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ODAGAWA SHION / 2001
¥1,000
【収録曲】 1. Square 2. Kyoshi 3. tobikomi 4. Computers and Favors 5. Automation Speedway 6. azarashi i pe ko 7. MABAYUI EZOSHIKA 8. One Match 9. Floating 10. Pegasus 11. Hedopelagic 12. Empty 13. Rigel 14. alian pump 15. itsudatte bokuraha 16. Sheesh 【発売】 2024年11月 【Trailer】 https://youtu.be/FhyrEbKj1M8?si=29qv09ZuL-S__-kF 大阪を中心に活動するVGMアーティスト、ODAGAWA SHIONの5thアルバム!! 僕のお店「さぼてん堂」の2階でシオン君はよく作曲をしていて、このCDの封入もうちの店でずっとやっていました。いつも横にいるシオン君がちゃんとかっこいい曲をいっぱい作って、着実に進んでいく姿を観れるのは嬉しいです。 前作も素晴らしい出来栄えだったのですが、今回は前作よりもキメの細かい遊びやアレンジが光り、また曲ごとに設けられたジャンルそれぞれに縛られない音選びの幅が広がったように感じます。 3曲目「tobikomi」すごい曲だと思います。ぐるんと景色が途中から一回転するのですが、その展開の仕方がめちゃくちゃスムーズ。綺麗にひっくり返っては真っ逆さまに飛び込んでいきます。持ち前の"渋さ"が、"癖"ではなく"技"に仕上がった瞬間を見たような気がします。 7曲目「MABAYUI EZOSHIKA」突然歌い出したODAGAWA SHIONにびっくりする曲。正統派の歌唱、チープさとエネルギッシュさのバランス感が面白いです。一回聴いたらずっと耳に残ります。 8曲目「One Match」タイトルから考えると「ラスト一機、これ死んだら終わり」の場面だと思います。アッパーで前のめりな楽曲、シンセベースが渋くうなっていてかっこいいです。シオン君らしいキーボードのメロディラインがくっきりと浮かび上がっては乗せてくれる名曲。 15曲目「itsudatte bokuraha」個人的に、シオン君の曲史上トップクラスに好きな曲。一回聴いた時からかなりハマってよく聴いています。クラップやバスの使い方がちょっとフックになっているのにスマート。単純なようで耳に残るメロディにはすごい情緒があります。なんでこんなにグッと来るんだろう……と、何度聴いてもわからず、また聴き返してしまいます。中盤の不思議な展開がメインのリフの心地よさを引き立てます。 めちゃくちゃいい音源だと思います。前回の音源は曲ごとにくっきり色があって色んな人に見た景色って感じでしたが、今回のアルバムは一人の人間が観た色んな景色、って感じがします。不思議な統一感。じっくり聴くのもよし、車でかけるのもよしな名盤です。
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Pumpkin Sneakers / Melancholy of Citrouille
¥1,000
【収録曲】 1. 興 2. Ishigaki Lullaby 3. El Camino De La Cola 4. Ungut Mosch Mosch 5. La Notte Il Mare 【発売】 2024年6月 大阪を拠点に活動する二人組ギターユニット、Pumpkin Sneakersの5曲入りアルバム!! 技巧派でエネルギッシュなギター二人組、カントリーにオルタナティブな聞き応え抜群の音源。高いグルーヴには熱量も無邪気さもあり、聴いているだけで音楽をどんどん好きになっていきます。 2曲目「Ishigaki Lullaby」ゆっくりなパートと早いパートを、最高に気持ちのいい間で交互に織りなす曲。僕はギターを弾けないのでどれぐらい難しいことをやっているのかとかは分からないけど、このテンポチェンジの多さを抜群のグルーヴで魅せる呼吸の合い方にはびっくりするし、そのバッチリ感が何より楽しいです。聴いているだけでどこか遠くまで行けてしまう名曲です。 5曲目「La Notte Il Mare」タイトルはGoogle翻訳によると"海の夜"。哀愁を持ったままにアップテンポで走り抜けていく、美しさと疾走感のある曲。ギター2本だとは思えない表現力、バッキングとリードを交互に行いつつたまに重なる瞬間が爽快です。 音一つ一つの響きにかなり丁寧なこだわりを感じる素晴らしい音源。BGMとしてかけてもかっこいいですが、個人的には一人でイヤホンで大きい音で聴くのがおすすめです。
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sickufo / sickufo2
¥1,500
【収録曲】 1 pool 2 ufo 3 ride around 4 she's so blue 5 after the matsuri 6 mado 7 hyoutenka 8 iwa wo kezuru 9 daywalk 10 baby in the car 11 wehavelove 【MV】 iwa wo kezuru→https://youtu.be/ZE6joKPo0Pg?si=AuTW7YG2_aFUJWdB 【発売】 2023年9月 東京を中心に活動するサーフ・インディーロックバンド、sickufoの2ndアルバム!! スカッとしたサウンドバランスの中で波を打つような温かいギターサウンド、鬱屈と煌めきを同居させ、音と言葉で魅せて聴かせる極上の音楽。ずっと好きでずっと聴けるアルバムです。 3曲目「ride around」やや遅めなミドルテンポ、ベースとギターの跳ねた響きの上に弾かれて揺られるような心地の曲。断片的に飛んでくる歌詞「ポップキャンディ」「信号機」「螺旋階段」等が音楽の中に尾を引いて残っていって、頭の中でゆっくりリフレインするような不思議な感覚。意識が散漫な瞬間を切り抜いたかのように感じる曲です。 6曲目「mado」部屋の中から窓越しに雨を眺めながら好きな音楽を聴き、ぼーっと色々考え、ふと窓を開けてみる曲。このバンドが切り抜いて表現する"いつかの瞬間"は、僕も普段気に止めないような瞬間で、ただsickufoの曲を聞くと、知ってるような知らないような景色を思い出しては「あの瞬間めっちゃ良かったな〜」となぜか思い返してしまう感じがあります。切り抜くセンスとその瞬間を表現する音楽センス、どちらもほんとにやばくて、この曲は特にそのどっちもが光ってる曲だと思います。 8曲目「iwa wo kezuru」少しアップテンポな曲。ゆっくりとした曲が続いた後に来るこの曲の荒波感がすごい。曲単体としてももちろんカッコいい曲なのですが、アルバムの流れで聞いた時の爆発力はとんでもないです。連打されるハイハットとかき鳴らすベースの"iwa wo kezuru"感がめちゃくちゃ気持ちいいです。 どの曲もすごいです、ずっとロウで美しくて心地いい。このアルバムが聴ける時代に生まれて良かったと思ってしまうぐらいの名盤。
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FRK / GRUV!
