持ちいいです。 どの曲もすごいです、ずっとロウで美しくて心地いい。このアルバムが聴ける時代に生まれて良かったと思ってしまうぐらいの名盤。
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扇芝智也 / 遥か
¥1,500
【収録曲】 1. のあのあ 2. 徒然 3. 本心 4. 街鳥 5. 落葉 【ライブ映像】 落葉→https://youtu.be/wb_yNruZag0?si=j9pAwPUZy78Xg5xA 【発売】 2024年5月 大阪を拠点に活動するアーティスト、扇芝智也の音源付き歌詞集! 3曲目の歌詞の中にある「魂が先に」という詩が、僕はこの音源の核になる言葉なのかな、と思いました。進むことと、立ち止まるゆとりを持つこと、その歩み自体を美しいと思って、じゃあ自分はどうなんだろうなと考えながらも前に進む。葛藤という言葉ほどリアルではなく、どこかぼやけている思考がそのまま音楽に落とし込まれたような音源付きの歌詞集。 ちょっと前に扇芝は僕も住んでいる「千鳥橋」という町に引っ越してきていて、この歌詞集にはその千鳥橋の写真もたくさん載っています。 1曲目「のあのあ」真っ青な空と、その空を”のあのあ”と表現したあの子のおかげで、ほんの一瞬だけ軽くなった気分を描いたような曲。静かに響くギターのリフが、静かに救われた心と青い空とにリンクしていて心地がいいです。ふと空を見上げたくなるような曲。 4曲目「街鳥」この音源の中では唯一アップテンポな曲。素早く飛んでいく鳥を、無意識に流れていったり忘れたりしてしまっていることの無情さのメタファーとして表現したような曲。悔いる時間よりも次を見る時間を大切にしていこうぜ、みたいに僕は感じました。丁寧に熱がこもった曲、かっこいいです。 それぞれの曲に捕捉みたいな感じで手書きで言葉が書かれているこの歌詞集。アーティストとしての扇芝と、公園でぼーっとしている扇芝、その両方を目の当たりにできる作品です。
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kumagusu / 夜盤
¥2,200
【収録曲】 1. 夜来たる 2. 彷徨 3. yoru track 4. 芝浜 5. 温泉街 6. 変身 7. ルーチン 8. エッセイ 9. 精進 10. たばこを 11. yoru track # 2 12. あなたの主張 【MV】 芝浜→https://youtu.be/JsSqKo7OigU たばこを→https://youtu.be/rG0Qp1lJc68 【発売】 2019年10月 東京を中心に活動するオルタナ・サイケバンド、kumagusuの2ndフルアルバム!! 薄暗くも風通しのいい、言葉とギターの単音がうねうねと作り出す不思議なアンサンブル。特に何があったわけでもないのにハイになってふわつく夜にドンピシャでハマる、作り込みの凄まじい名盤です。 1曲目「夜来たる」曲のタイトル通り、そしてこのアルバムの冒頭にピッタリな、曲冒頭のリフに一瞬で引っ張り込まれるような曲。どうしようもなくなってしまって夜に引きづり込まったようなイメージの詩。プログレッシヴなビートの上でギターとベースの単音が絡まり合い、くっきりとしたメロディではねるボーカルにドキッとさせられます。 MVにもなっている4曲目「芝浜」曲の中に自然に入っているリードギターのメロディが、曲を聴き終えた後に耳に残って不自然だったような気がして、もう一度聴き直しては「これは自然とか不自然じゃなくて、かっこいい」と思った曲。すごく静かな雰囲気で音圧自体も軽やかで、なのにずっと目がチカチカするような眩さのある曲。独特の爽快感のある名曲です。 9曲目「精進」どっぷり沈んでいく自分の思考の中で「俺は精進するんだ」と言い聞かせ続けるような曲。キャッチーとも狂気的とも取れる抜群のベースのリフ、高い音域で綺麗にメロディを取るボーカルの表現力。徐々に開けていくような曲展開が壊れていく人の開き直りみたいで面白いです。 どこをどう取っても個性的で、なのにあっさり耳に馴染んで行っては引きずり込まれる最高級の名盤です!
