-
シヴァネコ / ひねもす
¥1,500
【収録曲】 1. オレンジ足跡 2. 待ち遠しいの! 3. 隣の街のマチ子ちゃん 4. 耳をすませばカントリーロード 5. ポカリスエット 【発売】 2023年1月 【MV】 オレンジ足跡→https://youtu.be/L8XJizxYOJA 東京を中心に活動するポップスバンド、シヴァネコの1stEP!! 日本語ポップスのプライド、洗練された音を丁寧に丁寧に絡めてロマンチックを突き詰める音源。解像度の高い情景描写にじっくり浸れる名盤! MVにもなっている1曲目「オレンジ足跡」ミドルテンポ、ゆらりとしたメロディや言葉をバシッとしたアレンジでアクセントを付けて聴かせる曲。悲しかったり苦しかったりした別れがきれいな思い出になる瞬間を描いたようなイメージ、ポップでロマンチックで、だけどそれだけじゃない強い旅立ちが描かれている気がします。 2曲目「待ち遠しいの!」シンセが特徴的に鳴る、ニューウェーブの匂いがかっこいいポップス。力のある歌・演奏がより気持ちのいい横乗りを助長します。言葉を聴かせるところと演奏で叩き上げるところがくっきり別れているのが聴いてて楽しい。かなり多彩なルーツが独特のバランス感で一つの曲に集約された名曲。 キャッチー曲とは。細かいところまで向き合い徹底的にポップスを追求したすごい音源です!
-
幽体コミュニケーションズ / 巡礼する季語
¥2,200
【収録曲】 1.季節を巡礼して生きている 季語に縁取られた体で立っている 2.光の波間で息継ぎして 3.ユ 4.雨集 5.Ollie(巡礼する季語) 6.STAY 7.HOLIDAY 8.� 【発売】 2023年2月 【MV】 ユ→https://youtu.be/ybU5-HIydqE 京都を中心に活動するスリーピースユニット、幽体コミュニケーションズの1stミニアルバム!! ここ最近で聴いた音源の中でも最高峰としか言えない素晴らしい名盤。"季節を巡る"をテーマにしたアルバムで、高いセンスから作り出される一音一音が繊細に絡まり合った音楽は決して崇高なものではなく、いたって親身な日常にある齟齬。すんなり音楽の中に落としてくれる素晴らしい居心地のよさ。 MVにもなっている3曲目「ユ」サイケデリックなサウンドに覆われた中、一気に駆け抜けるアッパーなサビが異質なキャッチーさを放つ曲。詩的な言葉の数々は難解で、「災いみたいな言葉を見つめている 意味が化けるまで」という詩が、まるでこの曲を聴いている自分のことのように感じる。そうしてじっと見つめて考えるうちに、曲の最後に落ちる椿はまるで気づかないうちに数ヶ月経っているかのよう。アルバムのテーマにもある"時間の経過"の中にある、刹那的な感情の機微を思い返させてくれるような曲。MVをじっと見ながら聴いてるとじわっと泣きそうになる素晴らしい名曲。この曲がふとテレビで流れることを心から願う。 7曲目「HOLIDAY」歌・コーラス・曲展開が、どの曲とも違う迫力・力強さを持った曲。誰かが何かを起こす日の朝を描いたような詩、じわじわと曲展開の中で外に旅立っていくような感じ。このアルバムの中にある曲の中で過ごすうちに、何かを見つけ自信を持って強く一歩を踏み出す曲のように僕は感じた。 このアルバムはサイケでキャッチーで音楽としてすごくて、だけどこれを聴いたどこかの誰かが「やるぞ」と思ってくれるような音源だと思います。本当に素晴らしい、出会えてよかった音源。
-
紺野メイ / prr me
¥1,300
【収録曲】 1. 鵜飼い 2. Earthbound 3. バニラビーンズ 4. よだかの時 5. いちご白書 【MV】 いちご白書→https://youtu.be/U5xjNlwZUFM 【発売】 2022年12月 東京を中心に活動するソロアーティスト、紺野メイによる5曲入り音源!! サイケデリックな香りのするサウンド、不思議な泳ぎ方をするメロディメイク、どんな要素も全てがポップに収束する完璧すぎる唯一無二のポップス音源。 2曲目「Earthbound」アコギの鳴りと声の響きを徹底的に活かしたシックな音感、ハイセンスに散りばめられたシンセサイザー・サンプリング音が言葉をより美しく響かせるようで気持ちいいです。 MVにもなっている5曲目「いちご白書」シンセサイザーと多彩な鳴り物はカラフルなのに落ち着く感じ、メロディと声の安定感が太い軸になっている気がします。個人的に2番のBメロがドキッとさせられて好きです。何度も聴きなおしてしまう、気付いたらずっと頭で流れてる名曲。 ゆったりとした日にこそドキッとさせられるような5曲入り音源、ぜひ通して聴いてほしいです!