¥2,200
【収録曲】 1. Cordobés 2. Sitges 3. Pájaro Loco 4. Hiromi 5. Jia Peng 6. Sottile 7. Sitges II 【発売】 2023年5月 【視聴】 https://youtu.be/qr5Utq8EPL8?si=x_rrZsgzLJjKBB_8 アルゼンチンから入荷、FRKによるジャズ・フュージョンロック音源!! 風通しのいいさっぱりとしたサウンドの爽快感、予測できないトリッキーな曲展開とオルタナティブなアレンジ、技術と表現力で魅せるインスト音源。 1曲目「Cordobés」リフの決めの気持ちよさ、そして個々の楽器のフリースタイルの伸び伸びした感じとがくっきりとしたコントラストを生み出しており、7分の尺でずっとワクワクさせ続けてくれます。ジャジーなセッションは部分的にサイケっぽくもなりめちゃくちゃクールです。 5曲目「Jia Peng」スペーシーな雰囲気で始まるフージョン味の強い曲。この音源の中で1番メロディが立っているキャッチーな曲な気がします。何本かある管楽器は唸り合い、タイトなビートの上で鮮やかに跳ね、すごい遠くの世界を旅行させてくれる感じがします。 行ったこともない遠くの国の音楽をゆっくり聴くの楽しいな、みたいな、音楽を聴き始めた頃の無邪気な気持ちを思い出させてくれるような、音楽愛と衝動と技術の詰まった素晴らしい音源です。
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ODAGAWA SHION / 2000
¥1,000
【収録曲】 1. zip line 2. plum city 3. river noodle 4. RB 5. inago 6. syohosen 7. kalasia 8. Delicious Freezer 9. start dash drink 10. Gymkhana 11. IDO SOKUDO UP YUKI 12. imomushi 13. Asian Orb 14. Deka 15. driving park 16. LOVE×2BACK☆☆ 【Trailer】 https://youtu.be/-xYnluGvnCI?si=HWFQt_ni6_ynAzIh 【発売】 2024年5月 大阪を中心に活動するVGMトラックメイカー、ODAGAWA SHIONの4thアルバム!! 彼の1番色濃いルーツはゲーム音楽。そんな中、本来交わらないはずのパンクバンドやポップスバンド、弾き語り等とのジャンルレスなライブ経験を踏み、生まれたのはかなりフロアに密接でアグレッシブなアプローチ。豊かでバーチャルな音楽を肉体的に打ち出す、今音源は徐々に形成されていった彼ならではの音楽性がバッチリハマって生まれた、個人的には過去最高傑作だと思います。 4曲目「RB」テンポは少し早め、スロットをイメージしたエレクトロニカルな一曲。音の隙間は多く一つ一つの音の粒が浮き立つように作られており、どうしてもじっと耳を澄ませてしまうような曲。なぜかダブの香りがします、ワクワク乗れる名曲。 8曲目「Delicious Freezer」強くくっきりとしたビートの上でシンプルにメロディを聴かせる、今音源の中で彼の技術とセンスが生々しく光る曲。展開もそこまで多くはないものの、一つ一つの音の響きにこだわって作られており、真っ直ぐに持ち味を楽しめる曲です。 16曲目「LOVE×2BACK☆☆」色んなテーマで色んな曲から色んな景色に引っ張り回してくれて、1番最後に来るこの曲はアゲなハッピーハードコア。彼のちょっと渋めなセンスというか、明るくなりきらずに聴かせる感じはハッピーハードコアとの相性がすごくいいように感じます。派手すぎないというか、わかりやすくなりすぎないというか。 インスト音源なのに彼の人間性が溢れ出る名盤、ぜひ聴いてみて欲しいです。
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Padge / 人間っていいな
¥1,000
【収録曲】 1. アフター・フューネラム 2. バック・ホーム 3. プラス・マイナス・ゼロ 4. ファーリー 【ライブ映像】 https://youtu.be/zDT9lwq7Kr4?si=RatS--THw1Ob3rV4 【発売】 2024年3月 長野県の松本を拠点に活動するハードロック・ギターポップバンド、Padgeの4曲入り初音源!! ソウルフルにアグレッシブ、おしゃれさとパワーのバランス感が抜群に爽快な音源。CDと同封されている特典の数も凄まじく、熱量と愛にグッとくる一枚です。 1曲目「アフターフューネラム」サックスから入り、スカッとした音の空間とソリッドに唸る力強いサウンドとのコントラストで魅せる曲。アグレッシブにチャンスを決めきれなかった人生の瞬間を描いたような、後悔から来る今の強さを描いたような詩。観て観ぬふり、後の祭り、何度も出てくる言葉は、生活の中でふと頭によぎっては「やらなきゃだめでしょ〜」みたいな気分にさせてくれると思います。 3曲目「プラス・マイナス・ゼロ」ファンク調に進み、サビでビートが半分になってガツンと重く乗せてくれる曲です。ファンクらしい怪しさがかっこいい曲展開、どうしようもなさと強く生きる美学とが交錯するような歌詞。感想やアウトロで楽器が自由にうねるのは、ライブバンドらしさがあり楽しいです。 ロマンチックに熱く生きる、モラトリアムの詰まった音源です!