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kumagusu / 経験/ゆっくりおどる人
¥1,500
【収録曲】 1. 経験 2. ゆっくりおどる人 【ライブ映像】 https://youtu.be/w2cdbl_zK7M 【発売】 2023年5月 東京を中心に活動するオルタナ・サイケバンド、kumagusuの2曲入りシングル!! 独自のブレンドで作り上げられた薄暗くも風通しのいい音楽、洗練された音の絡まり合いを真正面から感じられる2曲。 1曲目「経験」何かが足りていない、どうしても物足りない!と頭の中でぐるぐるしてて、まだ感じたことのない何かを求めているときの感じの曲。ちょっと前のめりなミドルテンポ、メロディックなベースが曲の骨になってるように思います。歌もサックスもドラムもギターも自由に波打ち、長めのアウトロでじっくり迫ってきます。心地よくも怖さのある曲。 2曲目「ゆっくりおどる人」ロウテンポでサイケデリックに揺れる曲。不思議な曲展開にじわじわ引き込まれ、"どうしたらいい?"という言葉と共にふわっと突き放されるように終わります。頭の中がごちゃっとした仕事・学校帰りにぴったりな曲です。 とにかく掻き乱される、重くのしかかるような音源です!
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扇芝智也 / 独白
¥1,200
【収録曲】 1. 鏡 2. あの頃 3. 青い春 4. 赤道直下、雨の町 5. 坂の向こう 6. 屋根の上の子供たち 7. パラシュート 8. 再生 【MV】 赤道直下、雨の町→https://youtu.be/jVCb2BRO3LI 【発売】 2023年7月 関西を拠点に活動する弾き語りアーティスト、扇芝智也の3rdアルバム。DLコード付きの歌詞集。 それぞれの曲の歌詞、彼の地元の写真、そしてそっと手書きで添えられた曲に関するエピソードやら思いやら。音楽を聴きながら本を読むという形で楽しむように作られた作品で、そこには真新しさというよりも、至ってしっくりくる扇芝智也という人間を間近で見る感覚。 文章や写真で補足している、と聞くと「説明しすぎでは?」と思う人がいるかもしれないですが、全くそんなことはなく、むしろ真逆。"音楽だけ"よりも少しだけ入り込みやすくなって、しかし言葉の解釈は委ねられたまま。ちょっと入り込んじゃった分より気になって作品に耳と気持ちを傾けられます。 扇芝智也、もとい、しばさんとはよく一緒にいる友人なので、この作品を出すにあたってたくさん喋っていました。しばさんはこの作品を作った後に「過去にようやく整理をつけられた」と言っていて、その過去のことは僕は知ってる話だからそういう風にこの作品を見てしまったけれど、そういう前情報なしに楽しんでほしいとも思います。 多分何かしらのしばさんの個人的な思いや感情がじわっと入ってくると思います。ぜひ体感してほしい一作。
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FNCTR / five
¥1,000
【収録曲】 1. 5_1 2. 5_2 3. 5_3 4. 5_4 5. 5_5 【視聴】 5_5→https://youtu.be/vEvWDt5M-TU 【発売】 2018年 京都を中心に活動するプログレ・マスロックバンド、FNCTRの1stアルバム!! 派手で強気なビートの上で繰り出されるセッションをしているかのような自由さと絶対にブレないキメの強さ、グルーヴという言葉がそのままに音楽という形になったかのような音源。 2曲目「5_2」ベースのリフとドラムで曲の骨組みを作り、キーボードとサックスが乗っかりつつ全てを破壊していくという感じの曲。ドラムとベースのみの間から散りばめられていた一瞬入る変拍子、その違和感がどんどん大きくなっていき最後には足場がなくなっていく曲展開。縦横無尽に駆け回るサックスの鳴り響きがよりディストピアっぽくてかっこいいです。 5曲目「5_5」刻まれるベースとシンセサイザー、アッパーな4つ打ちビートで始まる曲。サックスが増えて2本になって少ししてからベースが曲全体をグッと持ち上げ、そのままひたすら突っ走り続けるカッコ良すぎる曲。めちゃくちゃ楽しいです。一旦静かになってからスネアロールで入るところも最高。ずっと聴いて踊っていたい名曲。 かっちりと乗せる、その上で聴かせバグを作り出す。洗練されたかっこいい音源です!
