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ハヅメ / 記録
¥1,000
【収録曲】 1. 4日前 2. ゆうげ 3. 雪駄 alternative ver 4. 天国はもう 【発売】 2025年7月 大阪を中心に活動する弾き語りアーティスト、ハヅメの4曲入り音源! 四畳半での暮らしの中にある景色と感情を、よりリアルに音楽の中に込め、人生の中の瞬間を切り取ったある種コンセプティブなアルバム。 2曲目「ゆうげ」コーラスで声を増幅させ、現実と妄想の間の行き来を描いたような曲。人間のリアルな感覚が付かず離れずに宙を舞っている感じの詩がギターとリンクしていて心地良いです。 4曲目「天国はもう」暮らしの中で上下するやる気だとか意欲だとか、その流れの中から憧れたものを見上げている感じのイメージがしました。テンポチェンジとギターリフで描写しているのは煌びやかな川の流れ(多分)、自然と暮らしの対比の狭間に吹く風を気持ち良く感じられる曲。 ハヅメがこのアルバムを作っていた四畳半の部屋は僕の家の隣です。ハヅメはもう引っ越しちゃった(徒歩1分の部屋に)けど、このアルバムを聴くとその部屋に焼きついたハヅメのイメージとか妄想とかがまた浮き上がってくるような。 アルバムタイトル「記録」には”事実”よりも”感覚"の意味合いが強くある感じがします。”事実”はまだ部屋が残っているので……。 でもその部屋は近いうちになくなるわけで、そうなると”感覚”を記録したこのアルバムだけが残る。誰かがこれを聞いて繋がった時、このアルバムの「記録」が意味を成すのだろうなと思います。
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E.T. Explore Me/ Drug Me
¥2,530
【収録曲】 1. Boots 2. Punch 3. Ark 4. Drug Me 5. Radiate 6. 98% 7. Imperia 8. J 9. Drip 10. SIC 11. President 12. Lipstic vibrators 13. Noon 14. Caballero 【MV】 Boots→https://youtu.be/ee6DdoXQHr4?si=gwE6uwmlxs-nyl4G Drug Me→https://youtu.be/bJFJ78zeMdM?si=IBvzvld7wHsC4uA5 【発売】 2024年 オランダのハールレムから、14曲入りサイケ・ガレージロックアルバム!! アルバムタイトル『Drug Me』の通りかなりドラッグ感のあるアルバム。サイケであり実験音楽でありロックンロールであり、多岐に渡った派手なルーツをガレージロックにまっすぐ落とし込み、渋い土台の上でカラフルな色合いを作り出しています。とにかく心地よくトリップできる名盤。 MVにもなっている1曲目「Boots」曲冒頭のドラムの入り方からキレッキレ。甲高いキーボード?ギター?のリフでの掛け合いがとにかく耳に残り、どんどん頭の中で反響してく音たちが独特の曲展開によりかき乱され、爆音で一気に目がチカチカする感じになります。名曲。 基本的にミドルテンポとスローな曲が多いのですが、そんなアルバムの最後の方に現れる13曲目「Noon」は凄まじいです。サウンドこそこのバンド特有の毒々しさはあれど、ボーカルと曲自体は完全なハードコア。アルバムの流れでの爆撃感がすごかったです。 かなり作り込まれた作品で、最後まで通して得る快感があります。必聴です!
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YHWH Nailgun / 45 POUNDS
¥6,100
【収録曲】 1. Penetrator 2. Castrato Raw (Fullback) 3. Pain Fountain 4. Animal Death Already Breathing 5. Ultra Shade (Beat My Blood Dog Down) 6. Iron Feet 7. Tear Pusher 8. Sickle Walk 9. Blackout 10. Changer 【MV】 Castrato Raw (Fullback)→https://youtu.be/41flmWt-9l8?si=bTKVkxOUFv6P3RUj 【発売】 2025年6月 ニューヨークのブルックリンから、マスロック・エクスペリメンタルLP!! 5秒ぐらい聴いた瞬間から「これはヤバい」でした、ほんとにすごい。バンドとしてのグルーヴ、楽曲センス、サウンドメイク、エネルギー、その辺りがすごいのはもう当たり前で、その上で惹きつけられる圧倒的な存在感。このバンドの出現にCD屋という立場で立ち会えたことが嬉しいなと思いました。 MVにもなっている2曲目「Castrato Raw (Fullback)」音数は少ないのに凄まじい重圧、重なる打楽器の音一つ一つに感じるこだわり、飛び跳ねるようなサビ、爽快感とトリップ感が同時に押し寄せてくるような。細やかな音の使い分けがすごくて、トリッキーなことをしているのにもかかわらず自然な感覚に寄り添ってくれる感じがします。作り込みが恐ろしい。気だるいままに炸裂するボーカルの破壊力もすごいです。 4曲目「Animal Death Already Breathing」少しロウテンポ、不思議な拍子とサンプリング音でゆっくり持っていってくれる曲。耳をこのバンドの空気にだいぶ慣らされてからくる曲なので、とにかく心地よさがあります。 重くて爽快で、退廃的な空気にどこかリアリティのがあり、飲み込まれる迫力のある名盤です。