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sugarman / Tema and Home
¥2,000
【収録曲】 1. Tetsuo 2. rash life 3. mado 4. スローラーナー 5. uuuu 6. rash life(remix) 7. Romance 8. s.m.p.m 9. shimmer 10. 14(fourteen) 11. バースデー 12. scale up 【MV】 rash life→https://youtu.be/GlRL01dldto?si=JuWbd0SDdxMT6qrP 【発売】 2024年2月 仙台を中心に活動するオルタナ・インディーポップバンド、sugarmanの12曲入りフルアルバム!! インディーポップやオルタナを楽曲の主軸としつつ、電子音やボイスチェンジャーを使用し幅広く実験的に音楽を探究した今音源。持ち味の爽快なサウンドと抜けの良いボーカルのメロディは抜群によく、その上で息苦しさや葛藤を描いたようなリアルさがあるアルバムです。 MVにもなっている2曲目「rash life」電子ビートとシンセサイザーが特徴的で耳に残る曲。スカッと開いている中音域をサビで勢いよく埋める感じが気持ちいい。女性コーラスでパッと華やかになり、そのまま遠くに消え去っていくように終わっていきます。ぼーっとトランスさせてくれる不思議な安心感。 5曲目「uuuu」曲名通りにuのハミングがら始まる曲。畳み掛けるように歌が途切れず続くAメロ、単調に進んでいく曲がブレイクを挟んでから少しずつ歪み、うねったままにグンと伸びていくような曲。シューゲイザー的アプローチを必要最低限の洗練された音で鋭利に丁寧に広げ、1番最後の最後でめちゃくちゃに鳴る曲。思ってたよりも来た!とテンションが上がりました。かっこいい轟音。 12曲目「scale up」聴きたい音楽、アッパーなのに走り切らない優しいこの感じ、落ち着くバンドサウンド。低音と中音域にバランス感が抜群で、気持ちのいいメロディはふわふわと踊り、アレンジでバッサリと曲の色を派手にしていきます。素晴らしい名曲です、ずっといずれかの楽器が個性を発揮していて、自由で楽しいです。 すごく膨らんで収束する、その膨らみがカッコいいからこそ帰結が爽快、そんなアルバム。僕はすごく聴いてます、かなりおすすめしたい名盤!
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猫を堕ろす / ポップの真髄
¥2,500
【収録曲】 1. door 2. 漫画の世界で 3. オーバークロック feat. 藤本薪 4. pop song 5. Storage of the ground 6. コミュニス feat. 鮭とばSKTB 7. 光があふれてる 8. 新しいきみへ 9. 凪の音楽 【MV】 door→https://youtu.be/-Je4kQKq7vE?si=iTmvpcQ9BMpIwmQN 【発売】 2024年2月 東京を中心に活動するエレクトロ・ニューウェーブポップスバンド、猫を堕ろすの9曲入りアルバム!! カラフルな音使い、幅の広いアレンジ、詩的なのに距離の近い言葉たち。ポップさは損なわないまま重たくパワフルに聴かせるアルバムです。 MVにもなっている1曲目「door」独特のメロディセンスが活きる女性ボーカルはこのバンドの節が効いてる感じがします。曲全体が多彩すぎるアレンジによってフワフワ浮いてる感じになっているので、パワーポップ的なアプローチのサビがガツンと映えてかっこいいです。個人的にはサビの終わりがけのコードが気持ちよくて何回も聴きたくなります、ずっと発見のありそうな名曲。 5曲目「Storage of the ground」不思議な曲。僕は英語がわからないので曲名を翻訳してみましたが、曲の詩と照らし合わせて考えてみると"冷凍保存された場所"的な意味なのかなと思います。曲調的にノリの良さはあれど、詩や展開的にかなりタイトな重たさもあり、じっくり聴いているとズドンと影を落とされた気になります。最後のサビ〜アウトロの感じに変な意識の持っていかれ方をする面白い曲。 9曲目「凪の音楽」渋いゲームミュージック的な雰囲気と温かい日本語の歌のポップさが絡まりあってドリーミーに仕上がっている曲。個人的にこのバンドの1番の好きなところである"ピュア故のシニカルさ"みたいなのが、この曲はドンピシャでハマって活きている感じがします。 攻め攻めなアルバムタイトル"ポップの真髄"、ある種リスナーへの問題提起みたいなタイトル。ポップってなんなのか、このアルバムは"猫が堕ろす"が出す一つの回答なんだと思います。時代とか境遇とかを突き抜けるため、今この瞬間に産まれるべくして生み出されたアルバム。
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ゆ〜すほすてる / 引っ越ししたい
¥2,200
☆SABOTEN MUSIC 限定購入特典ジャケットコラボシール付き☆ (商品画像2枚目) 【収録曲】 1. 春よくるな 2. バカンスの夢を見る 3. 私たちってかわいそう? 4. 犬 5. みんなのことあっと驚かせる死に方 6. かなしい 7. さま〜べいび〜 8. 夏休みがはじまらない 9. 強気にさせないで 【MV】 バカンスの夢を見る→https://youtu.be/5vPqfeoHBPw?si=Xck6wecAcvfh4Nic 【発売】 2023年12月 【特典シール】 デザイン:よいまつり 京都を拠点に活動するインディーサーフポップバンド、ゆ〜すほすてるの9曲入りフルアルバム!! 卑屈な言葉がアグレッシブでキュートに炸裂する固有の音楽性。どうしようもないことの数々、『引っ越ししたい』らしい彼らの歌を聴いて「明日もここで頑張って生きていこう」と心から思える音源です。 MVにもなっている2曲目『バカンスの夢を見る』夢の中と現実を行き来するようなサウンドと曲展開、現実逃避したいけどできない日常を描いたような曲。全部を放り投げたほんの一瞬の開放感がラストの爆音パートに詰まっていると思います。心地よくもソリッドな曲。 4曲目『犬』、「最近体調悪い、やばいぐらい無意味な週末、公園へ出かけて犬触って帰ります」から始まるナードすぎる曲。なるべくしてなってしまった虚無の休日の中、パッと何かの景色がフラッシュバックしたかのような間奏。よかったことなのか悪かったことなのか、不思議な余白。公園で犬観る度に頭の中で流れるようになりました。 9曲目「強気にさせないで」アルバムラスト、1番突き抜けてキャッチーな曲。変わっていくものに対する寂しさを言葉に、それに対してあっけらかんとしていたい気持ちが曲調に乗った感じがする曲。ちょっと笑えるぐらいの卑屈さにはキュンとくるというか、そんなにさらけ出してくれてありがとうみたいな気持ちになります。 本当に大好きなアルバム。今までのゆ〜ほすを知っている人は進化に喜ぶし、初めて知った人は真っ直ぐに好きになれると思います。絶対に聴いて欲しい名盤!
