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ユウレカ / AltX(LP)
¥5,000
【収録曲】 1. Numa 2. OilGang 3. Kyoen 4. AntiBody 5. AltX 【MV】 Kyoen→https://youtu.be/da-K_HjncT8?si=cqtCGkqeHKLrgKPD 【発売】 2024年1月 徳島を拠点に活動するエクスペリメンタル・ポストパンクバンド、ユウレカの2ndアルバム!! 一つ一つの音の響きにこだわり、擦れて生み出される音の空間にこそ音楽が宿るよう。それでいてどこまでもオルタナティブであり、バンドアンサンブルとサウンドアートとを行き来する境地のようなアルバム。 1曲目「Numa」ドラムのハイハットと鉄みたいなサウンドのギターのみでゆっくり始まる、1曲目として美しすぎる曲。聴き手の「今ドラムに耳が行っているな」「今は歌を聴いている」みたいに無自覚に散漫する意識すらも手玉に取られているような感じがします。徹底した曲展開へのこだわり、互換に直接訴えてくる名曲。突然の16ビートが凄すぎます。 MVにもなっている3曲目「Kyoen」ビートは何分の何なのかわからないのですが、不思議としっくり来させてくれるのはさすが。渋い盛り上がり方をするサビ入り、サビの途中でベースがなくなるところとかもほんとにすごい。じっくり聴けば聴くほど「なんだこの曲……」というカルチャーショックを受けます。こんなにも攻め気な楽曲なのに聴いていてふつふつと沸き上がってくるものがあって感動します。 音の抜き差しの空間で生み出す最新鋭の音楽、トリッキーさに説得力がありすぎるアルバム。あまりの完成度にこのバンドがこのアルバムをいつか本当に超えられるのかが不安になるぐらいの超名盤。
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ALKASILKA / 地雷と野菜e.p(7インチレコード)
¥2,000
【収録曲】 A1. 地雷と野菜II B1. HATE & WAR? 2025 【視聴】 https://youtu.be/caC3VHjAHNA?si=yZUfJtCldPnSl1Q3 【発売】 2025年1月 沖縄を中心に活動するアイリッシュパンクバンド、ALKASILKAの7インチシングル!! クリアケースにびっしりと書かれた文字がかっこいいデザインの7インチ。クールなデザインの中に詰められた真っ直ぐなメッセージとキャッチーな曲調、このバンドを象徴するようなシングルカット。 盤タイトルでもある曲『地雷と野菜II』は、「地雷は野菜に勝てない」というどこか子供的な観点をテーマにして平和を願う曲。元気よく跳ねるような曲ながらもどっしりとしたドラム・ベースには力強い安定感があり、食らいつくようなボーカルが鮮やかに映えます。 アコーディオンが入った少し珍しい楽曲性ながらも、"もの珍しさ"よりも必然性を感じるのがこのバンドのすごいところの一つだなと思います。
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ALKASILKA/ ききゅう
¥2,500
【収録曲】 1. WE HOPE 2. BLACK OUT 3. 不自由の女神 4. カナヅチの魚 5. -Bella ciao- 6. 왜?why? 为什么? 7. -あたらしい服1- 8. 地雷と野菜 9. -あたらしい服2- 10. AFTER LAND 11. -HObE ME- 【MV】 WE HOPE→https://youtu.be/cza_fcttaE0?si=tEizRzrBwbRofE1n 【発売】 2024年9月 沖縄を中心に活動するアイリッシュパンクバンド、Alkasilkaの3rdアルバム!! 反戦・平和を強く願い歌うある種のパンクバンドの原点的な楽曲性は、沖縄で生きるこのバンドにとってのリアル。芯を食うメッセージと願いを表現として昇華させた楽曲は、そのカラフルさとパワフルさゆえにリスナーの脳に自然に届きます。 MVにもなっている1曲目「WE HOPE」MVがカッコ良すぎてびっくりしました。歌詞にこもったメッセージはかなり直線的で、だからこそ突き刺さるパンクの醍醐味。メロウになるサビがカッコよく、ストレートながらも作り込まれた曲です。 6曲目「왜?why? 为什么?」3ヶ国語で「なぜ?」と言っているタイトル。ストップやテンポチェンジが多用されており、このバンドの高いパワーとグルーヴを一挙に感じられて気持ちのいい曲です。 10曲目「AFTER LAND」最高にパンクで、男女ツインボーカルがグッと活きるメロディックな名曲。荒削りなドラムのパワーとみんなの叫びが前に前に転がっていく爽快感、最高です。パンクが平和であることを改めて思いださせてくれる大好きな曲。 ジャケットやCDケース、アートワークにもすごいこだわりがあり、単純にモノとしてもかっこいいです。外身も中身も超推薦、ぜひ手元に置いて欲しい名盤!