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colormal / 夜に交じる人たち
¥2,800
【収録曲】 1. 放銃 2. 獣たち 3. 再放送 4. 発光 5. ⻑い夢 6. アドレセンス 7. wrong song 8. 東京(2025) 【MV】 長い夢→https://youtu.be/BiFBnGWoEw8?si=Q52pHdtaJ-9wanrT 【発売】 2025年7月 大阪を拠点に活動するオルタナ・インディーロックバンド、colormalの3rdアルバム!! 現代に日本語ロックの存在と姿勢を叩きつけるような音楽的正当性、サウンドとアレンジでくっきりと魅せる情緒豊かな描写、バシッとクールなアルバムです。 2曲目「獣たち」予想外に展開する前衛的な曲展開、コーラスで膨らむグルーヴィーなサビ、このバンドの個性みたいなのを1曲のみでガッツリ打ち込まれる曲。個人的には1サビのハイハットの16ビートがやばくてすごく好きです。抽象的な歌の中に豊かな色が徐々に広がっていって終わる名曲。 6曲目「アドレセンス」重たいテンポとビート感、のびやかなギター、丁寧に紡がれる言葉の巧妙な光と闇の共存。全てのパーツが完璧に絡まり合い、演奏者と曲そのものが一緒にグルーヴしているような力のある曲です。ギターの細かなタッチが気持ちいいです。 広いルーツと多彩なアプローチ方法を持ちつつも奇を衒わずに楽曲に真摯で、ここぞというところでがっつり魅せてくれるアルバムです。
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こすけ / Percussion of Locarythm
¥1,000
※この商品は音源DLコード付き写真集です。 【収録曲】 1. Lost 2. Chidorionsen 3. Tomodachinoheya 4. FIGYA 【発売】 2025年7月 僕のソロの作品です。 僕が普段からやっているメタルパーカッションでの演奏はもちろん、働いている銭湯で桶や掃除用具を叩いたり、近所のゴミ屋敷に落ちているものを叩いたりして、その音と写真を収めた音源付き写真集です。 タイトルである"ローカリズム"をテーマにした作品で、日常を過ごす自分となにかしらの活動を行う自分、人としての曖昧な境界線について考えるきっかけになればいいなと思って作りました。 音はドロップボックスでダウンロードするか、YouTubeで聴くか、どちらかになります。 ぜひ手にとってください!
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NA/DA / REPETITION
¥2,500
【収録曲】 1. KLOKKE 2. かくれんぼ 3. SONG T 4. BLACK COFFEE 5. 10/8 FUNK 6. S/S/D/Z 7. WHITE 8. SPOON 9. LEAFLESS TREE IN ASIA 10. CONTINUOUS WORLD 【Trailer】 https://youtu.be/7NJ2m0Km9n8?si=XSnV3dV_jK469Pux 【発売】 2023年7月 東京を中心に活動するマスロック・エクスペリメンタルバンド、NA/DAの10曲入りフルアルバム!! 前衛的なチェロ、対比の強い男女ツインボーカル、エレクトリックなサウンド、肉体的なドラム。混ざり合うのが難しい個性たちがドロドロに溶け合って生み出される美しいグルーヴ、洗練された最前線の現代音楽。 2曲目「かくれんぼ」男性と女性のツインボーカル、ダブっぽいビートに心地よく揺られながら、移ろっていくサウンドの波に流されていくような。パワフルなドラムの上に乗るシンセサイザーとチェロの妖しいトリップ感、心地よくて気持ち良いです。 5曲目「10/8 FUNK」タイトル通り、ビートが10/8になっている(多分)曲。ファンク調のアッパーなギターと奇怪な変拍子、言葉遊びのような詩でユーモラスに乗せてくれる曲。トリッキーなビートがすぐに耳に馴染んできて楽しいです、チェロのアンビエントっぽさが聴く側のビートの解釈を広げてくれてるというか、いい感じにハブになってる気がします。アプローチの多彩さが流石だな〜な曲。 9曲目「LEAFLESS TREE IN ASIA」個人的に1番好きな曲。妖艶なリフをそのままに、その上でチェロとギターとヒップホップ調のボーカルと女性コーラスで遊ぶような。詩を聞いている感じ、タイトルの"LEAFLESS TREE"は多分ビルのことで、都会にある路地や隙間にロマンチックな夢を観ているとも捉えられるし、発展する社会に対するアンチとも取れる……ような、くっきりとした描写とゆとりのある解釈を作り出している名曲。聴くだけで街を観る角度をガラッと変えられる素晴らしい音楽です。 ずば抜けた技術と表現力があり、それでいてユーモアもあり、これを音楽と言わずして何が音楽といえる楽曲たち。ぜひ聴いてみてほしいです。