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yei / Return of Pinkrobot
¥3,000
【収録曲】 1.Hello Horsetail Field,Pt.1 2.Messenger From Somewhere 3.Pink Riot 4.Smile 5.Karate Girl Forever 6.Dr.volsole's Stewed Soup 7.Is Your Head Blue or Red? 8.Vunjara Attack 9.Hello Horsetail Field,Pt.2 【MV】 Messenger From Somewhere→https://youtu.be/lWdrKluT394?si=XPNd8rervWcMvut_ 【発売】 2023年7月 大阪を中心に活動するインディーロックバンド、yeiの1stフルアルバム!! キラキラしてガチャっとしてて、しっかりと深いルーツ。遊園地に行った時の「楽しい!最高!」と「疲れたな、明日仕事嫌だな」の両方をしっかり丁寧に描いてくれているかのようなアルバムです。 MVにもなっている2曲目「Messenger From Somewhere」キャッチーなボーカルの声とメロディがくっきりと活きるドンシャリサウンド、アッパーなビートが浮きすぎないよう地に足のついたベース。壮大に聴こえるアレンジが、より小さな心の機微を描いたように感じる不思議なイメージ。大きい景色をバッと観せられて、その景色をどんどんズームしていき、そこで暮らす人に出会えた感動みたいなものを曲終わりに感じられる曲。 6曲目「Dr.volsole's Stewed Soup」全部英詞なので言葉の意味は分からないけど、女性ボーカルの囁くような歌と静かに重なっていくキーボードの音で全体を覆う曲。牧歌的で壮大な美しさと家の近所の川のような身近な美しさ、両方を兼ね備えたような情景。ところどころで入るサックスのメロディがすごく心地いいです。 The Flaming LipsのYoshimi Battles the Pink Robotsという曲に感銘を受けて作った音源だそうで、僕はThe Flaming Lipsをあんまりちゃんと聴いたことがなかったので聴いてみましたがカッコ良かったです。好きなバンドの好きなバンドを遡って聴いていくのは楽しいし色々音楽を知るきっかけにもなるし、出した音源からだけでは見えないところにある各アーティストが大事にしていることが垣間見えたりするので、そういう意味でいい風を生む一枚になってほしいなと思います。
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イワクニマユ / 私手記
¥1,000
【収録曲】 1. time signal 2. 嘘ついた 3. 鳥 4. 坊や 5. 嵐の夜に 【視聴】 time signal→https://youtu.be/Hir_WnW_YyU?si=_QzByU_DhH5gkq4Q 坊や→https://youtu.be/d22G6P-eNcI?si=7AlO11xwHRV4cdrD 【発売】 2023年3月 大阪を中心に活動するピアノ弾き語りアーティスト、イワクニマユの5曲入り音源! イワクニさんが見た景色、そしてその瞬間に感じた感情が音にこもっていて、イワクニさんの気持ちになって同じ景色を観れるような感じ。とてつもなく深くトリップさせてくれるピアノの弾き語り音源。 1曲目「time signal」ピアノとアラーム音から始まる朝の曲。僕はこの曲は、自分の意志や葛藤を整理し、改めて自分の中で決意を固めてリスタートする時の強い曲だと思いました。何度も向き合っては意志を持って表現する、人柄と美学にきっちり打ち抜かれる曲。 4曲目「坊や」お母さんがいなくなった少年とお父さんの静かな葛藤と静かなやりとりを言葉で淡々と描いた曲。物語の中の感情の機微が、言葉以上に声の出し方とピアノで繊細に描かれていて、曲終わりにしんと響く余韻があまりに切なくてクラッと来ます。すごい曲。 個人的にライブで何度も聴いた曲が入っていて、嬉しくていっぱい聴いています。"自分が生きている"という事実がちょっとだけ愛おしくなれるような、すごく丁寧で美しくて、色んな人に聴いてほしい音源です。
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nagakumo / JUNE.e.p
¥1,980
【収録曲】 1. 日曜前夜 2. Bedtime Bear 3. ボール 4. 6月は愛について 5. マガジン・キラー 【MV】 ボール→https://youtu.be/78bcoEwgh54 Bedtime Bear→https://youtu.be/HLxdTbDQKIg?si=Nvw6cIE5uEJB41K8 【発売】 2023年8月 関西を拠点に活動するポップスバンド、nagakumoの3rdEP!! 儚げでありながらも力強い表現をする女性ボーカル、軽やかな曲調の中に散りばめられたオルタナティブの香り、細やかなアクセントを混ぜつつどっしり乗せるリズム隊。とにかく美しいバランス感覚、そしてユーモアのある素晴らしいアンサンブルを楽しめる素晴らしいアルバム。 MVにもなっている2曲目「Bedtime Bear」個人的にこの音源の中で1番好きな曲。ビートに混じって鳴るポコポコとした音と三味線みたいな音のなるギターが民族音楽っぽさを出してて、気持ちよく揺れているところにつんざく鋭利な爆音。めちゃくちゃ気持ちがいいです。抽象的な詩は今の僕にはあまり理解ができなかったのですが、YouTubeに詩が書いているのでぜひ読みながら曲を聴いて自分なりの解釈をしてみてほしいです。 5曲目「マガジン・キラー」5曲目にきて炸裂する強烈な東京ハイウェイのスピード感。ルーツへのリスペクトと自らの個性への絶対的なリスペクト、どちらもこもった名曲だと思います。ツービートの使い方とサウンドの混ぜ方が最高にクール。波を打つような女性コーラスがばっちりと活きたアレンジ、絡み合う男性コーラスの哀愁もめちゃくちゃ愛おしくなります。 5曲それぞれに色があり、そのどれもの中に浮かび上がるNagakumoというバンドの生き様を感じられる素晴らしい音源です!