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96† / 数奇学
¥3,000
【収録曲】 1. Theme of 96†(A via peregrinorum) 2. Nixie 3. 八月の光 4. Orbit 5. フローラ 6. もうひとつの雨後へ 7. そのハイエナは 8. 愛夢音You 9. 存在するとは別の仕方で 10. Theme of 96†(A scriptorio) 【MV】 八月の光→https://youtu.be/0LvjFiZI72w?si=c9Ez3-oAZHoQNMqf 【発売】 2025年9月 東京を中心に活動するエクスペリメンタル・ニューウェーブバンド、96†の1stアルバム!! ドロドロにごちゃ混ぜな音楽ルーツ、実験的に織り交ぜながらもどこか爽快感のある音楽性です。多彩な音の使い方、アクセントになる不協和音の混ぜ方、センスがすごいです。妖艶なボーカルが音の渦の中に溶け込んでいる感じもかっこいい。 サウンドアート的な面と乗せるダンスミュージック的な面が同居しており、色んな好みを持った人がもっと音楽を好きになるきっかけになるようなアルバムだと思います。
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Eje Eje / PRIMORDIAL SOUP(LP)
¥4,400
【収録曲】 A1. Oyun Çorbasi A2. Dark De-Light A3. Houthiman A4. Baraca A5. The Bride (feat. Elad Kimchi) A6. Afternoon Glory (feat. Adam Balagan) B1. Horrorizon B2. Broken Reeds B3. Don’t Ask (Rahbani Brothers Tribute) B4. Puzmak B5. Her Dad B6. Last Party Ever 【MV】 Horrorizon→https://youtu.be/ptG4Fd7eJK0?si=CTcy8SJpTgs9ppOY The Bride (feat. Elad Kimchi)→https://youtu.be/MhKwJBvtu0E?si=UmOF-UWIa9wc-utv 【発売】 2025年9月 トルコから入荷、サイケ・ダブの要素に中東やトルコの民族音楽を掛け合わしたアラビックなフルアルバム!! Şatellitesの創設者イタマール・クルーガーによるソロプロジェクト、Eje Ejeの最新作。 サイケな楽曲やダブな楽曲、ファンクな楽曲等にそれぞれトルコの伝統音楽や中東の民族音楽 を散りばめた、実験的......ではなく、すでに完成させられたアルバム。祭のような華やかさはあり、ドラッグミュージック的なトランス感もあり。 異国感とダンスミュージックがドロドロと絡まりあう、まさにアルバムタイトルにも入っているスープのようなアルバム。サイケデリックなトランスにテンポの概念はないことに気付かされました。
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ABSOLUTE LOSERS / IN THE CROWD
¥2,640
【収録曲】 1. At The Same Time 2. Your Colours 3. In The Crowd 4. Don't Go 5. Eagerness 6. Letter 7. Kiss of Death 8. Bad Feeling 9. For So Long 10. You Never Say That You Love Me 11. Better Things To Do 12. It's An Understanding 【視聴】 In The Crowd→https://youtu.be/0icybvbYOm0?si=oxE1usKZ_Jrf9nnA Bad Feeling→https://youtu.be/kaMMwIa9t5Y?si=QjZ_U4CeomUDuL-B 【発売】 2025年9月 カナダ・シャーロットタウンから、ポストハードコア・パワーポップバンド、ABSOLUTE LOSERSの12曲入りフルアルバム!! 軽快にロック、キュンとくるメロディックさとただでは終わらせないこだわりをあちこちで感じるスリーピースバンド。 オールディーなロックテイストを基盤に、ポストパンクやパワーポップ等のルーツを独自にブレンド。王道を無理に崩さず、メロディやアグレッシヴなアレンジにこのバンドゆえの説得力があります。 リード曲である3曲目「In The Crowd」情緒的なイントロ、そのままスルッと流れて行くように展開し、伸びやかなサビでロマンチックに広がる情景を真っ直ぐに見せてくれる名曲。アクセントがないゆえの美しさがある曲。 8曲目「Bad Feeling」インディーロックらしい音の空間が荒削りなサウンドとがっちりマッチした、音楽好きにはたまらないバランス感。クネクネと揺れるようなボーカルのメロディラインが心地よく、楽曲と同じようにじわじわとボルテージの上がってくる曲です。 キャッチーで豊かで、楽曲性には無限の可能性があるバンドの、現時点での最高到達点がしっかり表現されたような今作。まだまだ続く未来にワクワクできます。
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KETTEL / INMATE SHUFFLE EP(LP)
¥3,465