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夜はいつでも回転している / Resonance
¥1,500
【収録曲】 1. Resonance 2. Dark Side of the Moon 3. 時空が捻じ曲がる 4. Afterglow 【MV】 https://youtu.be/pno3FKdOxD4?si=xwpRRXrSpNO2NXXV 【発売】 2025年5月 東京を中心に活動するサイケ・マスロックバンド、夜はいつでも回転しているの4曲入りEP!! 新進気鋭の音創作、ひたすらに鋭く磨きをかけた音の掛け合いで作り上げられた音源。機械的な冷たさとグルーヴィーな人間臭さとを上手く使い分けつつ魅せてくれる名盤です。 2曲目「Dark Side of the Moon」Pink Floydのアルバム名を冠した曲。雰囲気やサンプリング音の織り交ぜ方にはリスペクトを感じつつも、Pink Floydに対する再解釈なのか否定なのかは不明。というか普通に関係ない可能性もある。ゆっくり聴き比べてみるのも楽しい。ドラムとギターとベースで作り出した重たく前のめりな楽曲の上にシンセサイザーが散りばめられ、どんどん深く落ちていくバグ感が気持ちのいい曲。 3曲目「時空が捻じ曲がる」綺麗にトリップさせてくれます、構成と展開の自然さが美しくも生々しい曲。ルーツに音楽よりもドラッグ映画とかキューブリック映画とかの影響の方が強く感じます。音の抜き差しに詰まったセンス、妥協のなさ、素晴らしいです。 人の多い駅でのしんどすぎる乗り換え時、イヤホンで爆音で聞くと気持ち良いです。
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corner of kanto / 耀く池
¥2,200
【収録曲】 1.詩を書く青年 2.堰堤 3.鉄道 4.踏切 5.団地 6.稲穂の海 7.輝く池 【MV】 稲穂の海→https://youtu.be/5XNFXNGEV1w?si=wjwDNXaphYBMmiRl 【発売】 2025年2月 東京を中心に活動するプログレ・フォークロックバンド、corner of kantoの2ndフルアルバム!! 観た景色の感情や歴史や匂いまでを徹底してリアルに追求し、とことん突き詰め、その末に出来上がったのは常識はずれにプログレッシブなフォークソング。どこかで感じたことのある風がさっと吹き抜けるアルバム。 2曲目「堰堤」一音目から音の洪水、タイトルからイメージするに勢いの良い水の流れだと思います。山奥にあるデカいダムを観た時の感覚を、実際に観た時よりもリアルに感じれます。変拍子はこのバンドにしては比較的に少なく、またコードもキャッチー、ストレートにヒリヒリくる力強さを音で表現しています。言葉と歌は自然、音は畏怖、美しい曲です。 5曲目「団地」人の営みの積み重ねで生まれた場所や空気を描いたような、かなりキレキレな楽曲。変則的なビートと心地のいいメロディとの混ざり方は唯一無二。良い面も悪い面も全て肯定するような包容力のある描写センス、5:37という曲の尺が一切無駄のない完璧な曲構成。展開もアレンジも珍しいのにあまりにも正しく響く名曲です。 7曲目「輝く池」田舎の綺麗な景色をぼんやりと電車の窓から眺めている時みたいなイメージの曲。ポリリズムみたいなビートの揺すりはありつつも、曲全体としては真っ直ぐ前に進んでいくイメージ。音の空間を上手く使って幅の広い音域を行き来するボーカルを活かし、爽やかかつロマンチックに魅せてくれます。 イヤホンやヘッドフォンでじっくり家で聴くのもいいし、散歩しながら聴くのもいいし。高すぎる完成度ながらも解釈にゆとりを持たせてくれていて、聴く側はいつ聴いても楽しい名盤です。
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死んじゃうじゃんか / 死んじゃうじゃんか
¥1,100
【収録曲】 1. 確かに不確か 2. オートメーション 3. 人工衛星 4. 溢れる 【発売】 2015年4月 【MV】 溢れる→https://youtu.be/rTIl1p2I_hY?si=zCcjcYioKFHC1JFj 【ライブ映像】 https://youtu.be/8Fe9y66-5fA?si=Sz3x67uI6Xk5HOX5 東京を拠点に活動するオルタナ・サイケバンド、死んじゃうじゃんかの4曲入り音源!! ゆっくり体の奥底までに入ってくるサウンドの波、派手さも荒々しさも美しさも全部あって、でも全部ないような気もする、音楽に飲み込まれた先の体感でしかない高揚感。楽器一つ一つが渋く響く丁寧なアンサンブル、技巧派でありながら肉体派な音源。 1曲目「確かに不確か」ライブでよく聴く曲、古い音源だからなのかテンポはかなり早め。ベースのダンス感がかなり強く、これはこれでなかなか……良い!という感じ。タイトル通りのゆらっと鬱屈とした詩と力強いアレンジ、タイトルの"確か"と"不確か"のコントラストがくっきりと表現された名曲。 3曲目「人工衛星」死んじゃうじゃんかと言えば!な僕的代表曲。10分を超える尺をじっくりじっくり聴かせてくれる曲。夜の街と宇宙を交差させていく、みたいなかなり挑戦的な楽曲テーマを、言葉数少なく丁寧にアレンジで魅せていく驚異的な表現力。浮遊感と爽快感、トリップ感、最高です。 無邪気さとストイックさのバランス感が楽しい、音楽愛びっしりの4曲です!
