【収録曲】
1. go seppuku yourselves
2. we are in emergency
3. jesus metalic
4. salvador youth
5. razorblades
6. good morning blind monkeys
7. shredder
8. unknown devil's calling
9. tokyo
10. intro
11. 春の心臓
12. bloodred renegades
13. destroy your idols
14. wolf's calling (what the fuck is going on?)
【MV】
go seppuku yourselves→https://youtu.be/FcvUXDeIyLA
wolf's calling (what the fuck is going on?)
→https://youtu.be/wIFgMaU0hVM
【発売】
2022年9月
東京を中心に活動するガレージ・オルタナバンド、AKUTQAGAWA FANCLUBの14曲入りフルアルバム!!
切り裂くようなハイと渋く揺れるロウ、イカついドンシャリサウンドがカッコよくて気持ちのいい音源。
5曲目「razorblades」タイトなドラムとシンプルなコード、すっと4拍子と6拍子が入れ替りつつ進む曲展開。頭の中でじわっと広がっては反響するリフが渋くてかっこいい曲。激しく叫ぶ歌の音の中での埋まり具合が絶妙で、抜けすぎずこもりすぎず、底の方から叫んでる感じが1番かっこいいバランス。曲の中に引きずり込まれる気持ちいい音楽体験ができます。
10曲目に「intro」という曲があるのですが、ここからぐるっと空気が一新する感じでアルバムが進みます。個人的にここからの流れがめちゃくちゃ好きです。歌ものの11曲目「春の心臓」、荒々しく駆け抜けるパンク2連チャン12曲目「bloodred renegades」と13曲目「destroy your idols」、一気に炸裂する感じめちゃくちゃかっこいいです。
そしてライブ映像にも上がっている最後の曲「wolf's calling (what the fuck is going on?)
」このバンドの色んな側面を集約したような曲。ダンサンブルなビートからつんざく爆音、ライブの乗りを意識したアレンジ、一気にくるボーカルの熱量。真っ直ぐにかっこいいです。あと曲の終わり方がすごい不思議な感じです、曲後半の1番がっと盛り上がる瞬間からドラムの音がかなり小さくなり、ほぼノイズだけになってそのまま走り去って終わっていきます。取り残されたような後味。だけどすぐ他の音源を聴こうとは思わず、無性にどこかに出かけたくなるような不思議な感覚。
ただのガレージ・パンク・オルタナのバンド音源という感じではなく、脳のどこかに直接突っ込んでくるような洗練された荒々しさ。聴き手によって全く感想が違いそうで、だからこそ誰かに話したくて勧めたくなるような音源です。