【収録曲】 1. Inmate Shuffle 2. Park Here Harper 3. Perrysprot 2 4. No Rat 5. Dedemoon 【視聴】 Inmate Shuffle→https://youtu.be/DguovFmf2xY?si=_jB1yZIzsh4KeSY6 Perrysprot 2→https://youtu.be/BsZtVIIHiKg?si=pY4KK56SpDbdztQo 【発売】 2025年8月 オランダから、ロマンチックなエレクトロニカアルバム! 音使いはかなりカラフル、それでいてあまりにもナチュラルな情景描写。とてつもないセンスで表現されたドラマチックなインスト音源。 リード曲でもある1曲目「Inmate Shuffle」ほんとにこの曲すごいです。ユーモアのあるサウンドを絶対とする説得力、遊びを遊びのままでロマンチックに作り上げるドラマチックな演出。途方もないほどの表現力あってこその曲だと思います。聴けば聴くほどほだされる名曲。 3曲目「Perrysprot 2」疾走感のある楽曲に、コミカルなシンセサイザーとサスティーンの長い打撃音を縦横無尽に配置した、派手で攻め気な曲。曲の中で作られる静と動の"静"の部分は全然落ち着きがないのに、あまりにどんちゃん騒ぎな楽曲のためすごく忍足に聴こえて面白いです。この曲もかなりクセになります。 ノンバーバルでここまでやれるのか、と感動した名盤。ぜひ触れてみて欲しいです。
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PEKI MOMES / PEKI MOMES(LP)
¥4,400
【収録曲】 1. Başlangıç 2. Rüya 3. Göç Mevsimi 4. Masmavi 5. Future 6. Yaşlı Dünya 7. Oyun 8. Dertsiz Kedi 9. Bahçe 10. Bahar 11. Uzak 12. Laleler 【MV】 Göç Mevsimi→https://youtu.be/6aj2E9MENRI?si=oOECH794bgZx4rAo Dertsiz Kedi→https://youtu.be/ROPdfCfTFCo?si=p9MqUTR_UNGr7e1r 【発売】 2025年9月 ドイツ在住、トルコ人アーティストのPEKI MOMESによる1stアルバム!! ソウル・ファンクを軸としつつ、現代の歪みを描いたような生々しいサイケデリックさをまとったアルバム。日本のシティポップにも通ずるグルーヴィーな空気感、オリジナリティがポップに溶け込んでいっている様子が美しいです。 MVにもなっている3曲目「Göç Mevsimi」艶めいて揺れるロマンチックな色合い、跳ねるビートでつけられたアクセント。シンセサイザーと妖艶なボーカルとがふわふわ混ざっていく様子が綺麗です。 8曲目「Dertsiz Kedi」ミドルテンポながらも軽快で風通しの良い楽曲。散りばめられたカラフルな音がメロウなボーカルとのコントラストを産み出し、その空間に飲み込まれて行くかのような心地よさ。音の出し引きとつんのめったビートによって切迫感のあるパートがあるのも、メロウさを引き立てていて気持ちがいいです。 かなり実験的な楽曲とメロディックな楽曲とが織り混ざった、聴きごたえも満足感も素晴らしい名盤です!
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SIMO CELL / FL LOUIS EP(LP)
¥3,025
【収録曲】 1. Circuits 2. Rushin 3. Paris Funk Express 4. Craft Punk (Oh No) 【視聴】 https://youtu.be/Li_Q316CazM?si=nsrGpqypSCRFk2MY 【発売】 2025年8月 オランダから入荷、ベースサウンド・ハードテクノアルバム! 叩きつけるようにベースとリズムを交差させて生み出される重厚感、あまりにも自然に展開していく楽曲はナチュラルなハイへと持っていってくれます。 4 つ打ちのダンス感はそのままに、多種多様な打撃音・サンプリング音を自在に絡まり合わせて、攻め気にフックをかけ続けるアヴァンギャルドな楽曲。内臓を直接刺激するようなエグみがあります。 一貫して硬派、それでいて斬新。ダンスミュージックへのリスペクトとアンチテーゼが混在したような名盤です。
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STAR FEMININE BAND / JUSQU'AU BOUT DU MONDE
¥2,420
【収録曲】 1. Mom'lo siwaku 2. The world is a village 3. l'enfant c'est notre Dieu 4. Bowl fun obiri 5. Women Rights 6. jusqu'au bout du monde 7. Unis pour toujours 8. Azo we yin gbeto 9. Tonkuro Yonni 10. Yonin isa pom'bi 【MV】 The world is a village→https://youtu.be/k7d25ELJbRg 【発売】 2025年9月 西アフリカ・ペナンから、民族音楽を基盤としたバンドSTAR FEMININE BANDの3rdアルバム!! 愉快にはしゃいでいるようで、その深くで艶めく独自の音楽理解。不思議なビートで豊かに揺らす唯一無二の圧倒的存在感。笑えるようで飲み込まれるエネルギーがすごいです。 下記、入荷時に送られてきた文章。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ベナンの人ですら場所がわからないような小さな村出身の8人の若い女性たちは、そのキャリアを厳しい状況からスタートした。挑戦する価値があると自分自身を納得させるだけでなく、家族、村、そして大陸全体を納得させなければならなかったのだ。そんな彼女たちを支えたのが、作曲家、マネージャー、作詞家のアンドレ・バラグモンだろう。彼は自身の3人の娘もグループに送り込み、ダンスと衣装を担当する妻のエドウィジュと共に全員の住居を確保。メンバーたちに音楽教育を施すだけでなく、懸命にリハーサルをしながらも学校に通える環境を整えていった。その結果、地元のヒーローになるだけでなくユニセフ大使に選出されるなど、このグループは成功を収めたのだ。そんな彼女たちの3枚目となるアルバムが本作だ。 前作からメンバーが2人新たに加わり、より大きなステージを制覇すべくパワーアップ。数え切れないほどの西アフリカのスタイルが織りなす広大な領域を、彷徨い歩きながらも、これまで以上にオリジナリティを増した印象だ。結婚について語るレゲエにも触れ(少しラップも交えながら)、ワアマ語、ディタマリ語、バリバ語、フォン語、ヨルバ語など、様々な言語で歌い上げていく。それぞれに個性があるが、なかでも「L'enfant c'est un don de Dieu(子供は神の贈り物)」は圧巻と言えるだろう。「debout-les-en-fants / 起きろ、子供たち!」と歌いながら、皆で一緒に踊れるよう、整然と地面をならしていく、力強い一曲だ。 最初の2枚のアルバムよりも滑らか、かつ洗練されたアレンジ、野心的なキーボードパート、そしてより複雑なボーカルハーモニーに支えられながらも、その即興性は失われていない。ベニンの音楽的伝統に静かな彩りを添えつつ、リスナーの耳に心地よく響き渡る一枚だ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 とのこと。実際にその姿は見たことはないものの、MVで独自の表現を展開する彼女たちには、前をしっかりと見据えたパワーを感じる。 楽曲の幅も広く、想像以上に聴きごたえのある名盤。