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死んじゃうじゃんか / 溢れる
¥1,100
【収録曲】 1. 溢れる 2. ミッドナイトライダー 3. 人工衛星 【発売】 2017年7月 【MV】 溢れる→https://youtu.be/rTIl1p2I_hY?si=zCcjcYioKFHC1JFj 【ライブ映像】 https://youtu.be/8Fe9y66-5fA?si=Sz3x67uI6Xk5HOX5 東京を中心に活動するオルタナ・サイケバンド、死んじゃうじゃんかの3曲入り音源!! 伸びやかな音が活きるサウンドメイク、風通しはいいはずなのに息苦しく閉じ込められ、その不自由が心地よさに化ける瞬間にロマンチズムのこもった音源。 MVにもなっている1曲目「溢れる」生きづらさと救いを綴ったような詩、伸びていく言葉の中に脱力感と力強さの両方が同居していて、その不安定さを音で増幅させているような感じ。歌がしっかり活きるある種の王道的な曲構成ながらも、気づけばトリップさせられるギターサウンドの作りが流石です。 2曲目「ミッドナイトライダー」ライブでは聴いたことがないのですが、ダブチックでヒップホップな一曲。これはこれで……とずば抜けたセンスを感じます。渋く煌めくビートとギターをコーラスワークで賑やかし、世俗と夢想とのブレを楽しめる曲です。酔っ払って深夜に聴くとめちゃくちゃ上がると思います。 3曲目「人工衛星」1曲目は夕暮れ、2曲目で夜、そしてこの3曲目で一気に違う時間軸に引っ張り込まれる感じがします。リアルなのに気づけばファンタジー、ナチュラルな推移があまりに心地良い。この"人工衛星"という曲は、個人的には音楽史に残る名曲だと思っています。録音の音バランスも完璧で、ライブとはまた違った飛び方をさせてくれます。この曲が生まれてくれてよかったです。 イヤホンなりヘッドフォンなりで、丁寧に誘われてください。最高の音楽体験。
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扇芝智也 / スコープ
¥2,800
【収録曲】 1. 雫 2. ステラ 3. ERROR 4. 潜水 5. CITY 6. SCENE 7. たからもの 8. スコープ 【発売】 2024年10月 【ライブ映像】 https://youtu.be/tnq8IwIhZVc?si=U4BtjttITiPoB9-Y 大阪を拠点に活動する弾き語りアーティスト、扇芝智也の音源付き歌詞集!! 画家の橋本絵里奈さんが扇芝智也の楽曲一つ一つに作品を当て、全ての歌と全ての絵とがリンクする音源集兼画集。絵と音楽、二つの切り口から想像させられるのは、日常の中でふわっと漂う妄想と現実の狭間の不思議な空間。夢っぽいような現実だったり、憧れたものだったり、諦めたものだったり。 じっと歌詞と絵を見ながら音楽を聴いていると、何がなんだか分からなくなるような不思議な気分になります。 ミクスチャーアートの可能性を広げてくれる作品としての快作。
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雨市 / カントリー
¥2,000
【収録曲】 1. カントリー 2. SOS 3. 蛇口 4. ファンクポップ洗濯ロール 5. 最下位 6. 青春サブマリン 7. こわれていく 8. 時計 9. 6段変速 【発売】 2024年1月 大阪を中心に活動するフォークロックバンド、雨市の9曲入りアルバム!! 20年以上活動し、長くオルタナティブにブルースを追求する雨市。まだまだ続いていく最中でありながらも境地、サウンドも言葉も楽曲の魅力も凄まじい名盤です。 アルバムリード曲でもある1曲目「カントリー」、ミドルテンポながらも跳ねるように力強いドラムが、耳心地よく覆うギターサウンドを勢いよく流し込んでくれます。豪快な楽曲とは裏腹に、しんと伸びていくような言葉はゆっくりと頭の中でリフレインします。雨市らしいテンポの持ち上げ方も抜群に良いです。 6曲目「青春サブマリン」少しアップテンポ目、懐かしい町を久しぶりに探索するイメージの曲。Aメロとサビの言葉量の対比が面白く、目まぐるしく変わってく景色を想起させます。曲の中で過去と未来が繋がっていくような不思議な感覚があります、地元を散歩したくなる曲。 9曲目「6段変速」個人的に1番好きだった曲。イントロの入り方からすごいです、音楽の隙間の作り方がめちゃくちゃ美しいです。流れていく時間と6段変速の自転車をリンクさせ、グングン上がっていくスピードの中にある切なさだったりやるせなさだったりが描かれたようなイメージ。サビに入るたびに鳥肌が立ちます、女性コーラスの絡まり方が気持ちいいです。 どうしようもないことがあって、その上で自分がどう生きるのか、みたいなのをすごく考えさせられるようなアルバム。すごいです、かなりおすすめ。ぜひ聴いて欲しいです。
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ゆうさり / ほとり
¥1,500