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FNCTR / five
¥1,000
【収録曲】 1. 5_1 2. 5_2 3. 5_3 4. 5_4 5. 5_5 【視聴】 5_5→https://youtu.be/vEvWDt5M-TU 【発売】 2018年 京都を中心に活動するプログレ・マスロックバンド、FNCTRの1stアルバム!! 派手で強気なビートの上で繰り出されるセッションをしているかのような自由さと絶対にブレないキメの強さ、グルーヴという言葉がそのままに音楽という形になったかのような音源。 2曲目「5_2」ベースのリフとドラムで曲の骨組みを作り、キーボードとサックスが乗っかりつつ全てを破壊していくという感じの曲。ドラムとベースのみの間から散りばめられていた一瞬入る変拍子、その違和感がどんどん大きくなっていき最後には足場がなくなっていく曲展開。縦横無尽に駆け回るサックスの鳴り響きがよりディストピアっぽくてかっこいいです。 5曲目「5_5」刻まれるベースとシンセサイザー、アッパーな4つ打ちビートで始まる曲。サックスが増えて2本になって少ししてからベースが曲全体をグッと持ち上げ、そのままひたすら突っ走り続けるカッコ良すぎる曲。めちゃくちゃ楽しいです。一旦静かになってからスネアロールで入るところも最高。ずっと聴いて踊っていたい名曲。 かっちりと乗せる、その上で聴かせバグを作り出す。洗練されたかっこいい音源です!
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FNCTR / Lude
¥1,500
【収録曲】 1. Lude_1 2. Lude_2 3. Lude_3 4. Lude_4 5. Lude_5 【ライブ映像】 https://youtu.be/2IJ6SIqXskM 【発売】 2023年3月 京都を中心に活動するプログレ・マスロックバンド、FNCTRの2ndアルバム!! 一切予測のできない曲展開、なのにずっと置いていかれないビートの圧倒的完成度。重く鳴り響く重低音と自由に踊るサックス・シンセサイザーに痺れる凄まじい名盤。 2曲目「Lude_2」ベースが軸をとり、ドラムはビートなのかどうかもわからないほどド派手に動き続けます。ただずっと乗れるのはスネアの使い方、やばすぎます。色んな角度から色んな見せ場が押し寄せる怒涛の展開、ずっとドキドキさせてくれる名曲。静かになってゆっくりゆっくり上がっていく後半のところ、吸い込まれてく感じで気持ちいいです。 5曲目「Lude_5」他の曲はそれぞれ5分ほどですが、このラストの曲だけ11分あります。しばらく続く4つ打ちの真っ直ぐなビートの上で混ざり合う単音たち、最初こそ認識できていた一つ一つの音のラインがまるで雑踏のように一つの景色へと落ちていきます。そこから突然始まる怪しく薄暗くアッパーなパート、じわじわと暗いところに引き込まれていき、最後にぶち壊れてスパッと終わります。何かすごいもの観たけどあれなんだったんだ、みたいな気になります。 より深い音楽の可能性を探求し続けるようなバンドとしての姿勢、そして極められた自分たちの技術全てを余すことなく出し切って作られた曲たち、唸る名盤。
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シヴァネコ / ひねもす
¥1,500
【収録曲】 1. オレンジ足跡 2. 待ち遠しいの! 3. 隣の街のマチ子ちゃん 4. 耳をすませばカントリーロード 5. ポカリスエット 【発売】 2023年1月 【MV】 オレンジ足跡→https://youtu.be/L8XJizxYOJA 東京を中心に活動するポップスバンド、シヴァネコの1stEP!! 日本語ポップスのプライド、洗練された音を丁寧に丁寧に絡めてロマンチックを突き詰める音源。解像度の高い情景描写にじっくり浸れる名盤! MVにもなっている1曲目「オレンジ足跡」ミドルテンポ、ゆらりとしたメロディや言葉をバシッとしたアレンジでアクセントを付けて聴かせる曲。悲しかったり苦しかったりした別れがきれいな思い出になる瞬間を描いたようなイメージ、ポップでロマンチックで、だけどそれだけじゃない強い旅立ちが描かれている気がします。 2曲目「待ち遠しいの!」シンセが特徴的に鳴る、ニューウェーブの匂いがかっこいいポップス。力のある歌・演奏がより気持ちのいい横乗りを助長します。言葉を聴かせるところと演奏で叩き上げるところがくっきり別れているのが聴いてて楽しい。かなり多彩なルーツが独特のバランス感で一つの曲に集約された名曲。 キャッチー曲とは。細かいところまで向き合い徹底的にポップスを追求したすごい音源です!