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FNCTR / Lude
¥1,500
【収録曲】 1. Lude_1 2. Lude_2 3. Lude_3 4. Lude_4 5. Lude_5 【ライブ映像】 https://youtu.be/2IJ6SIqXskM 【発売】 2023年3月 京都を中心に活動するプログレ・マスロックバンド、FNCTRの2ndアルバム!! 一切予測のできない曲展開、なのにずっと置いていかれないビートの圧倒的完成度。重く鳴り響く重低音と自由に踊るサックス・シンセサイザーに痺れる凄まじい名盤。 2曲目「Lude_2」ベースが軸をとり、ドラムはビートなのかどうかもわからないほどド派手に動き続けます。ただずっと乗れるのはスネアの使い方、やばすぎます。色んな角度から色んな見せ場が押し寄せる怒涛の展開、ずっとドキドキさせてくれる名曲。静かになってゆっくりゆっくり上がっていく後半のところ、吸い込まれてく感じで気持ちいいです。 5曲目「Lude_5」他の曲はそれぞれ5分ほどですが、このラストの曲だけ11分あります。しばらく続く4つ打ちの真っ直ぐなビートの上で混ざり合う単音たち、最初こそ認識できていた一つ一つの音のラインがまるで雑踏のように一つの景色へと落ちていきます。そこから突然始まる怪しく薄暗くアッパーなパート、じわじわと暗いところに引き込まれていき、最後にぶち壊れてスパッと終わります。何かすごいもの観たけどあれなんだったんだ、みたいな気になります。 より深い音楽の可能性を探求し続けるようなバンドとしての姿勢、そして極められた自分たちの技術全てを余すことなく出し切って作られた曲たち、唸る名盤。
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FAKE DUB BAND / FAKE DUB BAND
¥2,000
【収録曲】 1. ロールシャッハ 2. 異民族 3. 祈り 4. 灰から醒める 5. JUST A WHISPER 6. アメフラス 7. DOWN 【ライブ映像】 JUST A WHISPER→https://youtu.be/p3Ctxi0bk3k アメフラス→https://youtu.be/ipKNjJUCRb4 【発売】 2022年3月 神戸を拠点に活動するオルタナ・ヒップホップバンド、FAKE DUB BANDの7曲入りアルバム!! 僕は"ダブ"が何かあんまり分かってないので、何をFAKEしているのかは分からないのですが、かなり踊れる感じの音楽に前衛的なサウンドを混ぜつつ揺らし、渋くもパワフルなヒップホップのボーカルが乗る音源。音がとにかく渋い、そしてその上で派手でカッコいいです。 3曲目「祈り」個人的にライブで観てて1番好きな曲です、お祭りっぽい雰囲気の曲。淡々としたままに遊ぶベースとドラムの高い表現力、曲の波をどんどん作り出すギターサウンド。カオシレーターで出している高いエレクトロニカルな音がめちゃくちゃ好きです。クラップっぽく跳ねるスネアの音も最高。 5曲目「JUST A WHISPER」空間がスカッと気持ちの良いサウンドメイク、長い時間をかけてじんわりトリップさせてから歌が入る攻めた曲構成。ずっと鳴っている高音のシンセサイザーのバグ感がすごいです。どの音も交わっていないようで交わっている、何度も「なんだこの音楽……」と確認したくて聴いてしまう不思議な曲。 ビート自体はノリの良い曲ながらも、ゆっくり深くまで入り込んできては生々しい景色を見せてくれる音源です。
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mismatch-smile / INNERMOST
¥2,750
【収録曲】 1. flow 2. hope 3. arihureta uta 4. ma ta ne 5. lovesong 6. compass 7. sumiiro to geppaku 8. eve 9. arihureta uta (DUB mix) 【flow】 flow→ https://youtu.be/MC1on6SaSnw?si=a2UG03z0cqgXazL9 【発売】 2022年10月 東京を中心に活動するエレクトロ・ロックバンド、mismatch-smileによる1stアルバム!! 荒々しいサウンドや展開を織り交ぜつつ、多彩なルーツから作られた形容する言葉が見つからないほどの独創性を持ったアルバム。一貫してキャッチーさを保ったまま深く練られた楽曲の中、サウンドと言葉にじっと耳を傾けては聴き惚れる音楽です。 1曲目「flow」クラシカルなピアノから始まり、一気に飛び立つようなテンポ感と爆発力のあるサウンド。目まぐるしいアレンジにドキドキさせられ、そのまま突っ走って終わるめちゃくちゃすごい曲。壮大な曲に乗せて今目の前にあることを綴ったような詩がロマンチックでいいです。 4曲目「ma ta ne」ゆったりとしたテンポ。