【収録曲】 1. 百日 2. 朝の清冽 3. 揺り籠 4. みなし児とはこぶね 5. 輪 6. ほとり 【MV】 朝の清冽→https://youtu.be/I3aCdgQWeF8?si=6kaNvsFRPf2QuExA 揺り籠→https://youtu.be/OKtLWUzVdjk?si=5KFd1j1CUdEvCdjJ 【発売】 2024年9月 riko niikawaによるソロプロジェクト、ゆうさりによる6曲入りミニアルバム!! 聴き始めたらざわざわっとした気分になって、解いたらいけないような気がする自分の周りのものまで剥がされて、ちょっとずつ何もなくなって、アルバムを聴き終えた直後の無音がすごく心地良くなる、そんな音源。一切何も持たずにやらずに、目を閉じてこのアルバムに全ての身体を預ける時間を作ってみて欲しいな〜〜、と個人的に思ってます。 弾き語り音源というよりは総合演出音楽みたいなイメージ。必要な場面でビートを、アンビエントを、ギターを入れ、「この曲のこの場所に本当に必要な音は何なのか」とめちゃくちゃ丁寧に考えて作り込まれた軌跡を感じます。曲の瞬間瞬間にこだわり、ループや規則性をできる限りまでなくしたからこそ生まれる、自然体に1番近いような音楽。 曲の流れも本当に綺麗です。MVになってる2曲目の「朝の清冽」や3曲目の「揺り籠」も、単体で聴いた感覚とアルバムの流れで聴いた感覚は全然違います。MVで見ると「すごい良い曲!」って感じだけど、アルバムの中だと「大いなる流れの一部」みたいな。過ぎ去るような流れというより、乗せて運んでくれる流れ。 アルバムの中でのアクセントになる曲は、5曲目の「輪」なのかな、と思います。グンと曲が大きく広がる瞬間があるのですが、叩き起こされるというよりはその真逆で、より深いところに突き落とされるような感覚。 詩は断片的で、正直なところ「この曲はこういうことを言っている」というところまでくっきり理解するのは難しくて、ただ、散らばった言葉に曲タイトルからぼんやりと連想しながら耳を傾けるのが気持ちいいな、と思います。 「ほとり、畔、辺り。境目、きわ、水辺、"あらゆるほとりによせて"」と作者のrikoさんが書いてました。僕はなんとなく、最初、最後、廻る、みたいなぼんやりとしたイメージで聴いたかな、と思います。寂しいようで寂しくならない、なんとなく視界が開けるような、すごく良いアルバムです。
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Los Mohanes / La Tumbia
¥4,200
【収録曲】 A1. La Cumbia Salió De La Tumba A2. Porro Ninja A3. Cumbia Moribunda B1. El Bembeo B2. Congas B3. El Viento Del Mar 【発売】 2024年7月 【視聴】 https://youtu.be/nwLPfTF42jc?si=Zryhjx2_7HzxP9fl https://youtu.be/E8tmiAVfMXI?si=F6RLhmITos_vBXgk フランスから入荷、Los Mohanesによるテクノ・エレクトロ音源!! ジャンルはなんとも分からず、何度聞いても楽曲の構成やメカニズムは分からず。ただただ「これはすごい」と直感で感じて仕入れたこのLP。五感に滑り込んでくるような魅力があります。ジャケットの謎のおじさん二人が本人なのかどうかはかなり気になるところ。 2曲目「Porro Ninja」シンセベースの渋いリフの上でコンガ等の打楽器が鳴り響き、謎の掛け声のような声があちこちから飛び交うような楽曲。音色はほぼ変わらず、音数や音域を繊細にコントロールし、独自の間合いで作り出される波でトランスさせてくれる曲。気づかないうちにシンセサイザーが鳴り始め、おじさんの声も増えたり減ったりします。ゆっくりゆっくりしぼむ終わり方が渋すぎてかっこいいです。 3曲目「Cumbia Moribunda」この曲を聴いた瞬間に「これは!」とすぐに仕入れました。重たくユーモラス、実験的なのに聴きやすい。はちゃめちゃに色んな音が飛び交っているのに「これなんです」と思わされるヤバいバランス感覚。こんな楽曲が聴いてみたかったと思ってしまいました。ほんとに気持ちが良い。 ぜひ一聴してみて欲しいです。すごい。
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sickufo / sickufo2
¥1,500
SOLD OUT
【収録曲】 1 pool 2 ufo 3 ride around 4 she's so blue 5 after the matsuri 6 mado 7 hyoutenka 8 iwa wo kezuru 9 daywalk 10 baby in the car 11 wehavelove 【MV】 iwa wo kezuru→https://youtu.be/ZE6joKPo0Pg?si=AuTW7YG2_aFUJWdB 【発売】 2023年9月 東京を中心に活動するサーフ・インディーロックバンド、sickufoの2ndアルバム!! スカッとしたサウンドバランスの中で波を打つような温かいギターサウンド、鬱屈と煌めきを同居させ、音と言葉で魅せて聴かせる極上の音楽。ずっと好きでずっと聴けるアルバムです。 3曲目「ride around」やや遅めなミドルテンポ、ベースとギターの跳ねた響きの上に弾かれて揺られるような心地の曲。断片的に飛んでくる歌詞「ポップキャンディ」「信号機」「螺旋階段」等が音楽の中に尾を引いて残っていって、頭の中でゆっくりリフレインするような不思議な感覚。意識が散漫な瞬間を切り抜いたかのように感じる曲です。 6曲目「mado」部屋の中から窓越しに雨を眺めながら好きな音楽を聴き、ぼーっと色々考え、ふと窓を開けてみる曲。このバンドが切り抜いて表現する"いつかの瞬間"は、僕も普段気に止めないような瞬間で、ただsickufoの曲を聞くと、知ってるような知らないような景色を思い出しては「あの瞬間めっちゃ良かったな〜」となぜか思い返してしまう感じがあります。切り抜くセンスとその瞬間を表現する音楽センス、どちらもほんとにやばくて、この曲は特にそのどっちもが光ってる曲だと思います。 8曲目「iwa wo kezuru」少しアップテンポな曲。ゆっくりとした曲が続いた後に来るこの曲の荒波感がすごい。曲単体としてももちろんカッコいい曲なのですが、アルバムの流れで聞いた時の爆発力はとんでもないです。連打されるハイハットとかき鳴らすベースの"iwa wo kezuru"感がめちゃくちゃ気持ちいいです。 どの曲もすごいです、ずっとロウで美しくて心地いい。このアルバムが聴ける時代に生まれて良かったと思ってしまうぐらいの名盤。