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幽体コミュニケーションズ / 巡礼する季語
¥2,200
【収録曲】 1.季節を巡礼して生きている 季語に縁取られた体で立っている 2.光の波間で息継ぎして 3.ユ 4.雨集 5.Ollie(巡礼する季語) 6.STAY 7.HOLIDAY 8.� 【発売】 2023年2月 【MV】 ユ→https://youtu.be/ybU5-HIydqE 京都を中心に活動するスリーピースユニット、幽体コミュニケーションズの1stミニアルバム!! ここ最近で聴いた音源の中でも最高峰としか言えない素晴らしい名盤。"季節を巡る"をテーマにしたアルバムで、高いセンスから作り出される一音一音が繊細に絡まり合った音楽は決して崇高なものではなく、いたって親身な日常にある齟齬。すんなり音楽の中に落としてくれる素晴らしい居心地のよさ。 MVにもなっている3曲目「ユ」サイケデリックなサウンドに覆われた中、一気に駆け抜けるアッパーなサビが異質なキャッチーさを放つ曲。詩的な言葉の数々は難解で、「災いみたいな言葉を見つめている 意味が化けるまで」という詩が、まるでこの曲を聴いている自分のことのように感じる。そうしてじっと見つめて考えるうちに、曲の最後に落ちる椿はまるで気づかないうちに数ヶ月経っているかのよう。アルバムのテーマにもある"時間の経過"の中にある、刹那的な感情の機微を思い返させてくれるような曲。MVをじっと見ながら聴いてるとじわっと泣きそうになる素晴らしい名曲。この曲がふとテレビで流れることを心から願う。 7曲目「HOLIDAY」歌・コーラス・曲展開が、どの曲とも違う迫力・力強さを持った曲。誰かが何かを起こす日の朝を描いたような詩、じわじわと曲展開の中で外に旅立っていくような感じ。このアルバムの中にある曲の中で過ごすうちに、何かを見つけ自信を持って強く一歩を踏み出す曲のように僕は感じた。 このアルバムはサイケでキャッチーで音楽としてすごくて、だけどこれを聴いたどこかの誰かが「やるぞ」と思ってくれるような音源だと思います。本当に素晴らしい、出会えてよかった音源。
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紺野メイ / prr me
¥1,300
【収録曲】 1. 鵜飼い 2. Earthbound 3. バニラビーンズ 4. よだかの時 5. いちご白書 【MV】 いちご白書→https://youtu.be/U5xjNlwZUFM 【発売】 2022年12月 東京を中心に活動するソロアーティスト、紺野メイによる5曲入り音源!! サイケデリックな香りのするサウンド、不思議な泳ぎ方をするメロディメイク、どんな要素も全てがポップに収束する完璧すぎる唯一無二のポップス音源。 2曲目「Earthbound」アコギの鳴りと声の響きを徹底的に活かしたシックな音感、ハイセンスに散りばめられたシンセサイザー・サンプリング音が言葉をより美しく響かせるようで気持ちいいです。 MVにもなっている5曲目「いちご白書」シンセサイザーと多彩な鳴り物はカラフルなのに落ち着く感じ、メロディと声の安定感が太い軸になっている気がします。個人的に2番のBメロがドキッとさせられて好きです。何度も聴きなおしてしまう、気付いたらずっと頭で流れてる名曲。 ゆったりとした日にこそドキッとさせられるような5曲入り音源、ぜひ通して聴いてほしいです!
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hayashi toto / welcome back to our place
¥1,000
【収録曲】 1. See you…this is our place 2. The night bus (to the moon?) 3. Dive 4. Warm & dark light (found) 5. Pugym Yonsa!? 6. Hopefully 7. Loves to cure with dance 8. Sunshine down 9. Welcome back to our place (this is our place!!) 【視聴】 See you…this is our place→https://youtu.be/-L5CTXzB4mM 【発売】 2021年3月 大阪を中心に活動するエレクトロソロアーティスト、hayashi totoの1stアルバム!! すごく個人的になるのですが、深夜に車で山道を走る時に何度も聴いていたせいで、蛍や星、夜中の田舎みたいなイメージが強く焼き付いているアルバムです。音一つ一つが心を直接打つようなとんでもなく素敵な音源。 1曲目「See you…this is our place」1番最後の曲もこの曲に近い曲なのですが、ここに全てが収束していくような始まりであり終わりでもある曲。リズム良く鳴る子供の声っぽい音がリードを取り、他の音がふわふわキラキラ周囲に舞います。繊細な音の絡まり合いで少しずつ少しずつ深いところに入っていくようなイメージ。美しすぎてやばいです。 5曲目「Pugym Yonsa!?」曲展開の節目ごとに子供の声が入り、重く揺らすビートの上で様々なメロディが縦横無尽に絡まり合う曲。シンセサイザーベルがどんどん重くなっていくごとに低い音の強さも増していきますが、一貫して派手になりすぎない、描写がずっと丁寧な曲。 多彩なのに硬派、こんなにすごいインスト音源は聴いたことがないです。これが音楽の力か〜〜〜と思える素晴らしい名盤。
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ときめき☆ジャンボジャンボ / Voices of Wonder
¥1,500
