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向こう岸 / 高架下空想港町
¥1,500
【収録曲】 1. サイダー 2. 25時 3. めまい 4. 夏風邪 5. 浮いてる 6. 裸の王様 7. 未来と不在 8. 軌跡 9. ループ 【発売】 2020年1月 岡山を拠点に活動するギターポップバンド、向こう岸の2ndフルアルバム!! アルバムタイトルに込められた「ほんのちょっとだけ妄想的な日常」な感じの空気感を、曲によって角度を変えつつ紡いでいく短編小説集のような音源。とにかく圧倒的すぎるルーツ力、バンドの底に根付く様々な音楽へのリスペクトが独自の形を成して放たれていきます。2曲目「25時」ダンスビートとフォーキーなギターポップの調和、絶対にスリーピースにこだわりギターをもう一本足さない意地、そうして作られるアレンジやギターソロには人間味のある奥行きがあります。3曲目「めまい」ロウテンポ、ローファイなメロディにゆるい悲しみと少しの鬱屈が乗っかる曲。ギターとベースが交互に前に出てくるような曲展開が波を作り、詩的な歌をよりくっきりと浮かび上がらせます。7曲目「未来と不在」すごい好きな曲です、ギターサウンドとコーラスがキャッチーなようで不穏なようでキャッチー、絶妙に散りばめられた不協和音には優しい存在感があります。全曲通して暗い中に光が差し込んでる感じ、埋没できるほんとに小説の短編集みたいな音源です。
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向こう岸 / 水辺のらせん
¥1,500
【収録曲】 1. 向こう岸にて 2. タピオカ 3. 泳ぐ 4. 別れのうた 5. からっぽの気持ち 6. 雨の街 7. カーブ 8. 草場の主 9. 藍色 【MV】 藍色→https://youtu.be/RwD9wljfytU 【発売】 2018年1月 岡山を拠点に活動するオルタナバンド、向こう岸の9曲入りアルバム!! 退廃的で力強いギターサウンド、メロディアスな歌の心地よさ、暗いのに光がギラっと射し込む温顔。1曲目「向こう岸にて」いきなり不協和音をそっと鳴らすキーボードにびっくりします。音像でリスナーの日常を呼び起こすイントロ、滑らかに伸びる曲調が手を引っぱってくれてるような感じがして、温かみがとてつもないです。スリーピースを活かしたドラムの波の作り方がめちゃくちゃ渋いです。4曲目「別れのうた」ミドルテンポと真っ直ぐな歌、ベースラインが絶妙に詩を浮かせる言葉を大切にした曲です。王道的な曲調がよりバンドの神々しさを際立て、間奏のギター1本での堂々としたソロにすげぇ決意というか、強いバンドに対する意志を感じます。「さよなら」の美しさを表現した名曲です。9曲目「藍色」この音源の中で1番カラッとした曲、最後に持ってくるのがすげぇ粋だと思います。しゃれたギターのカッティングと滑らかな歌との調和、キャッチーで前向きながらも大切なものを捨てずに持っていくような、人情がこもった曲です。圧倒的なルーツ力を感じるアレンジが節々で光る、言葉が活きた音源です!!