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扇芝智也 / 遥か
¥1,500
【収録曲】 1. のあのあ 2. 徒然 3. 本心 4. 街鳥 5. 落葉 【ライブ映像】 落葉→https://youtu.be/wb_yNruZag0?si=j9pAwPUZy78Xg5xA 【発売】 2024年5月 大阪を拠点に活動するアーティスト、扇芝智也の音源付き歌詞集! 3曲目の歌詞の中にある「魂が先に」という詩が、僕はこの音源の核になる言葉なのかな、と思いました。進むことと、立ち止まるゆとりを持つこと、その歩み自体を美しいと思って、じゃあ自分はどうなんだろうなと考えながらも前に進む。葛藤という言葉ほどリアルではなく、どこかぼやけている思考がそのまま音楽に落とし込まれたような音源付きの歌詞集。 ちょっと前に扇芝は僕も住んでいる「千鳥橋」という町に引っ越してきていて、この歌詞集にはその千鳥橋の写真もたくさん載っています。 1曲目「のあのあ」真っ青な空と、その空を”のあのあ”と表現したあの子のおかげで、ほんの一瞬だけ軽くなった気分を描いたような曲。静かに響くギターのリフが、静かに救われた心と青い空とにリンクしていて心地がいいです。ふと空を見上げたくなるような曲。 4曲目「街鳥」この音源の中では唯一アップテンポな曲。素早く飛んでいく鳥を、無意識に流れていったり忘れたりしてしまっていることの無情さのメタファーとして表現したような曲。悔いる時間よりも次を見る時間を大切にしていこうぜ、みたいに僕は感じました。丁寧に熱がこもった曲、かっこいいです。 それぞれの曲に捕捉みたいな感じで手書きで言葉が書かれているこの歌詞集。アーティストとしての扇芝と、公園でぼーっとしている扇芝、その両方を目の当たりにできる作品です。
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kumagusu / 夜盤
¥2,200
【収録曲】 1. 夜来たる 2. 彷徨 3. yoru track 4. 芝浜 5. 温泉街 6. 変身 7. ルーチン 8. エッセイ 9. 精進 10. たばこを 11. yoru track # 2 12. あなたの主張 【MV】 芝浜→https://youtu.be/JsSqKo7OigU たばこを→https://youtu.be/rG0Qp1lJc68 【発売】 2019年10月 東京を中心に活動するオルタナ・サイケバンド、kumagusuの2ndフルアルバム!! 薄暗くも風通しのいい、言葉とギターの単音がうねうねと作り出す不思議なアンサンブル。特に何があったわけでもないのにハイになってふわつく夜にドンピシャでハマる、作り込みの凄まじい名盤です。 1曲目「夜来たる」曲のタイトル通り、そしてこのアルバムの冒頭にピッタリな、曲冒頭のリフに一瞬で引っ張り込まれるような曲。どうしようもなくなってしまって夜に引きづり込まったようなイメージの詩。プログレッシヴなビートの上でギターとベースの単音が絡まり合い、くっきりとしたメロディではねるボーカルにドキッとさせられます。 MVにもなっている4曲目「芝浜」曲の中に自然に入っているリードギターのメロディが、曲を聴き終えた後に耳に残って不自然だったような気がして、もう一度聴き直しては「これは自然とか不自然じゃなくて、かっこいい」と思った曲。すごく静かな雰囲気で音圧自体も軽やかで、なのにずっと目がチカチカするような眩さのある曲。独特の爽快感のある名曲です。 9曲目「精進」どっぷり沈んでいく自分の思考の中で「俺は精進するんだ」と言い聞かせ続けるような曲。キャッチーとも狂気的とも取れる抜群のベースのリフ、高い音域で綺麗にメロディを取るボーカルの表現力。徐々に開けていくような曲展開が壊れていく人の開き直りみたいで面白いです。 どこをどう取っても個性的で、なのにあっさり耳に馴染んで行っては引きずり込まれる最高級の名盤です!
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kumagusu / 経験/ゆっくりおどる人
¥1,500
【収録曲】 1. 経験 2. ゆっくりおどる人 【ライブ映像】 https://youtu.be/w2cdbl_zK7M 【発売】 2023年5月 東京を中心に活動するオルタナ・サイケバンド、kumagusuの2曲入りシングル!! 独自のブレンドで作り上げられた薄暗くも風通しのいい音楽、洗練された音の絡まり合いを真正面から感じられる2曲。 1曲目「経験」何かが足りていない、どうしても物足りない!と頭の中でぐるぐるしてて、まだ感じたことのない何かを求めているときの感じの曲。ちょっと前のめりなミドルテンポ、メロディックなベースが曲の骨になってるように思います。歌もサックスもドラムもギターも自由に波打ち、長めのアウトロでじっくり迫ってきます。心地よくも怖さのある曲。 2曲目「ゆっくりおどる人」ロウテンポでサイケデリックに揺れる曲。不思議な曲展開にじわじわ引き込まれ、"どうしたらいい?"という言葉と共にふわっと突き放されるように終わります。頭の中がごちゃっとした仕事・学校帰りにぴったりな曲です。 とにかく掻き乱される、重くのしかかるような音源です!