-
hayashi toto / welcome back to our place
¥1,000
【収録曲】 1. See you…this is our place 2. The night bus (to the moon?) 3. Dive 4. Warm & dark light (found) 5. Pugym Yonsa!? 6. Hopefully 7. Loves to cure with dance 8. Sunshine down 9. Welcome back to our place (this is our place!!) 【視聴】 See you…this is our place→https://youtu.be/-L5CTXzB4mM 【発売】 2021年3月 大阪を中心に活動するエレクトロソロアーティスト、hayashi totoの1stアルバム!! すごく個人的になるのですが、深夜に車で山道を走る時に何度も聴いていたせいで、蛍や星、夜中の田舎みたいなイメージが強く焼き付いているアルバムです。音一つ一つが心を直接打つようなとんでもなく素敵な音源。 1曲目「See you…this is our place」1番最後の曲もこの曲に近い曲なのですが、ここに全てが収束していくような始まりであり終わりでもある曲。リズム良く鳴る子供の声っぽい音がリードを取り、他の音がふわふわキラキラ周囲に舞います。繊細な音の絡まり合いで少しずつ少しずつ深いところに入っていくようなイメージ。美しすぎてやばいです。 5曲目「Pugym Yonsa!?」曲展開の節目ごとに子供の声が入り、重く揺らすビートの上で様々なメロディが縦横無尽に絡まり合う曲。シンセサイザーベルがどんどん重くなっていくごとに低い音の強さも増していきますが、一貫して派手になりすぎない、描写がずっと丁寧な曲。 多彩なのに硬派、こんなにすごいインスト音源は聴いたことがないです。これが音楽の力か〜〜〜と思える素晴らしい名盤。
-
ときめき☆ジャンボジャンボ / Voices of Wonder
¥1,500
【収録曲】 1. 夢みるカララ 2. Dramatic Experiment 3. New Epoch 4. アルゲンタヴィス 5. 走れカカポ 【Trailer】 https://youtu.be/lwmOVR-1Ftc 【スタジオライブ】 走れカカポ→https://youtu.be/4TDqITIkPG8 【発売】 2020年4月 大阪を中心に活動するインストバンド、ときめき☆ジャンボジャンボの3rdアルバム!! 派手でロマンチックな曲が、とてつもなく洗練されたグルーヴと曲構成によって作られる曲たち。昔自分がどこかで観た綺麗な街や空が、その時の心情と一緒にフラッシュバックするような感覚になるアルバムです。 1曲目「夢みるカララ」キャッチーなリフから始まってはビートがいきなり壊れて宙を舞います。変則的なリズムなのにどしんとした安定感のある、読めないのに落ち着きをくれる不思議な曲展開。物語のように進んでいく曲の中で各楽器が役割を持って踊ります。ドッと疾走してから重くなるラストがすごく気持ちいいです。 5曲目「走れカポポ」個人的に1番好きな曲。早いテンポで短い曲なのに詰め込まれた色が濃すぎる、めちゃくちゃに気持ちのいい曲。ピアノが1番キャッチーなラインをずっと保っていて、ビートやギターが派手で強い攻めをあらゆる角度から織りなしているのに曲がずっとキュート。広い荒野の中にある光っているものにまっすぐ向かって行くような、ロマンチックでかっこいい名曲です。 インストだからこそ魅せれる景色、出せる音、広げられる表現。ガッツリ浴びて欲しいです。
-
DJイオ / Sampling Roads
¥1,700
【収録曲】 1. Intro 2. Sampling Road feat.inko 3. I Want Warp&Hardhouse(Mega Moremix) feat.FJK 4. Devil Boy(Shadowbringers mix) 5. Packet Monstar(Champion シロナ mix) 6. Into The Discoteque 7. Chaos Disco Track 8. 四国お遍路88 feat.DJありがとう 9. Heat Attack(Colour Bass Remix) 10. Needy Girl Soulseek 11. 生 12. Love or Death(Old Skool Happy Hardcore Mix) 13. BLACK GOD DEATH DRAGON(NO FUTURE SUPER RAVE MEGA FIRE HOT MIX) feat.チームスプラ 14. Circuit On The Moon(2022 DJ イオ Remix) / DJ SHINKAWA 15. Sampling Road (Telematic Visions 909WAVSampleAttack Remix) 16. Chaos Disco Track(Musicarus Remix) 17. New!!Circuit On The Moon(The LASTTRAK Remix) 【発売】 2022年11月 【Trailer】 https://youtu.be/Qb1M84C_DPM 東京を拠点に活動するDJイオの、サンプリングミュージックアルバム!! カラフルなコラージュ作品の中を泳いでいくような感覚。とにかく楽しそうに繋ぎ合わされる音たち、ところどころで現れるメインメロディに翻弄されるセンス抜群の音源。 