音の粒が全て強いインパクトを持っていて、そのコントラストで滑らかな歌のメロディがグッと活きる曲。ラストのサビでガツンと強くなるサウンドが爽快で、そこに乗る晴れやかな歌、そしてそこからアウトロのバイオリンにつながるところめちゃくちゃ美しいです。 8曲目「eve」サンプリングした打撃音たちとエレクトロノイズとで作られた歪んだ空間の中、メロディのくっきりした歌が響く曲。目を閉じて聴くと宇宙の中をぷかぷか漂うような感覚、道案内をしてくれる歌にゆっくりと導かれながら、ラストに向けて少しずつ増えてくる音階を持った音が終着地点を演出してくれます。かなり鋭い打撃音を多用しているのに、どの瞬間のどの音もしっくり気持ちよくて、ずっと聴いていたい曲です。 多彩という言葉には収まらないほどの色んな面を持った曲たちが、高いセンスと深いルーツによって意志を持ち繋がれていく、そんなアルバムだと思います。すごいです。
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ドーラ / young thoughts
¥1,000
【収録曲】 1. とり 2. 中学生 3. あなたの中身 4. うそつき 5. 手紙 6. 右手 7. さかみち 8. ともだち 9. 【発売】 2017年10月 大阪を中心に活動する弾き語りアーティスト、ドーラの9曲入りアルバム!! 鬱屈とした薄暗い日常、そんな自分の中にある迷いと光を描いたようなアルバム。音楽の中に感情の渦がぎゅっとこもったエネルギーのすごい音源。 2曲目「中学生」"ほっぺたを赤くして自転車で走る中学生"とその周囲に実際にある描写を言葉で紡ぎ、心境や感覚を音で表現するような曲。僕はバイトを飛んで一人で公園でぼーっとしてる時の感覚を思い出しながら聴いてました。何か物語のある現象を前にして、取り残されている絶望感と開放感をじんわり身体に感じて吐きそうになるひとりの時間。音に乗ったものをどう感じるのかは聴いた人それぞれだと思いますが、何かを勢いよく掻き立てられる曲。 6曲目「右手」夜を描く細やかでしっとりとしたギターとコーラス、音のモヤの中で手を引っ張って連れて行ってくれるような歌、目を閉じてじっくり聴くと深いトランス状態に誘われます。抽象的な言葉の中に散らばった"心臓"や"右手"というリアルな言葉がドキッと来るというか、現実と夢の間を行き来させられているすごい怖い感覚になります。 どの曲も完成度は素晴らしく色濃く世界があって、深い催眠に連れて行ってくれます。しかし、その一つ一つの体験に何を捉えるかがすごく自由でゆとりがあり、きっと自分の気分や年齢によって感じ方が変わるんだと思います。自分の感覚を好き勝手に研ぎ澄まして聴いてほしい素晴らしい音源。
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TTUD / TTUD 2
¥1,500
【収録曲】 1. 渚まで 2. サイクル 3. 凍る声 4. Tamiflu 5. In The Haze 6. カモフラージュ 7. 鏡 8. Wiped Out 9. Days Slipped By 10. Collective Past 11. まなざし 12. わざと 【発売】 2022年7月 【発売】 2022年 東京を中心に活動するオルタナティブバンド、TTUDの2ndアルバム!! 広く鳴り響くサウンド、耳心地のいいコード感、トリッキーなのにしっくり踊るリードギター、全てが耳心地よくてつい聴き続けてしまう爽快なアルバム。3曲目「凍る声」力強く高音域で突き抜けていく歌、勢いよく前につんのめるようなビート感、大きな静と動をを使った曲展開。暗さや激しさを持ったままに走り抜けていくかっこいい曲。4曲目「Tamiflu」リフが良すぎる曲、個人的にこの音源の中で1番好きです。タイトなビート感で音一つ一つをしっかり聴かせる曲。耳に馴染んできたリフが曲の後半でどんどん切ない感じになっていってめちゃいいです。夏のお供に、バッチリ間違いない音源。
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S.L.N.M / 健全
¥2,000
【収録曲】 1. 不健全 2. 冷たい足 3. AGURA 4. かっぱ 5. STIMULATION 6. My life 7. 健全 feat.マチコ(裸繪札) 【MV】 健全 feat.マチコ(裸繪札)→https://youtu.be/r0FcyUqda9Q 【発売】 2022年5月 大阪を拠点に活動するHipHopグループ、S.L.N.M(サルノメ)の7曲入りEP!! 多彩な声色とラップが押し寄せます。ダークさとキャッチーさが妖艶に混ざり合い、心地の良いバグに浸れる名盤。2曲目「冷たい足」1曲目から不穏なピアノを引き継ぎ、ノイズと女性ボーカルで宙に浮かせてからどしんとくる男性ボーカルのリリック、めちゃくちゃ気持ちいいです。リズミカルに入るノイズと声のアンサンブルが最高に美しいです、曲後半の畳みかけマジで気持ち良いです。3曲目「AGURA」アッパーな入りからのドスの効いたビート、派手なラップと渋く沈むサビとのコントラストがクールでカッコいい曲。低音を唸るシンセベースが、単調なはずなのにずっと耳に残ります。6曲目「My life」キャッチーなキーボードとメロディアスな歌が、重く響く低音の遥か上空を舞うような歌。交代で色々なリリックが飛んでくる楽しい曲です。淡々と鳴るキーボードがチカチカ眩しくて、おどろおどろしいカラフルさを演出します。重いのにキャッチー、不思議と同居する素晴らしい名盤。