【収録曲】 1. 夢みるカララ 2. Dramatic Experiment 3. New Epoch 4. アルゲンタヴィス 5. 走れカカポ 【Trailer】 https://youtu.be/lwmOVR-1Ftc 【スタジオライブ】 走れカカポ→https://youtu.be/4TDqITIkPG8 【発売】 2020年4月 大阪を中心に活動するインストバンド、ときめき☆ジャンボジャンボの3rdアルバム!! 派手でロマンチックな曲が、とてつもなく洗練されたグルーヴと曲構成によって作られる曲たち。昔自分がどこかで観た綺麗な街や空が、その時の心情と一緒にフラッシュバックするような感覚になるアルバムです。 1曲目「夢みるカララ」キャッチーなリフから始まってはビートがいきなり壊れて宙を舞います。変則的なリズムなのにどしんとした安定感のある、読めないのに落ち着きをくれる不思議な曲展開。物語のように進んでいく曲の中で各楽器が役割を持って踊ります。ドッと疾走してから重くなるラストがすごく気持ちいいです。 5曲目「走れカポポ」個人的に1番好きな曲。早いテンポで短い曲なのに詰め込まれた色が濃すぎる、めちゃくちゃに気持ちのいい曲。ピアノが1番キャッチーなラインをずっと保っていて、ビートやギターが派手で強い攻めをあらゆる角度から織りなしているのに曲がずっとキュート。広い荒野の中にある光っているものにまっすぐ向かって行くような、ロマンチックでかっこいい名曲です。 インストだからこそ魅せれる景色、出せる音、広げられる表現。ガッツリ浴びて欲しいです。
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DJイオ / Sampling Roads
¥1,700
【収録曲】 1. Intro 2. Sampling Road feat.inko 3. I Want Warp&Hardhouse(Mega Moremix) feat.FJK 4. Devil Boy(Shadowbringers mix) 5. Packet Monstar(Champion シロナ mix) 6. Into The Discoteque 7. Chaos Disco Track 8. 四国お遍路88 feat.DJありがとう 9. Heat Attack(Colour Bass Remix) 10. Needy Girl Soulseek 11. 生 12. Love or Death(Old Skool Happy Hardcore Mix) 13. BLACK GOD DEATH DRAGON(NO FUTURE SUPER RAVE MEGA FIRE HOT MIX) feat.チームスプラ 14. Circuit On The Moon(2022 DJ イオ Remix) / DJ SHINKAWA 15. Sampling Road (Telematic Visions 909WAVSampleAttack Remix) 16. Chaos Disco Track(Musicarus Remix) 17. New!!Circuit On The Moon(The LASTTRAK Remix) 【発売】 2022年11月 【Trailer】 https://youtu.be/Qb1M84C_DPM 東京を拠点に活動するDJイオの、サンプリングミュージックアルバム!! カラフルなコラージュ作品の中を泳いでいくような感覚。とにかく楽しそうに繋ぎ合わされる音たち、ところどころで現れるメインメロディに翻弄されるセンス抜群の音源。 5曲目「Packet Monstar(Champion シロナ mix)」個人的にポケモンは好きすぎて、人生のうち何度も「ポケモンのこと以外考えられない…」という状態に陥ったことが何度もあるポケモン対戦ガチ勢だったので、ポケモンの曲いじられてるとテンションが上がります。ちなみにやりすぎるせいで最近は買ってません。アッパーで早いテンポに繋ぎ合わされたポケモンの対戦BGMたち、そもそもの抜群なメロディを生かしてアッパーに目まぐるしく展開していく曲。激しくもかなり音一つ一つが活きたアレンジ、ポケセンでブレイクするのかっこいい。 12曲目「Love or Death(Old Skool Happy Hardcore Mix)」この曲は元の曲は全くわからないのですが、かなり重たいビートと高音域に来るメロディとのドンシャリが曲の骨となっていて、中音域でめちゃくちゃ色んな音を遊ばせてるような曲。甘酸っぱい歌が浮いているようで浮いていないのがすごい、ちゃんとの色味の中心に歌があります。最後の謎にイケた展開も楽しかったです。 17曲目「New!!Circuit On The Moon(The LASTTRAK Remix)」、めちゃくちゃ好きな曲です。硬派なブレイクビーツと昭和っぽいポップスメロディみたいなやつとが交互に押し寄せる、不思議な高揚感のある曲。合間合間に入る早送りされてるような男性ボーカルの飛び道具的炸裂感がめちゃくちゃかっこいいです。 テクノ、ポップス、エレクトロニカ、ゲームミュージック、色んなものがDJイオさんのフィルターを通して一つの音楽になった素晴らしい音源。ポケモンとリズム天国がしたくなりました。
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Amsterdamned / setting
¥3,000