5曲目「Packet Monstar(Champion シロナ mix)」個人的にポケモンは好きすぎて、人生のうち何度も「ポケモンのこと以外考えられない…」という状態に陥ったことが何度もあるポケモン対戦ガチ勢だったので、ポケモンの曲いじられてるとテンションが上がります。ちなみにやりすぎるせいで最近は買ってません。アッパーで早いテンポに繋ぎ合わされたポケモンの対戦BGMたち、そもそもの抜群なメロディを生かしてアッパーに目まぐるしく展開していく曲。激しくもかなり音一つ一つが活きたアレンジ、ポケセンでブレイクするのかっこいい。 12曲目「Love or Death(Old Skool Happy Hardcore Mix)」この曲は元の曲は全くわからないのですが、かなり重たいビートと高音域に来るメロディとのドンシャリが曲の骨となっていて、中音域でめちゃくちゃ色んな音を遊ばせてるような曲。甘酸っぱい歌が浮いているようで浮いていないのがすごい、ちゃんとの色味の中心に歌があります。最後の謎にイケた展開も楽しかったです。 17曲目「New!!Circuit On The Moon(The LASTTRAK Remix)」、めちゃくちゃ好きな曲です。硬派なブレイクビーツと昭和っぽいポップスメロディみたいなやつとが交互に押し寄せる、不思議な高揚感のある曲。合間合間に入る早送りされてるような男性ボーカルの飛び道具的炸裂感がめちゃくちゃかっこいいです。 テクノ、ポップス、エレクトロニカ、ゲームミュージック、色んなものがDJイオさんのフィルターを通して一つの音楽になった素晴らしい音源。ポケモンとリズム天国がしたくなりました。
-
Amsterdamned / setting
¥3,000
【収録曲】 1. melodia 2. さよならbody 3. 点と線 4. DisUtopia 5. 瓦礫のダイヤ 6. nightwalkin' 7. DRY&WET 8. その日の天使 9. Carnival 【視聴】 melodia→https://youtu.be/GTNvryvfR6o 【発売】 2022年9月 大阪を拠点に活動するオルタナバンド、Amsterdamnedの1stフルアルバム!! こんなにもメロディアスなのにアムス節が効きすぎている、進化という言葉の真の意味を体現した素晴らしいアルバム。妖艶な歌と鋭いサウンドが優しく広がっていく、洗練に洗練を重ねた音楽に浸れます。 1曲目「melodia」静かに歌から入り、耳をじっと傾ける心を作り上げられてからの「巡る!血潮!」でドッと来ます。その"ドッ"が、めちゃくちゃパワフルなまんまに優しくて丁寧なのが最高。強引さが全くない自然な音の波、サビでキーボードと一緒にフワフワ宙に舞っていける名曲。 4曲目「DisUtopia」音と音が切なく丁寧に絡まり合うポップス。レゲエ調に入るキーボードとめちゃくちゃに広がっていくドラムのリバーブ、繰り返される言葉が聴いているという状態の後に頭の中に入ってきて一緒に共鳴しながらリフレインし始めます。中盤とラストでそれぞれ突然来るバグのような爆音、これが"Dis"の部分でしょうか。心がざわざわします。気持ちいいだけじゃないでしょ?というメッセージを勝手に感じました。 9曲目「Carnival」アムスといえば!とアムス好き10人に聞くと6人ぐらいが「Carnival!」と言うと勝手に思ってます。僕はそうです。学校の教科書とかにも載せる曲です。だいぶ前の音源にも入ってたのですが、クオリティが凄すぎになっての再録。音ひとつひとつ、そしてバンドとして、表現力があまりに高すぎる上にその高い表現力が丸まんま音源にも反映された、意外となかなかない完璧なサウンドバランス。長いベースソロからの爆裂トリップ音洪水、まだ終わらないで!と思いながら最後まで聴き続けてしまう超名曲。 絶対にこの音体験はしてほしいです、極上です。
-
ボーイスカウトブラザーズバンド / 日常の特集
¥2,200
【収録曲】 1. ときめきを 2. あの日の歌 3. 姉さん女房 4. 休日 5. 駆け上がる毎日 6. 天気雨 7. それぞれ 8. 趣味 9. 愛すべき二人 10. ろくでなし 11. 日常の特集 【ライブ映像】 https://youtu.be/X_coCibAgOU 【発売】 2021年8月 名古屋を中心に活動するギターポップバンド、ボーイスカウトブラザーズバンドの1stフルアルバム!! 優しく包み込むようなポップスアルバム、今自分の近くにある大切なものが愛おしくなる音楽。声と音に宿る底の方から来る暖かさ、聴くたびに好きになって切なくなっていく名盤。 2曲目「あの日の歌」男性のツインボーカルの曲。二人の声質の違いが愉快で楽しくて、少年味のある歌い方が心地良すぎるメロディとあいまってグッと真っ直ぐに響きます。AメロもBメロも気持ち良すぎて、曲全部がサビみたいなのがこのバンドの特徴だと思ってるのですが、それが特に強く活きている曲だと思います。流れるような曲が心地よく、ちょっと散歩したくなるような名曲。 5曲目「駆け上がる毎日」個人的に1番好きだった曲。ピアノが入っているのですが、ギターもピアノもベースも全て音が細くて、細い音が丁寧にキャッチーに絡まりあうのがサーカスみたいにカラフルですごいです。ゆるいままながらもパワフルさも所々に散らばった繊細なアレンジ、真ん中を突くメロディの圧倒的な滑らかさ、完成度も表現力も凄まじすぎる名曲。すごいです。 10曲目「ろくでなし」もちろん曲はポップなのだが、アルバムの中で特にガツンとくるエネルギーが演奏と言葉に詰まった曲だと思います。素を曝け出してぶつけ合って仲良くやろうぜみたいな曲。女性含めたバンドメンバーみんなで歌う感じ、言葉を断片的に散らすようなカットの多いアレンジ。力強いメッセージの中に愛が溢れ出る名曲です。 今あるものを大事にしよう、明日も楽しく生きていこうと心から思える素晴らしい名盤です!