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LAIR / NGELAR
¥2,420
【収録曲】 1. Tatalu 2. Pesta Rakyat Pabrik Gula 3. Tanah Bertuah 4. Hareeng 5. Boa-Boa 6. LAIR, Monica Hapsari - Bangkai Belantara 7. LAIR, Monica Hapsari - Kawin Tebu 8. LAIR, Monica Hapsari - Setan Dolbon 9. Gelombang Pemecah Malam 10. Mencari Selamat 【MV】 Tatalu→https://youtu.be/uPwGnuIBxbY?si=SD8MYAUuFUHIIjBR Boa-Boa→https://youtu.be/97K3DXwTubI?si=MIWB_7MUKECGsxlN 【発売】 2025年8月 インドネシアから、サイケロックバンドLAIRの2ndフルアルバム!! 力強い爆発力とサイケデリックな艶やかさを持ち合わせ、どこにもとどまらないエネルギーがほとばしった名盤。 楽曲の雰囲気やルーツは明らかにサイケミュージックではあれど、純粋に揺らし飛ばすスタイルのサイケミュージックとは根本的に真逆。展開とアレンジで派手に観せながら、言葉や爆音を要所要所で放ち、トリップよりもパンクスを強く感じる楽曲スタイルが多い。 音が脳に直接突き刺さってくるような爽快感がたまらないアルバム。 以下はこのアルバムを入荷する時に一緒に送られてきた文章。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 彼らの地元であるジャティワンギの過去の栄光とその再考をテーマに制作されたという本作。 そのテーマのひとつが「土地」だ。粘土/テラコッタで作られる工業製品における国内最大の生産地であるジャティワンギの人々にとって、土地や土壌といった問題は常に無視できない存在なのである(彼らの楽器もほとんどがテラコッタで作られている)。収穫の儀式や伝統、かつて繫栄していたジャティワンギの鬱蒼とした森に向けた祈りにいたるまで、工業化という大きな波に抗うかのようなサイケロック・サウンドは、彼らバンドメンバーの日常生活を率直に表したものであると同時に、現在の悲しむべき状況を反映した哀歌とも言えるだろう。 「祝い回る」を意味するアルバム・タイトル『Ngélar』は、バンドの本質を示す言葉の一つであると言えるだろう。演奏しながら村をめぐり、人々にあいさつをする。彼らが村から村へと移動しているのを見た人は、近くで何か祝い事があることを認識するのだ。そういった「旅」「時間」を純粋に愛する彼らの象徴ともいえる言葉「Ngélar」。どのように動き回り、対話し、自らの内外で起こっているすべての事象を祝福し、それを理解するのか。彼らにとって『Ngélar』は手法であり、創造的なプロセスであり、バンドとしては創設以来のそれぞれの旅の集大成なのだ。 シンガー・ソングライターの Monica Hapsari が3曲参加。また幾何学模様の Go Kurosawa がプロデューサーを務めている。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 とのこと。僕には細かい事情は全然わからないのだけれど、このアルバムは問題定義であり、音楽の本質を問うかのようなものであるのだと思う。 作り出されたエモーショナルやアグレッシブな表現の純度は高く、ただの音楽であることも確か。根本的な音楽への探究心と社会に対する意思を丁寧にブレンドし、正しく世に打ち出されたアルバムだと思います。
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沓名真由 / Epiphany
¥3,300
【収録曲】 1. クリーム 2. レインコート 3. 水泳 4. カティサーク 5. L'Étranger 6. Melt 7. Sparkle 8. 冷めたふり 9. 昼下がる 【視聴】 クリーム→https://youtu.be/rZVjB1clvbI?si=4SVyRcIDP6FTwh3V 【発売】 2025年9月 徳島を拠点に活動するソロアーティスト、沓名真由の2ndアルバム!! the circusにも加入しているSSWであり、そのずば抜けたメロディセンスと豊かなワードセンスがくっきりと活かされたバンドサウンドの音源。 1曲目「クリーム」ゆったりした曲調の中、アクセントのある音と言葉がふわふわうと浮かぶような曲。刹那的な感動を切り取って描き、そのままスキップして家に帰って行くような余韻。夢見心地な名曲。 6曲目「Melt」2人きりの夢の中へダイブする、ロマンチックに包まれた曲。あまりの幻想的なサウンドと詩的な言葉たちは、少女の思い描く夢想のような儚さがあります。ゆるっとしたロウテンポでたゆたうギターのサウンドが心地よい曲。 一貫して描かれるのは浮世離れした天国景色。 のんびり揺られているうちに何もかもなくなってしま うような、不思議な狂感覚に触れられるアルバムです。
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Fancrab / SUPER HOLIDAY e.p.