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HOME IS A FIRE / Still Fighting It
¥2,420
【収録曲】 1. SAKANA 2. Night Through 3. Berserk 4. Dark Side Coast 5. Collection 6. To Narrow 7. Speed Way 8. Togire Togire 9. In The Room 10. Innocence 【MV】 SAKANA→https://youtu.be/TGKfWg91Gdg Night Through→https://youtu.be/-iOqF7ESp8Q 【発売】 2021年12月 東京を中心に活動するオルタナティブバンド、HOME IS A FIREの10曲入りアルバム!! 重みと爽やかさ、気だるさと活気、矛盾を矛盾のままに音楽として昇華されたある種の深淵的な音源、不思議な強さに撃ち抜かれます。MVにもなっている1曲目「SAKANA」グルーヴでインパクトを帯びたシンセサイザーがかなり特徴的、ミドルテンポで真っ直ぐ揺らしながら展開とサウンドでドキッとさせてくれる曲。鋭いギターと跳ねるキーボードが荒波を起こす間奏、光に向かって泳いでいくようなラストの展開、音の描写力がとてつもなくてびっくりします。本当にさっきまで海の底にいて、今自分が大海原に投げ出されている気になってきてめちゃくちゃ気持ちいいです。5曲目「Collection」薄暗く不穏な空気の中、異質に光るサビの存在感がデカい曲。上げるというより輝かすという感じのコード展開やサウンドメイクが洗練されていてすごいです。最後の方にどんどん遠くの方に飛んでいってしまうような展開は、何かを捨て去って飛び立つような感じですごく美しい感じです。9曲目「In The Room」この曲が個人的にこの音源の肝かなと聴いていて思いました。荒ぶる自分の中の闘志と狂気を部屋の中で渦巻かせ、少しだけ見えた気がする光に向かっていくような曲。アルバムタイトルであるstill fighting it、部屋の中で己と戦闘中な感じが僕はしました。そこから繋がる最後の曲「Innocence」音源通して漂っていた薄暗さを一気に薙ぎ払うようなきらびやかで美しい曲。渋いサウンド・ラインで唸るギターの不思議な馴染み方、そしてそのギターのままにサビでハミングと呼応するのがマジですごいです。メロディも曲展開もかなり攻めた感じなのに超速ストレートの鮮やかさ、恐ろしい表現力。この音源はめちゃくちゃ聴いて欲しいです、音楽の一つの可能性が極限まで引き出された洗練された名盤。
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初期のand young... / Live At Christmas City
¥1,800
【収録曲】 1. 不幸なオトコ 2. C.O.L.O.R 3. PRIDE 4. ポップコーン 5. MABOROSHI 6. 夏の終わり 7. CANDY 8. 夜明けのマエ 9. SUMMER 【発売】 2019年9月 関西を中心に活動するオルタナティブバンド、初期のand young...の9曲入りアルバム!! ベースレスのツインギター、ギラギラに鋭利な変態的オルタナティブ、つんざくようなギターと気だるくうなる歌、ドシンとしたリズムから放たれる怪しく躍らせる音源!! 2曲目「C.O.L.O.R」質感自体は優しいギターなのに聴いたことないようなコード感が押し寄せる曲です。ベースレスを感じさせないグルーヴ力と長い尺でじわっと持ってくる曲構成、夢の中に入っていけるような心地よさがあります。4曲目「ポップコーン」アップテンポ目の前のめりな曲、どの辺りがポップコーンなのか何回聴いても全然分からないのですがめちゃくちゃカッコいいです。ガンガンにリフで揺らしながら最後の方でアンビエントになっていって、ラストに不思議な締め方をします。ユーモアありつつもかなりソリッドな曲。9曲目「SUMMER」低いところでじっくり揺らすようなリフ、淡々としたメロからサビでグンと伸びる王道的アレンジ、節々に顔を出す尖ったアレンジがより真っ直ぐな曲の強さを引き立てます。ルーツを何度も解釈し直して洗練されたような、スカッとする気持ちのいい音源です!!