-
むことひがしのおともだち / むことひがしのおともだち EP
¥1,100
【収録曲】 1.さかな 2.ハウ 3.さらば!'22 4.休日 【発売】 2022年7月 【Trailer】 https://youtu.be/4evfD7LvqkY 京都を中心に活動する弾き語りアーティスト、むこの1stセッションEP!! キャッチーな曲調とは裏腹、背景にあるサウンドが丁寧に実験的。繊細に表現される言葉と音の景色にゆったり浸れる音源。 1曲目「さかな」海の中をイメージしているようなアンビエントノイズから始まり、心地のいいギターリフと歌と女性コーラス、そして後の方に一瞬だけズンと入るビート。アルバムへの素晴らしい導入でありリスナーをチルへ優しく誘い込む最高の1曲目。幻想的な世界の中を歌が手を引いて案内してくれているような夢夢しさ。めちゃくちゃいいです。 2曲目「ハウ」ヒップホップも交えたかなりおしゃれな曲。気取らずパワフルなサウンドと横揺れ誘うように宙を浮く言葉尻。2〜3本あるギターの絡まり合いがめちゃくちゃかっこいいです、揺らされながらも一音一音に耳を傾けてしまう曲。 「ハウ」と同じく「さらば!」も「休日」もサウンド面がとてつもなくこだわって作られた再録音源、"なかまたち"それぞれの高いセンスと無邪気な遊びがぎゅっと濃縮された素晴らしい音源。
-
むこ / Failure -EP
¥1,100
【収録曲】 1. 綻 2. さらば! 3. 夏の想い 4. 酒 〜3人呑みver.〜 5. Bonus Track1 6. Bonus Track2 【発売】 2022年4月 【Trailer】 https://youtu.be/5icmsIIrOjI 京都を中心に活動する弾き語りアーティスト、むこの自主制作盤2ndEP!! むこくんの今この瞬間を閉じ込めている音源。安らかな暮らしや憧れ、もどかしさや切なさをあちらこちらから感じるいい音源です。 1曲目「綻」ハーモニカと歌の二人で歌っているような曲。優しく波打つ曲調で壊れていく心を描いた、映画のエンドロールのような曲。自分の心の揺れが些細であると自分に思い込ませるかのようなゆるさ、ちょっと切なくなってくる曲。 2曲目「さらば!」僕もめちゃくちゃ好きな曲、アッパーで情緒的な旅立ちの曲。少し強がってしまう男っぽさがかっこよくて馬鹿馬鹿しくて物悲しい詩、1度聴いたら頭にガッツリ残るキャッチーなバンドサウンドの曲。 楽しいボーナストラックも収録、"酒"という曲も入っているのですが、ほんとに家で一人で呑む時にめちゃくちゃ合う音源です。
-
樂円音樂 / 蒸発春旅行
¥550
【収録曲】 1. 坂 2. 江ノ島 3. 蒸発春旅行 【MV】 蒸発春旅行 →https://youtu.be/RnXP-GkYGrM 【発売】 2022年7月 東京を中心に活動するポップスバンド、樂円音樂の1st音源!! 大好きなゆうれいのいのちの解散のツイートを観て「まじか〜」と思っていたら、ゆうれいのいのちのコンポーザーの戸部さんから「新しいバンドの音源できた!」と連絡が来て嬉しかった。聴いてびっくりしました、この音源は間違いなく1st。高いポップセンスはそのままに荒く強く魂がガッツリこもった音源。 1曲目「坂」熱い単音ギターから始まるロマンチックな曲。平和な日々を過ごしつつも、遠いところへ飛び出して行きたい気持ちが溢れ出るアッパーでパワフルな演奏。後半で出てくる「二人で見つめる青い海 いつかゆらりゆらり朽ちていく」という歌詞がめちゃくちゃよかった。楽しいのに儚げな名曲。 2曲目「江ノ島」少し間の抜けた男女ツインボーカル、泳いで遊んで吹っ飛ぼうみたいな現実逃避をテーマにした感じの曲。中盤のギターソロへの入りがめちゃくちゃ気持ちいいです、盛り上がる曲展開の作り方がうますぎる。ラストにハミングで終わっていくのは、楽しいのに切なさも内包していて最高です。 MVにもなっている3曲目「蒸発春旅行」完璧すぎる曲。音楽に対する願いや自分たちのエネルギー、全てポップに変換して放つ最強のアンセム曲。こんなにポップなのにこんなに泥臭い、このバンドの人間性みたいなのが溢れ出てて泣けてきます。絶対に聴いて欲しい名曲。 めちゃくちゃいいです3曲入り音源です、ポップスの意地、最高。何十周も聴きたい名盤。
-
Moon In June / evergreen
¥1,870
【収録曲】 1. hikari 2. Summer Pop'97 3. Lovesong 4. ミストラル 5. Tremolo Mind 6. Noise Reduction 【MV】 Summer Pop'97→https://youtu.be/Pde7bhUS31c 【発売】 2020年7月 東京を中心に活動するドリームポップバンド、Moon In Juneの2nd EP!! 鮮やかなドリームポップサウンド、馴染み方が完璧すぎる柔らかい女性ボーカル、最高級のロマンチックポップス名盤! MVにもなっている2曲目「Summer Pop'97」タイトル通りまさに夏をぎゅっと詰め込んだポップス。サビの最高すぎるメロディが1番活きるサウンドバランスと曲構成。リードギターの単音やソロがかなり強気な音・ラインで、キャッチーな曲の中で光るそのアンバランス感が曲の深みをグンと演出します。古い港町に溶け込むようなイメージの曲。 6曲目「Noise Reduction」かき鳴らされるギラギラのサウンド、メロディックでアッパーに駆け抜ける曲。フラッシュバックした思い出の断片を観せてもらっているような感じで、この疾走感はドライブに合うというより一人でヘッドフォンで浸る方が似合う気がします、かなり情緒的な曲。 ハイセンスなサウンドメイクとメロディメイク、その全てを表現したい景色のために駆使した素晴らしいアルバム。夏に聴いて夏に浸り、冬に聴いて夏を思い出す名盤!