¥1,000
【収録曲】 1. スーパーオリダイ 2. ヤングマガジン 3. UFO 【MV】 UFO→https://youtu.be/p8qudybbCRc?si=umPTL6-YNauJ-SAU 【発売】 2024年12月 京都を中心に活動するパワーポップ・インディーポップバンド、FancrabのDLコード付き3曲入りカセット! 風通しの良い爆音、どこか切ないメロディックさ、どっしりと力強いアレンジ。カセットというフォーマットとリンクするモラトリアムの詰まった作品。 1曲目「スーパーオリダイ」ミドルテンポ、タイトなビート感と鮮やかに揺れるギターとの対比が心地のいい曲。どこか遠くに飛び出すようにテンポのあがるラストが爽快です。音源タイトル「SUPER HOLIDAY」のはじまりのような曲。 2曲目「ヤングマガジン」アッパーな曲調、インディーポップらしい気だるさと疾走感がぎゅっと詰まった名曲。どうしようもない日に落ち込んだり吹っ切れたりで上下する感情を1曲の中に詰め込んだような、聴いてて嬉しくなるような曲。 3曲目「UFO」前のめりな4つ打ち、横揺れ誘うハイな歌とギター。カラッとしたリフがめちゃくちゃ気持ちいいです。どこにも行けない中、頭の中だけどこか遠くに飛んでいっているようなイメージの曲。 誰しもが経験のあるどうしようもなさすぎるスーパーホリデー、そしてそれに対する一つのアンサーのような作品。かなりコンセプティブな音源だと思います、
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the circus / Limbo(LP)
¥4,400
【収録曲】 1. 春を待つ 2. 幽霊 3. 鯨 4. 円盤 5. Debby 6. フェンネル 7. 夕景 8. Monn 9. クレマチス 10. カレント 【MV】 フェンネル→https://youtu.be/DXA98RmvC7o?si=TyG935vk7PZwBDFe 【発売】 2025年7月 徳島を拠点に活動するギターポップバンド、the circusの9曲入りLP!! 大好きなバンドです、LPでフルアルバムを出してくれるのは嬉しい。よりキャッチーに、ゆえによりはらんだ狂気が鋭く仕上がった今作。人の所業の全てを包み込むような包容力のある素晴らしいアルバム。 1曲目「春を待つ」男女混声、メインボーカルがふわっと切り替わって、そこから自然に曲のボルテージが上がる瞬間の表現力が凄まじかった。壮大で懐かしくてどこか破滅的、すごい曲だと思います。詩とバンドの高い表現力をさらに洗練させて作り上げられた名曲。 3曲目「鯨」ちょっと軽い足取りのテンポ感、決めの多い楽曲アレンジ、朗らかなキーボードの感じ、サウンドでじわじわと表現する内包した違和感、まさにこのバンドの持ち味がストレートに活きている名曲だと思います。どこか遠くに行きたくなる曲。 9曲目「クレマチス」キーボードが曲全体を覆っていて、ドラムとベースで曲の全体的な強弱を作っている曲。壊れてしまいそうな美しいもの、物体なのか思い出なのか、それを大切に大切に愛でているような感じがする曲。流れていく世界と止まっている人との対比を音でじっくり見せられる、映画のワンシーンのような曲終わりは圧巻。 どの曲も素晴らしいです。かなりキャッチーな中で光るフックの効いたアレンジにいちいち感動します。ぼんやりBGMでかけるのも良くて、じっくり耳を凝らして浸るのもありで、それを交互に繰り返しているうちに思いっきりハマるアルバムだと思います。
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ハヅメ / 記録
¥1,000
【収録曲】 1. 4日前 2. ゆうげ 3. 雪駄 alternative ver 4. 天国はもう 【発売】 2025年7月 大阪を中心に活動する弾き語りアーティスト、ハヅメの4曲入り音源! 四畳半での暮らしの中にある景色と感情を、よりリアルに音楽の中に込め、人生の中の瞬間を切り取ったある種コンセプティブなアルバム。 2曲目「ゆうげ」コーラスで声を増幅させ、現実と妄想の間の行き来を描いたような曲。人間のリアルな感覚が付かず離れずに宙を舞っている感じの詩がギターとリンクしていて心地良いです。 4曲目「天国はもう」暮らしの中で上下するやる気だとか意欲だとか、その流れの中から憧れたものを見上げている感じのイメージがしました。テンポチェンジとギターリフで描写しているのは煌びやかな川の流れ(多分)、自然と暮らしの対比の狭間に吹く風を気持ち良く感じられる曲。 ハヅメがこのアルバムを作っていた四畳半の部屋は僕の家の隣です。ハヅメはもう引っ越しちゃった(徒歩1分の部屋に)けど、このアルバムを聴くとその部屋に焼きついたハヅメのイメージとか妄想とかがまた浮き上がってくるような。 アルバムタイトル「記録」には”事実”よりも”感覚"の意味合いが強くある感じがします。”事実”はまだ部屋が残っているので……。 でもその部屋は近いうちになくなるわけで、そうなると”感覚”を記録したこのアルバムだけが残る。誰かがこれを聞いて繋がった時、このアルバムの「記録」が意味を成すのだろうなと思います。
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Immy Owusu & Sensible J / SPIRITUAL WAR(LP)
¥4,100