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ANYO / In My Book
¥1,500
【収録曲】 1. to 2. in the end. 3. inside 4. rule 5. i 6. site 【試聴】 i→https://www.youtube.com/watch?v=U2txa1Ohqbw site→https://www.youtube.com/watch?v=NU7y_7NRnD0 【発売】 2018年1月 東京を中心に活動するエレクトロバンド、ANYOの6曲入りミニアルバム!! 広すぎるルーツ、正直僕もルーツはよくわからないのですが、とにかくハンパじゃない奥行き。「テクノ、ブリストル・サウンド、トリップ・ホップの要素を楽曲に取り入れつつも、それだけに囚われない楽曲」と公式で書いてあります!! とにかく美しい爽快感が止まることを知らないアルバムです。1曲目「to」アンビエントと強いリズムとの交差、モヤっと広がって行く妖艶な歌とサウンドの世界観、ベースが全体の舵をとる曲。空間的ながらもグッと迫ってくる圧力のある面白い空気感、すごいです。それから5曲目「i」不穏な空気感、おどろおどろしく揺れるサウンドと伸びやかな歌、4つ打ちのキャッチーさが毒々しく光ります。なんというか、浮遊感がヤバいというか、聴けば聴くほど飲み込まれて行くような面白いアルバムです!!
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Aysula / THEORIA
¥3,600
※この商品はDLコード付き12インチのレコードです。 【収録曲】 A1. 衛星ヲ通シテ A2. magnet song A3. roar A4. enemy A5. unenlighted A6. fallacy of hatred B1. theoria (Inst.) B2. 靉光 B3. ex-garden B4. distance B5. twelve 【MV】 roar→https://youtu.be/N00v2ZUdwAA twelve→https://youtu.be/kIUAjz_y90s 【Traler】 https://youtu.be/ZDcwqIHvtRQ 【発売】 2021年11月 名古屋を中心に活動するシューゲイザーバンド、Aysulaのフルアルバム・アナログ盤!! もう最初から最後まですごい音源。実験的なサウンドやプログレっぽいビートで新音楽を開拓しながらも、古くから繋がれてきた音楽へのリスペクトを持つ硬派さは損なわない、まじで唸る音源です。MVにもなっているA面3曲目「roar」ビート後すぐ入る爆音だけですでに痺れます、悪そうな音がたまらない。変拍子のビートが全く違和感なく轟音ギターとシンセに完璧に調和し、その超バランスのままに前のめりにグングン回っていく曲構成。ほんとに素晴らしい名曲です。B面4曲目「distance」薄暗く荒々しいこの音源の中で目を引くきらびやかでキャッチーな曲。くっきりと開いた中音域を表現力の高い男女ボーカルが縦横無尽に歌います。最後の方でグングン上げていって羽ばたいていくような、美しい体験的音楽。音源のジャケットマジでそのまんまというか、空気感の一致具合は普通にすごい。飾ってよし聴いてよしの名盤だと思います!!