-
RIS / LONELY DISCO
¥2,000
※この商品は7インチレコードです。 【収録曲】 [A面]LONELY DISCO [B面]BIZZY 【Trailer】 https://youtu.be/HqHuaWSnsWc 【発売】 2022年6月 東京を中心に活動する宅録/シンガーソングライター、RISの7インチレコード!! リズミカルにギラッギラなニューウェイブ音源。派手でインパクトのあるジャケットから想像する色合いそのままの音源です。鳴らし続けられる4つ打ち、カラフルなエレクトロニカサウンド、リズミカルに響くボーカル。リバーブのかかり方やサウンド作り、アレンジどこを取っても凄まじい作り込みで1曲でシングルカットする意味を感じます。さまざまなルーツがこのアーティストの放つ"ニューウェーブ"に収束した素晴らしい1枚。
-
ぼんち / スロータウン
¥1,320
【収録曲】 1. 君のせい 2. ダウンタウンを離れれば 3. リバーズ・エッジ 4. ハイウェイ 5. 11月の雨 【Trailer】 https://youtu.be/Ibac6R9mxIU 【発売】 2022年6月 東京を中心に活動するポップスバンド、ぼんちの5曲入りミニアルバム!! 甘い歌と優しいサウンドで深いノスタルジーを追求するバンド、洗練されたキャッチーさから奥行きがぐっと膨らんだ今作。2曲目「ダウンタウンを離れれば」アッパーなテンポ、タイトルや歌詞から車を走らせてどこかへ走り去っていくようなイメージを持つ曲。悲しい気持ちを振り払うような明るさが気持ちいいです。3曲目「リバーズエッジ」個人的に1番好きな曲。曲構成とアレンジにエッジが効いてます、項垂れながらもロマンを求める渇望が垣間見えるような空気感。キャッチーに包むからこそ真の部分がくっきりと浮き上がった曲。あれっというまに終わってしまう音源、だからこどまた聴きたくなる。何度も聴きたい音源。
-
山下凡情 / 凡情
¥1,300
【収録曲】 1. トーキンアバウチュー 2. 凡情 3. amahuri 4. バニラアイス 5. your life is wonderful 6. (ボーナストラック) 【Trailer】 https://youtu.be/SbRbCVzZ2Jo 【発売】 2021年11月 京都を拠点に活動する弾き語りアーティスト、山下凡情の1stEP!! 優しく波打つメロディ、サイケデリックな匂い、無邪気に入れられた音たちとともにひとりぼっちに寄り添ってくれるナードで暖かい音源。1曲目「トーキンアバウチュー」小さな恋路のワンシーンを描いたようなロマンチックな曲。美化された思い出のように、舞い上がったり困ったりするほんのちょっとの心の動きが音楽に乗ることにより強く印象的に描かれています。好きな人に会いたくなる、誰かのことを好きになりたくなる名曲。2曲目「凡情」しっとりした中からグンと伸びるサビが最高に気持ちのいい曲。不規則に入れられる打楽器やキーボード、マラカスの音はサイケデリックなエッセンスとなり、ボサノバ調も合間って夢の中を彷徨うような色合い。かなり不可思議なアンサンブルは、ヘッドフォンで閉じこもって聴くとすごいトリップの仕方をします。5曲目「your life is wonderful」何かに後悔して夜にデロデロになってバグっている時の、ほんの一瞬だけ気持ちよくなった瞬間を抽出したような曲。なくなったものに想いを馳せるような。スカッと抜けるメロディのポップさはぎゅっと胸が苦しくさせます。一人で独り占めしたい名盤、ほんとに最高です。
-
真舟とわ / ルルルのその先
¥2,750
【収録曲】 1. ようこそ 2. はじまる 3. koe 4. あなたの住む街 5. 夏の予感 6. かける! 7. 愛しい世界 8. aionoyukue 9. Boy 10. good night 11. 朝を呼ぶ 【MV】 はじまる→https://youtu.be/a7NhevvyG4E koe→https://youtu.be/f54O8LpmugY 愛しい世界→https://youtu.be/fcGnujt-F0o 【発売】 2022年4月 関西を拠点に活動するシンガーソングライター、真舟とわのバンドサウンドメインの1stフルアルバム!! 風通しの良いサウンドと歌が艶めき吹き抜ける名盤、おしゃれさ・ルーツの深さ・聴き心地の良さ、何もかも全てのバランスがあまりにも完璧すぎて、いつでも聴きたい素晴らしい歌がたくさんあります。MVにもなっている2曲目「はじまる」古めかしいJ-Popの香りのするビートとコーラスワーク、扇動する歌はふわっとしているようで芯をしっかり突く強さがあります。音のオンオフがパリッとしたアレンジが曲全体の奥行きを作り出しており、聴けば聴くほど好きになっていく曲。こちらもMVになっている3曲目「koe」個人的に1番好きな曲。音数少ないベースのリフからグンとダッシュするサビが最高に爽快な名曲。窓から突然差す光のようなイメージ、逃避にもがんばりにも発見にも聴こえる詩です。どんな気持ちでいたとしても、優しいままにガツンと突き上げてくれる最高のキラーチューン、とりあえずYouTubeで聴いてみて欲しいです。7曲目「愛しい世界」単音を絡み合わせたボサノバ調のアコースティックギターと、静かに波打つような歌とで紡ぐ弾き語り曲。高いセンスにかまけない一つ一つの言葉の重み、丁寧なギターと歌との絡み合い。ちょっと酔ってる時の無敵感を繊細にキュートに描いた曲です。9曲目「Boy」前のめりにカントリーな曲、主張しすぎず全体を引き立てるリードギターが素晴らしい仕事をしています。大人になることの寂しさや子供への憧れとかをキャッチーな曲にギュッと詰め込んだ名曲です。スッと伸びて消えていくような歌にすごく切ない感じがあり、じんわりと響きます。アルバム通して何度も聴きたい、めちゃくちゃ丁寧に作り込まれた美しい名盤です!