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扇芝智也 / 独白
¥1,200
【収録曲】 1. 鏡 2. あの頃 3. 青い春 4. 赤道直下、雨の町 5. 坂の向こう 6. 屋根の上の子供たち 7. パラシュート 8. 再生 【MV】 赤道直下、雨の町→https://youtu.be/jVCb2BRO3LI 【発売】 2023年7月 関西を拠点に活動する弾き語りアーティスト、扇芝智也の3rdアルバム。DLコード付きの歌詞集。 それぞれの曲の歌詞、彼の地元の写真、そしてそっと手書きで添えられた曲に関するエピソードやら思いやら。音楽を聴きながら本を読むという形で楽しむように作られた作品で、そこには真新しさというよりも、至ってしっくりくる扇芝智也という人間を間近で見る感覚。 文章や写真で補足している、と聞くと「説明しすぎでは?」と思う人がいるかもしれないですが、全くそんなことはなく、むしろ真逆。"音楽だけ"よりも少しだけ入り込みやすくなって、しかし言葉の解釈は委ねられたまま。ちょっと入り込んじゃった分より気になって作品に耳と気持ちを傾けられます。 扇芝智也、もとい、しばさんとはよく一緒にいる友人なので、この作品を出すにあたってたくさん喋っていました。しばさんはこの作品を作った後に「過去にようやく整理をつけられた」と言っていて、その過去のことは僕は知ってる話だからそういう風にこの作品を見てしまったけれど、そういう前情報なしに楽しんでほしいとも思います。 多分何かしらのしばさんの個人的な思いや感情がじわっと入ってくると思います。ぜひ体感してほしい一作。
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FNCTR / five
¥1,000
【収録曲】 1. 5_1 2. 5_2 3. 5_3 4. 5_4 5. 5_5 【視聴】 5_5→https://youtu.be/vEvWDt5M-TU 【発売】 2018年 京都を中心に活動するプログレ・マスロックバンド、FNCTRの1stアルバム!! 派手で強気なビートの上で繰り出されるセッションをしているかのような自由さと絶対にブレないキメの強さ、グルーヴという言葉がそのままに音楽という形になったかのような音源。 2曲目「5_2」ベースのリフとドラムで曲の骨組みを作り、キーボードとサックスが乗っかりつつ全てを破壊していくという感じの曲。ドラムとベースのみの間から散りばめられていた一瞬入る変拍子、その違和感がどんどん大きくなっていき最後には足場がなくなっていく曲展開。縦横無尽に駆け回るサックスの鳴り響きがよりディストピアっぽくてかっこいいです。 5曲目「5_5」刻まれるベースとシンセサイザー、アッパーな4つ打ちビートで始まる曲。サックスが増えて2本になって少ししてからベースが曲全体をグッと持ち上げ、そのままひたすら突っ走り続けるカッコ良すぎる曲。めちゃくちゃ楽しいです。一旦静かになってからスネアロールで入るところも最高。ずっと聴いて踊っていたい名曲。 かっちりと乗せる、その上で聴かせバグを作り出す。洗練されたかっこいい音源です!
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FNCTR / Lude
¥1,500
【収録曲】 1. Lude_1 2. Lude_2 3. Lude_3 4. Lude_4 5. Lude_5 【ライブ映像】 https://youtu.be/2IJ6SIqXskM 【発売】 2023年3月 京都を中心に活動するプログレ・マスロックバンド、FNCTRの2ndアルバム!! 一切予測のできない曲展開、なのにずっと置いていかれないビートの圧倒的完成度。重く鳴り響く重低音と自由に踊るサックス・シンセサイザーに痺れる凄まじい名盤。 2曲目「Lude_2」ベースが軸をとり、ドラムはビートなのかどうかもわからないほどド派手に動き続けます。ただずっと乗れるのはスネアの使い方、やばすぎます。色んな角度から色んな見せ場が押し寄せる怒涛の展開、ずっとドキドキさせてくれる名曲。静かになってゆっくりゆっくり上がっていく後半のところ、吸い込まれてく感じで気持ちいいです。 5曲目「Lude_5」他の曲はそれぞれ5分ほどですが、このラストの曲だけ11分あります。しばらく続く4つ打ちの真っ直ぐなビートの上で混ざり合う単音たち、最初こそ認識できていた一つ一つの音のラインがまるで雑踏のように一つの景色へと落ちていきます。そこから突然始まる怪しく薄暗くアッパーなパート、じわじわと暗いところに引き込まれていき、最後にぶち壊れてスパッと終わります。何かすごいもの観たけどあれなんだったんだ、みたいな気になります。 より深い音楽の可能性を探求し続けるようなバンドとしての姿勢、そして極められた自分たちの技術全てを余すことなく出し切って作られた曲たち、唸る名盤。
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FAKE DUB BAND / FAKE DUB BAND
¥2,000