【収録曲】 A1. Spiritual War (feat. Mazbou Q) A2. Doom Elevator A3. Figure It Out B1. Curly Hair B2. Brown Supremacy B3. Spiritual War (stripped) 【MV】 Curly Hair→https://youtu.be/h6wYxoZduMw?si=3tDTDOEdUNcY52c9 【発売】 2025年6月 アメリカから、A面B面3曲ずつ入ったサイケ・ワールドミュージック音源!! 1曲1曲がとにかく鮮烈、楽曲自体はかなりクールで技巧派、なのに焼き付くようなド派手さがあります。 リード曲は2曲あり、A面の1曲目はアルバムタイトルでもある「Spiritual War」。何人が歌っているのかもわからないぐらい人がいっぱいいます。そのどれもが無駄じゃないというか、色んな声全部が曲の瞬間瞬間のコアになっており、じっくり耳を凝らして聴きたくなります。メッセージがしっかりありそうだけど、英語分からなくて残念。 B面1曲目「Curly Hair」。数人でグルーヴィーに歌うヒップホップ調のボーカル、単音ギターとベースと打楽器が渋くも個性的に絡まり合った楽曲。楽器のおかずの掛け合いが楽しくて、結構色んな遊びがあるのに真っ直ぐに見える楽曲の作り方がすごい。歌にもなんとなく優しさと鬱屈さとを感じ、表現力の高さを感じます。 ルーツはかなり広くも土台はブラジル音楽。畳み掛けてくるエネルギーにしっかり当てられる名盤!
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The Menzingers / Some Of It Was True
¥2,700
【収録曲】 1. Hope is a Dangerous Little Thing 2. There's No Place in This World for Me 3. Nobody Stays 4. Some of It Was True 5. Try 6. Come on Heartache 7. Ultraviolet 8. Take It to Heart 9. Love at the End 10. Alone in Dublin 11. High Low 12. I Didn't Miss You (Until You Were Gone) 13. Running in the Roar of the Wind 【MV】 Hope is a Dangerous Little Thing→https://youtu.be/DrrxeRWebqw?si=mb4guiQEms5AZKjF Try→https://youtu.be/O-YlefL9PIM?si=W30MR0a7nQCth7pc Come on Heartache→https://youtu.be/KLJhGiaJPt8?si=uqranFD_4t11B-Cb 【発売】 2024年1月 アメリカのフィラデルフィアから、パワーポップ・インディーロックバンド、The Menzingersの13曲入りフルアルバム!! 歴戦の経験値から放たれる、細やかなテンポチェンジやサウンドの絡まり合いの中に詰まった重みのあるグルーヴ。パワーポップやメロディックパンクの王道的な楽曲の中、詩の配置やトリッキーなベースで"らしさ"をしっかりと魅せてくれます。 しゃがれ声とシャウトと歌い分けを完璧に使い分けるボーカルの表現力は圧巻。心地よいままにガッシリと掴んで聴かせてくれるアルバムです!
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E.T. Explore Me/ Drug Me
¥2,530
【収録曲】 1. Boots 2. Punch 3. Ark 4. Drug Me 5. Radiate 6. 98% 7. Imperia 8. J 9. Drip 10. SIC 11. President 12. Lipstic vibrators 13. Noon 14. Caballero 【MV】 Boots→https://youtu.be/ee6DdoXQHr4?si=gwE6uwmlxs-nyl4G Drug Me→https://youtu.be/bJFJ78zeMdM?si=IBvzvld7wHsC4uA5 【発売】 2024年 オランダのハールレムから、14曲入りサイケ・ガレージロックアルバム!! アルバムタイトル『Drug Me』の通りかなりドラッグ感のあるアルバム。サイケであり実験音楽でありロックンロールであり、多岐に渡った派手なルーツをガレージロックにまっすぐ落とし込み、渋い土台の上でカラフルな色合いを作り出しています。とにかく心地よくトリップできる名盤。 MVにもなっている1曲目「Boots」曲冒頭のドラムの入り方からキレッキレ。甲高いキーボード?ギター?のリフでの掛け合いがとにかく耳に残り、どんどん頭の中で反響してく音たちが独特の曲展開によりかき乱され、爆音で一気に目がチカチカする感じになります。名曲。 基本的にミドルテンポとスローな曲が多いのですが、そんなアルバムの最後の方に現れる13曲目「Noon」は凄まじいです。サウンドこそこのバンド特有の毒々しさはあれど、ボーカルと曲自体は完全なハードコア。アルバムの流れでの爆撃感がすごかったです。 かなり作り込まれた作品で、最後まで通して得る快感があります。必聴です!