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corner of kanto / 昼の庭
¥1,650
SOLD OUT
[収録曲] 1. 私たちの伴奏曲 2. 浅川 3. 暗渠 4. 不明の季節 5. 昼の庭 [MV] 私たちの伴奏曲→https://youtu.be/xSr6R1u2yek 浅川→https://youtu.be/uoEDvr79TDo [発売] 2017年12月 東京を中心に活動するロックバンド、corner of kantoの1st アルバム!! プログレやポップスをメインとしつつ、様々なジャンル・音楽を飲み込み、どこまでも「自分たちの音楽としての表現」に真摯に向き合っているストイックさを感じさせられるアルバムです!! 持ち味である甘く淡いボーカルを軸に、四方八方からの音のアプローチを1曲1曲ごとに驚いてしまいます。アルバム始まっての1曲目での音が飛び散っている不思議な心地の悪さが、3曲目の途中から快感に変わってゾクゾクしてきて、5曲目終わった後にはまるで全身が水の中に浸かってたかのような錯覚を覚え、余韻がえげつないです。すごいアルバムです!!
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Creamcan. / Suffocating,Nannequin,Wedding
¥600
【収録曲】 1. Suffocating 2. Nannequin 3. Wedding 【発売】 2019年6月 和歌山を中心に活動する2ピースオルタナバンド、Creamcan.の3曲入りEP!! バキバキに尖ったサウンドながらも終始漂うロカビリー感、散ったルーツをパワーでねじ伏せて放つような音源。勢いのあるグルーヴ感、ツッコミ気味なドラムとソリッドなリフとの相性が抜群です。ギターソロと言えるかどうか危ういぐらいにうなりまくるパワープレイ、ギラつく衝動にキュンときます。まだまだ荒削りながらも、ギュッと熱のこもった音源です。
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Creamcan. / Obscure But Loud, I'm Beyond Description
¥1,500
【収録曲】 1.Obscure But Loud 2.Suits 3.Ashuri 4.Redundant Girl 5.Sparkle Thorns 6.I Want To Be Your Cancer 【発売】 2021年5月 【MV】 Suits→https://youtu.be/w-oVovd92X8 大阪を拠点に活動するツーピースグランジバンド、Creamcan.のミニアルバム!! 荒々しさをより鋭利に追求し続ける、その姿勢と到達が目に見える素晴らしい音源です。MVにもなっている2曲目「Suits」タイトなリズムと妖艶なギター。うねる歌とギターの絡み合いが作り出す退廃的な空気と切迫感、クールに作り込まれたきめ細やかな曲です。4曲目「Redundant Girl」ギターとドラムのツーピーならではのギターサウンドの作り込みがすごいです、浮遊感と攻撃性との波がきれいな曲。尖ったコードの作りからは考えられないキャッチーさ、爽やかかつダウナーな曲。5曲目「Sparkle Thorns」柔らかくゆるく、抜けの良さを重視した曲。メロディもサウンドもポップなのに漂う危うさ、ぞくっとくるような妖艶さはめちゃくちゃに心地のいい曲。音源ごとにバンドの色味というか、圧倒的なオリジナリティが光っていってるすごいバンドです、今回はまたさらに存在感の増した躍進の音源です!!
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GOZORO'P / 人
¥700
【収録曲】 1. 人 2. ターンテーブル 3. 革命 【発売】 2019年5月 京都を中心に活動するガレージ・ヒップホップバンド、GOZORO'Pの3曲入り音源!! クールかつホット、芯の通っためちゃくちゃカッコいい詩がぶっ刺さります、必聴!! タイトなリズムの中に歌と全ての音で鮮やかな波を作る名盤です。1曲目「人」この音源のリード曲であり、間違いなさすぎるど名曲。抜群すぎるギターリフ、音の出し入れで魅せる曲構成、そのど真ん中から突き抜ける歌。かなり洗練された、人の業と欲を力強く表現する曲です。2曲目「ターンテーブル」アッパーで実験的な曲、ロックンロールやガレージな要素とヒップホップの歌が危ういバランスで成り立つクールさ、前のめりで攻めた曲調にガツンとやられます。それから3曲目「革命」ミドルテンポの歌モノ、ドラムが流れの指揮を取るようなビートアレンジ、メロディックな歌と水水しく響くギターサウンドがすげぇ心地いいです。広いルーツを飲み込み独自の形で放出する存在感抜群の音源、マスト!!