-
Creamcan. / Lophelia
¥1,500
【収録曲】 1. Angelina 2. High Ball Sleep 3. Fumarole 4. Ganger 5. I’m In The Flammable Skirt 6. Lemony 【MV】 Fumarole→https://youtu.be/Haje6Io0qtw 【発売】 2022年3月 和歌山を拠点に活動するオルタナティブバンド、Creamcan.の6曲入りミニアルバム!! 過去の音源の中にあった"静"の部分を突き詰め、バンドとしての表現力をより高めんとする意志を感じるミニアルバム。メロウで退廃的、ところどころで走馬灯のようにロマンチックな景色が駆け巡ります。2曲目「High Ball Sleep」メロディックな歌、ギターの単音がところどころでバグったように慣らされ、何かが壊れていくエンドロールのような雰囲気のある曲。淡々と刻まれるビートが狂気を際立てます。MVにもなっている3曲目「Fumarole」男女ツインボーカル、波打つような英詩、シンと響くギターのサウンド。水中でゆらめき輝くような静けさと、コーラスワークが演出する壮大さとの対比がゾッと来るパワーを生み出しています。音源を通して濃い色味を作り込んだ音源。
-
Sweet Nobady / Five Star Diary
¥1,540
※この商品は7インチレコードです。 【収録曲】 A面 Five Star Diary B面 Here Comes The Summer 【MV】 Five Star Diary→https://youtu.be/5Cp3uWBzYEo 【発売】 2022年3月 カリフォルニアのインディーポップバンド、Sweet Nobadyの7インチシングル!! 圧巻の完成度で凄まじい響き方をする2曲入り音源。MVにもなっている1曲目「Five Star Diary」甘く滑らかな女性ボーカル、鮮やかなサウンド、グンと伸びるメロディメイク。歌を中心に据えつつもどの楽器もくっきりと際立つ美しいアレンジ。走りきらない疾走感というか、落ち着いて一緒に走ってくれる感じのテンポとメロディが最高に心地いいです。2曲目「Here Comes The Summer」アッパーでロケンローな曲。愛らしいボーカルの声の音域を裏切るようなニューウェーブの香りがするキーボードがかっこいいです。かなり尖ったコードとメロディ、ポップなままにめちゃくちゃ渋い曲。どっちも間違いなくリード曲、朝一に聴いたら間違いなくいい日になります。
-
扇芝智也 / 凹
¥2,000
【収録曲】 1. いつかの雨 2. 空白 3. 大人になれたら 4. 星 5. キャタピラー 6. Laundry 7. 都会の唄 8. さんかく 【MV】 さんかく→https://youtu.be/VH_wGEG2GiA 【発売】 2021年11月 大阪を中心に活動する弾き語りアーティスト、扇芝智也の8曲入りアルバム!! 鬱屈を柔らかく美しく、優しい音楽へと昇華した音源。作詞家の観ている景色の中へすっと入っていける高い表現力、すごく心地のいい音源です。1曲目「いつかの雨」森っぽいギターと雨っぽい詩とで幻想的な世界を描写する曲。実際の山の中というより、いつかに自分が観た景色を頭の中で思い描いた自然の中に閉じ込めて映し出している感じ、ロマンチックが溢れ出ています。エンドロールっぽいこの曲から始まるのすごく夢夢しくていいです。4曲目「星」"君"と"星"をリンクさせ、その美しさと見えているのに遠くて届かないことを憂う曲。星を眺めながらぼんやりとしている瞬間を音で繊細に表現しているからこそ、突然飛んでくる"国道"という生活感あるワードにドキッとさせられます、急に現実に引き戻される感じ。美しい夢の中とすすれた現実との遠さ、星をメタファーに距離や違和感を1曲で表現した素晴らしい曲です。MVにもなっている8曲目「さんかく」昔、僕が扇芝さんに対して「しばさんの曲って自分の思考の早い段階で自己完結しすぎてて深みも少なくて、曲のイメージが閉鎖的なのもあって入ってこない」って言ったことがありました。本当にひどいことを言ったなと思うし、なんならシバさんもちょっとひきづってるっぽかったのですが、この「さんかく」という曲は僕は特にそう思っていた曲で。ですが、ある時にこの曲をライブで観て「めちゃくちゃいい…」と思ったタイミングがありました。しばさんの心の変化や単純な技術の向上があったのかもしれないのと、僕が「扇芝智也は薄っぺらい」と思っていたのがそんなことなかったと思うようになったのと、多分両方あります。僕はこの曲を初めて聴いた時に、詩や色味から「一緒に消えよう」みたいな、心中に近い感じの曲なのかなと解釈したのですが、多分ほんとうは逆で「もっと楽しいところに一緒に行こう」みたいな、苦しまなくても大丈夫だよという優しい曲なのかなと思います。詩はかなり断片的で特に正しい解釈みたいなのはないと思うのですが、聴いて何かを感じて欲しいなと思います。マジですごくいい音源です、薄っぺらい人間には到底作れないです、本当にその節はすみませんでした。扇芝智也の頭の中に入って浸れる名盤です。
-
扇芝智也 / 凸