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YHWH Nailgun / 45 POUNDS(LP)
¥6,100
【収録曲】 1. Penetrator 2. Castrato Raw (Fullback) 3. Pain Fountain 4. Animal Death Already Breathing 5. Ultra Shade (Beat My Blood Dog Down) 6. Iron Feet 7. Tear Pusher 8. Sickle Walk 9. Blackout 10. Changer 【MV】 Castrato Raw (Fullback)→https://youtu.be/41flmWt-9l8?si=bTKVkxOUFv6P3RUj 【発売】 2025年6月 ニューヨークのブルックリンから、マスロック・エクスペリメンタルLP!! 5秒ぐらい聴いた瞬間から「これはヤバい」でした、ほんとにすごい。バンドとしてのグルーヴ、楽曲センス、サウンドメイク、エネルギー、その辺りがすごいのはもう当たり前で、その上で惹きつけられる圧倒的な存在感。このバンドの出現にCD屋という立場で立ち会えたことが嬉しいなと思いました。 MVにもなっている2曲目「Castrato Raw (Fullback)」音数は少ないのに凄まじい重圧、重なる打楽器の音一つ一つに感じるこだわり、飛び跳ねるようなサビ、爽快感とトリップ感が同時に押し寄せてくるような。細やかな音の使い分けがすごくて、トリッキーなことをしているのにもかかわらず自然な感覚に寄り添ってくれる感じがします。作り込みが恐ろしい。気だるいままに炸裂するボーカルの破壊力もすごいです。 4曲目「Animal Death Already Breathing」少しロウテンポ、不思議な拍子とサンプリング音でゆっくり持っていってくれる曲。耳をこのバンドの空気にだいぶ慣らされてからくる曲なので、とにかく心地よさがあります。 重くて爽快で、退廃的な空気にどこかリアリティのがあり、飲み込まれる迫力のある名盤です。
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CHISEL / WHAT A FUCKING NIGHTMARE
¥2,900
【収録曲】 1. What A Fucking Nightmare 2. No Gimmicks 3. Cry Your Eyes Out 4. Nice To Meet You 5. Living For Myself 6. Fuck 'Em 7. Lying Little Rat (Propaganda) 8. Bloodsucker 9. Aint Seen Nothing Yet 10. Those Days 11. Evil by Evil 12. Tomorrow 13. Vengeance Is For Me 14. What Do You Mean 15. Cuts Like A Knife 16. What I See 【MV】 Cry Your Eyes Out→https://youtu.be/RaXu_5PWxFc?si=aw5HjWIi6Ws4bxol Bloodsucker→https://youtu.be/F9YVyfeE5oo?si=9BvVzQK9KIPivTaH 【発売】 2024年2月 ロンドンのパワーハードコアバンド、CHISELの16曲入りフルアルバム!! イカつい風貌でリスナーを焚き付けるように歌う、どこかユーモアもあり愛嬌もあり、まさにハードコアパンクの化身のようなバンド。時折顔を見せるメロディックな瞬間と、パワフルに重なるコーラスがエモーショナルを加速させます。 MVにもなっている3曲目の「Cry Your Eyes Out」この曲を聴いて一目惚れしました。パリッパリで爽快なサウンドにしゃがれたボーカルが乗っかり、そのままハードコアに進むかと思ったところのサビでのグッドメロディ。すごい。迫力とキャッチーさとの重なり合いが最高です。 パワーはもちろんのこと、声質と楽曲のキャッチーさとが絡まってか、新感覚な感じがしました。ハードコアを聴いて「新しい感じ」と思うことはほんとになかなかないので感動しました、ぜひ聴いてみてください。
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colormal / 夜に交じる人たち
¥2,800
【収録曲】 1. 放銃 2. 獣たち 3. 再放送 4. 発光 5. ⻑い夢 6. アドレセンス 7. wrong song 8. 東京(2025) 【MV】 長い夢→https://youtu.be/BiFBnGWoEw8?si=Q52pHdtaJ-9wanrT 【発売】 2025年7月 大阪を拠点に活動するオルタナ・インディーロックバンド、colormalの3rdアルバム!! 現代に日本語ロックの存在と姿勢を叩きつけるような音楽的正当性、サウンドとアレンジでくっきりと魅せる情緒豊かな描写、バシッとクールなアルバムです。 2曲目「獣たち」予想外に展開する前衛的な曲展開、コーラスで膨らむグルーヴィーなサビ、このバンドの個性みたいなのを1曲のみでガッツリ打ち込まれる曲。個人的には1サビのハイハットの16ビートがやばくてすごく好きです。抽象的な歌の中に豊かな色が徐々に広がっていって終わる名曲。 6曲目「アドレセンス」重たいテンポとビート感、のびやかなギター、丁寧に紡がれる言葉の巧妙な光と闇の共存。全てのパーツが完璧に絡まり合い、演奏者と曲そのものが一緒にグルーヴしているような力のある曲です。ギターの細かなタッチが気持ちいいです。 広いルーツと多彩なアプローチ方法を持ちつつも奇を衒わずに楽曲に真摯で、ここぞというところでがっつり魅せてくれるアルバムです。
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MAPPY / don't cry till it's over