【収録曲】 1. ロールシャッハ 2. 異民族 3. 祈り 4. 灰から醒める 5. JUST A WHISPER 6. アメフラス 7. DOWN 【ライブ映像】 JUST A WHISPER→https://youtu.be/p3Ctxi0bk3k アメフラス→https://youtu.be/ipKNjJUCRb4 【発売】 2022年3月 神戸を拠点に活動するオルタナ・ヒップホップバンド、FAKE DUB BANDの7曲入りアルバム!! 僕は"ダブ"が何かあんまり分かってないので、何をFAKEしているのかは分からないのですが、かなり踊れる感じの音楽に前衛的なサウンドを混ぜつつ揺らし、渋くもパワフルなヒップホップのボーカルが乗る音源。音がとにかく渋い、そしてその上で派手でカッコいいです。 3曲目「祈り」個人的にライブで観てて1番好きな曲です、お祭りっぽい雰囲気の曲。淡々としたままに遊ぶベースとドラムの高い表現力、曲の波をどんどん作り出すギターサウンド。カオシレーターで出している高いエレクトロニカルな音がめちゃくちゃ好きです。クラップっぽく跳ねるスネアの音も最高。 5曲目「JUST A WHISPER」空間がスカッと気持ちの良いサウンドメイク、長い時間をかけてじんわりトリップさせてから歌が入る攻めた曲構成。ずっと鳴っている高音のシンセサイザーのバグ感がすごいです。どの音も交わっていないようで交わっている、何度も「なんだこの音楽……」と確認したくて聴いてしまう不思議な曲。 ビート自体はノリの良い曲ながらも、ゆっくり深くまで入り込んできては生々しい景色を見せてくれる音源です。
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mismatch-smile / INNERMOST
¥2,750
【収録曲】 1. flow 2. hope 3. arihureta uta 4. ma ta ne 5. lovesong 6. compass 7. sumiiro to geppaku 8. eve 9. arihureta uta (DUB mix) 【flow】 flow→ https://youtu.be/MC1on6SaSnw?si=a2UG03z0cqgXazL9 【発売】 2022年10月 東京を中心に活動するエレクトロ・ロックバンド、mismatch-smileによる1stアルバム!! 荒々しいサウンドや展開を織り交ぜつつ、多彩なルーツから作られた形容する言葉が見つからないほどの独創性を持ったアルバム。一貫してキャッチーさを保ったまま深く練られた楽曲の中、サウンドと言葉にじっと耳を傾けては聴き惚れる音楽です。 1曲目「flow」クラシカルなピアノから始まり、一気に飛び立つようなテンポ感と爆発力のあるサウンド。目まぐるしいアレンジにドキドキさせられ、そのまま突っ走って終わるめちゃくちゃすごい曲。壮大な曲に乗せて今目の前にあることを綴ったような詩がロマンチックでいいです。 4曲目「ma ta ne」ゆったりとしたテンポ。音の粒が全て強いインパクトを持っていて、そのコントラストで滑らかな歌のメロディがグッと活きる曲。ラストのサビでガツンと強くなるサウンドが爽快で、そこに乗る晴れやかな歌、そしてそこからアウトロのバイオリンにつながるところめちゃくちゃ美しいです。 8曲目「eve」サンプリングした打撃音たちとエレクトロノイズとで作られた歪んだ空間の中、メロディのくっきりした歌が響く曲。目を閉じて聴くと宇宙の中をぷかぷか漂うような感覚、道案内をしてくれる歌にゆっくりと導かれながら、ラストに向けて少しずつ増えてくる音階を持った音が終着地点を演出してくれます。かなり鋭い打撃音を多用しているのに、どの瞬間のどの音もしっくり気持ちよくて、ずっと聴いていたい曲です。 多彩という言葉には収まらないほどの色んな面を持った曲たちが、高いセンスと深いルーツによって意志を持ち繋がれていく、そんなアルバムだと思います。すごいです。
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ドーラ / young thoughts
¥1,000
【収録曲】 1. とり 2. 中学生 3. あなたの中身 4. うそつき 5. 手紙 6. 右手 7. さかみち 8. ともだち 9. 【発売】 2017年10月 大阪を中心に活動する弾き語りアーティスト、ドーラの9曲入りアルバム!! 鬱屈とした薄暗い日常、そんな自分の中にある迷いと光を描いたようなアルバム。音楽の中に感情の渦がぎゅっとこもったエネルギーのすごい音源。 2曲目「中学生」"ほっぺたを赤くして自転車で走る中学生"とその周囲に実際にある描写を言葉で紡ぎ、心境や感覚を音で表現するような曲。僕はバイトを飛んで一人で公園でぼーっとしてる時の感覚を思い出しながら聴いてました。何か物語のある現象を前にして、取り残されている絶望感と開放感をじんわり身体に感じて吐きそうになるひとりの時間。音に乗ったものをどう感じるのかは聴いた人それぞれだと思いますが、何かを勢いよく掻き立てられる曲。 6曲目「右手」夜を描く細やかでしっとりとしたギターとコーラス、音のモヤの中で手を引っ張って連れて行ってくれるような歌、目を閉じてじっくり聴くと深いトランス状態に誘われます。抽象的な言葉の中に散らばった"心臓"や"右手"というリアルな言葉がドキッと来るというか、現実と夢の間を行き来させられているすごい怖い感覚になります。 どの曲も完成度は素晴らしく色濃く世界があって、深い催眠に連れて行ってくれます。しかし、その一つ一つの体験に何を捉えるかがすごく自由でゆとりがあり、きっと自分の気分や年齢によって感じ方が変わるんだと思います。自分の感覚を好き勝手に研ぎ澄まして聴いてほしい素晴らしい音源。