¥2,000
【収録曲】 1. ワンダーランド 2. シャワー 3. 春 4. 恋と発明 5. プレゼント 6. 未知 7. 世界の花 8. いのちの回転 【MV】 プレゼント→https://youtu.be/mCzcS9kQlVk 【発売】 2021年11月 大阪を中心に活動する弾き語りアーティスト、扇芝智也の8曲入りアルバム!! 凹と凸の2枚同時リリース、「どちらかと言えば明るい方」と本人が語る今音源『凸』。明るいというか、どちらかといえば自分の中の「オラオラ!」みたいな攻め気を乗せた音源がこっちという感じ。2曲目「シャワー」"君"に会うまでのワクワクふわふわしている感情を細かく描写した曲。少しロマンチックが行き過ぎていて、だけどそんな自分を甘んじて受け入れてる、ちょっとした恥ずかしさ混じりなのがいい詩です。ギターが作り出すセピア色の空気感に浸れる曲。5曲目「プレゼント」僕が扇芝智也の曲の中で1番好きな曲。単純にコード・拍子・展開がぶちあがります。酔って気が大きくなって、尖った感情が頭の中だけで大爆発しながら踊り狂う時、僕はよくあるんですが、その時の感情や景色が思いっきり詰め込まれていて、ほんとにすごすぎるな〜と思う曲です。7曲目「世界の花」力強くも重厚にかき鳴らされるギター、一つ一つの言葉をリスナーの頭の中だけでリフレインさせるような空間の多い詩の配列、壮大に羽ばたいて行くような伸びやかさが気持ちのいい曲。しばさんは僕の上司でほぼ毎日一緒にいてめちゃくちゃ褒めるのはちょっと癪なのですが、残念ながらほんとにいい音源ですね…。
-
LAIKA DAY DREAM / laikadaydream #2
¥2,200
【収録曲】 01. A Girl In Saigon 02. Musician 03. From Mi To Ya 04. Maboroshi Into The Sky 05. Usotsuki 06. Natsu Yasumi Blues 07. Shibuya 08. Idol 09. Spiral Spring [Live] 10. Hope [Live] 11. Adolescence [Live] 12. Kinmokusei Room [Live] 13. Garakuta [Live] 14. Cold Wars [Live] 15. I Adore You [Live] 【MV】 Usotsuki→https://youtu.be/_Kcd9Uv27L0 Natsu Yasumi Blues→https://youtu.be/rxP7i9OfeoI A Girl In Saigon→https://youtu.be/xCt8QKoCh8U Musician→https://youtu.be/WsnKkedxqVQ 【発売】 2021年12月 東京を中心に活動するギターポップバンド、LAIKA DAY DREAMの2ndアルバム!! これはもう日本語で歌う音楽の中で一つの頂点的音源ではないか、と思うほどの完成度と説得力。マジですごいです、ギターポップ・ポップスの超境地。2曲目「Musician」メロディが凄まじく綺麗なBメロをふわっと展開させた感じでサビに入っていく不思議な構成の曲。滑らかに流れていく心地よさが、アウトロでの力強いサウンドへと向かって流れていきます。一つの映画みたいな曲。3曲目「From Mi To Ya」めちゃくちゃ大好きな曲。パワーポップのいいとこをぎゅっと濃色したドンとしたビートとサウンドメイク、サビ終わりのつんのめるようなビートの乗せ方最高すぎます。コーラスで彩りつつあっけらかんとした詩をしっかりと聴かせる超名曲。6曲目「Natsu Yasumi Blues」このバンドには珍しい少しアップテンポな曲。リズミカルな言葉と優しい歌声との不思議な調和。少年的ロマンチズムを詰め込み、甘酸っぱくアッパーに表現した楽しい曲です。9〜15曲目は全てLive音源、かなり豪華なボーナストラックです。音楽のことがもっともっと好きになれる音源だと思います、これはかなり聴いて欲しい名盤。
-
ODAGAWA SHION / 1998
¥1,000
【収録曲】 1. 090 2. lightning cable 3. library 4. snorkel 5. bad communication 6. lockdown laser 7. Green Detective 8. blueberry city 9. Guandu zhi zhan 10. Dishuihu 11. Dine and Dash 12. Ryotei 13. odagawa circuit No.3 14. beat1 15. REAU 【視聴】 lightning cable→https://youtu.be/IKFowAuk58k 【発売】 2021年11月 大阪を中心に活動しているトラックメイカー、ODAGAWA SHIONの15曲入りアルバム!! 洗練された音の粒とユーモラスに散らばされたサンプリング、真面目さとわんぱくさとのコントラストにグッと来ます。全て含めてODAGAWA SHIONという人間であり、その人柄がぎゅっと濃縮された今音源。