¥2,500
【収録曲】 1. story... 2. Overture#2 3. Opening 4. Sing a Broken Pop Song 5. Do the right thing 6. POPSTAR 7. Let's go on an adventure 8. home 9. countryside 10. SHOP 11. Gag life 12. Fighting Chicken 13. MATSURI 14. When i'm thinking about you, i can't control my emotions. 15. U.F.O 16. gratitude 17. kokorononak 18. Love and Imagination 19. MUSIC 20. doomsday 21. もけ 22. Nopporo twilight 23. PRIMAL DAYS 24. lonely potato man2 25. SUPER MAPPY WORLD 26. DADSON COFFEE 27. hope 28. education 29. YAPPY!! 30. NEW JOY 31. love song 32. lost 33. don't cry till it's over 34. Endroll #3 Goodbye... 35. mataauhimade... 【MV】 Do the right thing→https://youtu.be/DFbuQ_XIDAk?si=8pYVl4ocUmmBhSDP 【発売】 2025年7月 札幌を拠点に活動するポップパンクバンド、MAPPYの2ndフルアルバム!! キュートにポップでフルパワーなファストコア音源。キーボードと多彩なアレンジが作り出すカラフルさ、アルバム単位での作品としての全体的な構成が何度も聴きたくなります。 メインに据えるのは早いハードコアな曲とフォーキーなポップス、その他インスト曲やロックンロールの匂いのある曲と様々。トイ楽器を使ったりポエトリーをしたりとほんとになんでもありなのですが、一貫してとにかくポップでエモーショナル。 35曲、一曲一曲は短くも内容量はパンパンで、その上であっという間に聴き終わってもう一度再生したくなります。アルバム内での緩急がすごくいいです。 青春でありながらもリアリティ、生き様に刻み込まれたモラトリアムがグッと詰め込まれた名盤です。
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こすけ / Percussion of Locarythm
¥1,000
※この商品は音源DLコード付き写真集です。 【収録曲】 1. Lost 2. Chidorionsen 3. Tomodachinoheya 4. FIGYA 【発売】 2025年7月 僕のソロの作品です。 僕が普段からやっているメタルパーカッションでの演奏はもちろん、働いている銭湯で桶や掃除用具を叩いたり、近所のゴミ屋敷に落ちているものを叩いたりして、その音と写真を収めた音源付き写真集です。 タイトルである"ローカリズム"をテーマにした作品で、日常を過ごす自分となにかしらの活動を行う自分、人としての曖昧な境界線について考えるきっかけになればいいなと思って作りました。 音はドロップボックスでダウンロードするか、YouTubeで聴くか、どちらかになります。 ぜひ手にとってください!
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NA/DA / REPETITION
¥2,500
【収録曲】 1. KLOKKE 2. かくれんぼ 3. SONG T 4. BLACK COFFEE 5. 10/8 FUNK 6. S/S/D/Z 7. WHITE 8. SPOON 9. LEAFLESS TREE IN ASIA 10. CONTINUOUS WORLD 【Trailer】 https://youtu.be/7NJ2m0Km9n8?si=XSnV3dV_jK469Pux 【発売】 2023年7月 東京を中心に活動するマスロック・エクスペリメンタルバンド、NA/DAの10曲入りフルアルバム!! 前衛的なチェロ、対比の強い男女ツインボーカル、エレクトリックなサウンド、肉体的なドラム。混ざり合うのが難しい個性たちがドロドロに溶け合って生み出される美しいグルーヴ、洗練された最前線の現代音楽。 2曲目「かくれんぼ」男性と女性のツインボーカル、ダブっぽいビートに心地よく揺られながら、移ろっていくサウンドの波に流されていくような。パワフルなドラムの上に乗るシンセサイザーとチェロの妖しいトリップ感、心地よくて気持ち良いです。 5曲目「10/8 FUNK」タイトル通り、ビートが10/8になっている(多分)曲。ファンク調のアッパーなギターと奇怪な変拍子、言葉遊びのような詩でユーモラスに乗せてくれる曲。トリッキーなビートがすぐに耳に馴染んできて楽しいです、チェロのアンビエントっぽさが聴く側のビートの解釈を広げてくれてるというか、いい感じにハブになってる気がします。アプローチの多彩さが流石だな〜な曲。 9曲目「LEAFLESS TREE IN ASIA」個人的に1番好きな曲。妖艶なリフをそのままに、その上でチェロとギターとヒップホップ調のボーカルと女性コーラスで遊ぶような。詩を聞いている感じ、タイトルの"LEAFLESS TREE"は多分ビルのことで、都会にある路地や隙間にロマンチックな夢を観ているとも捉えられるし、発展する社会に対するアンチとも取れる……ような、くっきりとした描写とゆとりのある解釈を作り出している名曲。聴くだけで街を観る角度をガラッと変えられる素晴らしい音楽です。 ずば抜けた技術と表現力があり、それでいてユーモアもあり、これを音楽と言わずして何が音楽といえる楽曲たち。ぜひ聴いてみてほしいです。