じっと聴いてワールドに浸りながら揺れるのも一興、BGMにして別のことを揺れながらやるのもまた一興。2曲目「lightning cable」橋本インフィニティ直也という大喜利師が「1億円均一ショップで一番の人気商品は?」というお題に対して「iPhoneを充電するライトニングケーブルなんですけど、途中に二つクリスタルでできたドクロがついている」という回答をしたのですが、それをODAGAWAがサンプリングして作った曲。他にもいろんな声がサンプリングされていますが何を言っているのかは分かりません。リズミカルなベースとハイを刻むシンセの音が乗せつつサンプリングの声を聴かせるバランス感覚が素晴らしい曲。7曲目「Green Detective」ほんとに素晴らしい超名曲。優しく覆うような和音のサウンドとちょっとチープなサウンドが奏でるメインのメロディ、少しくぐもった色合い、なんだか懐かしい感じ。音を後に引きつつ遊ぶジャジーな間奏も聴いててすごく上がります。11曲目「Dine and dash」アーティスト「よいまつり」の曲・声をサンプリングして散らばせた曲。うっすら聴こえる「ヨイヨイ」がいい感じです。ストリングスのメロディからの刻むキーボード、左右に振られたシンセベースがじっくりあげてくる感じがかなり気持ちいい。合間合間で突然現れる中華風のインパクトに対して一体なんなんだろうと思い始めた頃にはハマってます。食い逃げの曲っぽいです。13曲目「odagawa circuit No.3」マリオカートをイメージした曲だそう。僕とシオン君はマリオカートwiiのライバルなので他人事ではないなと思います、ゆるっと楽しい曲。どの曲にもそれぞれ世界があり、その上でどの曲も彼の匂いがします。インストなのにこれだけくっきり個性があるのは本当にすごい。この音源を聴きながら音楽を追求する真摯さに当てられて欲しいなと思います。
-
bud&harbor / SIRANUI EP
¥1,500
【収録曲】 1. トーン 2. ロウ 3. null 4. SIRANUI 【視聴】 トーン→https://youtu.be/oi77n9fttD0 【発売】 2019年9月 大阪を中心に活動するギターポップバンド、bud&harborの4曲入りEP!! 深いところからぐんとおしゃれに乗せてくれます。横揺れ誘うビートとコード感、どこかアドリブチックというか、活き活きとジャムっている感じが最高にイケてて心地のいい音源。1曲目「トーン」つんのめるようなBメロから来るサビの、クールかつアッパーなハイハットとギターとの絡み方が超上がります。遊んでるかのように長い尺で繰り返される間奏のリフ、一つ一つの細やかなアレンジがキラキラ光る曲。2曲目「ロウ」少ない音数でしんと張り詰めた空気を作り、所々でドキッとさせながらもドカンと来るラストへと向かっていくオルタナティブ的曲。重くもキャッチー、ひとりぼっちに寄り添うようなグッとくる曲。4曲目「SIRANUI」合唱的に歌が膨らんでいくコーラスワーク、シンセサイザーっぽいウネウネしたベースが曲中のパキッとしたキメを引き立てているように感じます、サビ終わりからグンと広がっていくアレンジ力、そして高すぎるグルーヴの「さすがすぎる!」と思ってしまう安定感。曲それぞれが唸りながらもキャッチー、ポップの真髄が垣間見える名盤です。
-
猫を堕ろす / CLOUD ALBUM
¥2,500
【収録曲】 1. JOKER 2. 101回目の遠征試合 feat. 藤本薪 3. happy song 4. 五反田モーショントラック 5. 私的任務 feat. ワタナベヒロト 6. プラガブルな遺伝子 7. フューチャーデバイス feat. シバガキ & OtkFromHell 8. 裏切り 9. 痛みは一瞬 貴方は永遠 10. ときめきリサーチ200X 【MV】 ときめきリサーチ200X→https://youtu.be/z2eawA8HnyU 【発売】 2021年10月 名古屋を拠点に活動するポップスバンド、猫を堕ろすの10曲入りフルアルバム!! ポップでキラキラした曲の中に散りばめられた多彩なルーツ、キャッチーを突き詰めつつ今音源で行き着いた先は個性がギラギラ光る一つのニューウェーブミュージックアルバム。2曲目「101回目の遠征試合 feat. 藤本薪」アッパーなビートと短く跳ねる詩、音数は多くもスカッとした軽快な曲。シンセサイザーのメロディの絡まりが演出する独特のエモーショナル、ちょっと切ない感じが不思議と漂う曲。6曲目「ブラガブルな遺伝子」シンセサイザーの単音と単音の掛け合いが楽しいインスト曲。何回転もしていく曲展開と美味しいところを美味しく乗せてくるビートが派手でかっこいいです。MVにもなっている10曲目「ときめきリサーチ200X」男女ツインボーカルが生み出す甘酸っぱい感じをエッセンスに、少し古めかしさのあるサウンドメイクで爽快かつパワフルに駆け抜けていく曲。どこか遠くの方に行ってしまうような感じで曲が終わるので、アルバムの締めとしてすげぇ切ない感じで聴き終えた後にフワフワします。聴けば聴くほど奥行きを帯びるというか、何度も繰り返し聴いて色々な音楽の楽しさに触れてほしいです。