【収録曲】 1. melodia 2. さよならbody 3. 点と線 4. DisUtopia 5. 瓦礫のダイヤ 6. nightwalkin' 7. DRY&WET 8. その日の天使 9. Carnival 【視聴】 melodia→https://youtu.be/GTNvryvfR6o 【発売】 2022年9月 大阪を拠点に活動するオルタナバンド、Amsterdamnedの1stフルアルバム!! こんなにもメロディアスなのにアムス節が効きすぎている、進化という言葉の真の意味を体現した素晴らしいアルバム。妖艶な歌と鋭いサウンドが優しく広がっていく、洗練に洗練を重ねた音楽に浸れます。 1曲目「melodia」静かに歌から入り、耳をじっと傾ける心を作り上げられてからの「巡る!血潮!」でドッと来ます。その"ドッ"が、めちゃくちゃパワフルなまんまに優しくて丁寧なのが最高。強引さが全くない自然な音の波、サビでキーボードと一緒にフワフワ宙に舞っていける名曲。 4曲目「DisUtopia」音と音が切なく丁寧に絡まり合うポップス。レゲエ調に入るキーボードとめちゃくちゃに広がっていくドラムのリバーブ、繰り返される言葉が聴いているという状態の後に頭の中に入ってきて一緒に共鳴しながらリフレインし始めます。中盤とラストでそれぞれ突然来るバグのような爆音、これが"Dis"の部分でしょうか。心がざわざわします。気持ちいいだけじゃないでしょ?というメッセージを勝手に感じました。 9曲目「Carnival」アムスといえば!とアムス好き10人に聞くと6人ぐらいが「Carnival!」と言うと勝手に思ってます。僕はそうです。学校の教科書とかにも載せる曲です。だいぶ前の音源にも入ってたのですが、クオリティが凄すぎになっての再録。音ひとつひとつ、そしてバンドとして、表現力があまりに高すぎる上にその高い表現力が丸まんま音源にも反映された、意外となかなかない完璧なサウンドバランス。長いベースソロからの爆裂トリップ音洪水、まだ終わらないで!と思いながら最後まで聴き続けてしまう超名曲。 絶対にこの音体験はしてほしいです、極上です。
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ボーイスカウトブラザーズバンド / 日常の特集
¥2,200
【収録曲】 1. ときめきを 2. あの日の歌 3. 姉さん女房 4. 休日 5. 駆け上がる毎日 6. 天気雨 7. それぞれ 8. 趣味 9. 愛すべき二人 10. ろくでなし 11. 日常の特集 【ライブ映像】 https://youtu.be/X_coCibAgOU 【発売】 2021年8月 名古屋を中心に活動するギターポップバンド、ボーイスカウトブラザーズバンドの1stフルアルバム!! 優しく包み込むようなポップスアルバム、今自分の近くにある大切なものが愛おしくなる音楽。声と音に宿る底の方から来る暖かさ、聴くたびに好きになって切なくなっていく名盤。 2曲目「あの日の歌」男性のツインボーカルの曲。二人の声質の違いが愉快で楽しくて、少年味のある歌い方が心地良すぎるメロディとあいまってグッと真っ直ぐに響きます。AメロもBメロも気持ち良すぎて、曲全部がサビみたいなのがこのバンドの特徴だと思ってるのですが、それが特に強く活きている曲だと思います。流れるような曲が心地よく、ちょっと散歩したくなるような名曲。 5曲目「駆け上がる毎日」個人的に1番好きだった曲。ピアノが入っているのですが、ギターもピアノもベースも全て音が細くて、細い音が丁寧にキャッチーに絡まりあうのがサーカスみたいにカラフルですごいです。ゆるいままながらもパワフルさも所々に散らばった繊細なアレンジ、真ん中を突くメロディの圧倒的な滑らかさ、完成度も表現力も凄まじすぎる名曲。すごいです。 10曲目「ろくでなし」もちろん曲はポップなのだが、アルバムの中で特にガツンとくるエネルギーが演奏と言葉に詰まった曲だと思います。素を曝け出してぶつけ合って仲良くやろうぜみたいな曲。女性含めたバンドメンバーみんなで歌う感じ、言葉を断片的に散らすようなカットの多いアレンジ。力強いメッセージの中に愛が溢れ出る名曲です。 今あるものを大事にしよう、明日も楽しく生きていこうと心から思える素晴らしい名盤です!
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むことひがしのおともだち / むことひがしのおともだち EP
¥1,100
【収録曲】 1.さかな 2.ハウ 3.さらば!'22 4.休日 【発売】 2022年7月 【Trailer】 https://youtu.be/4evfD7LvqkY 京都を中心に活動する弾き語りアーティスト、むこの1stセッションEP!! キャッチーな曲調とは裏腹、背景にあるサウンドが丁寧に実験的。繊細に表現される言葉と音の景色にゆったり浸れる音源。 1曲目「さかな」海の中をイメージしているようなアンビエントノイズから始まり、心地のいいギターリフと歌と女性コーラス、そして後の方に一瞬だけズンと入るビート。アルバムへの素晴らしい導入でありリスナーをチルへ優しく誘い込む最高の1曲目。幻想的な世界の中を歌が手を引いて案内してくれているような夢夢しさ。めちゃくちゃいいです。 2曲目「ハウ」ヒップホップも交えたかなりおしゃれな曲。気取らずパワフルなサウンドと横揺れ誘うように宙を浮く言葉尻。2〜3本あるギターの絡まり合いがめちゃくちゃかっこいいです、揺らされながらも一音一音に耳を傾けてしまう曲。 「ハウ」と同じく「さらば!」も「休日」もサウンド面がとてつもなくこだわって作られた再録音源、"なかまたち"それぞれの高いセンスと無邪気な遊びがぎゅっと濃縮された素晴らしい音源。
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むこ / Failure -EP
¥1,100
【収録曲】 1. 綻 2. さらば! 3. 夏の想い 4. 酒 〜3人呑みver.〜 5. Bonus Track1 6. Bonus Track2 【発売】 2022年4月 【Trailer】 https://youtu.be/5icmsIIrOjI 京都を中心に活動する弾き語りアーティスト、むこの自主制作盤2ndEP!! むこくんの今この瞬間を閉じ込めている音源。安らかな暮らしや憧れ、もどかしさや切なさをあちらこちらから感じるいい音源です。 1曲目「綻」ハーモニカと歌の二人で歌っているような曲。優しく波打つ曲調で壊れていく心を描いた、映画のエンドロールのような曲。自分の心の揺れが些細であると自分に思い込ませるかのようなゆるさ、ちょっと切なくなってくる曲。 2曲目「さらば!」僕もめちゃくちゃ好きな曲、アッパーで情緒的な旅立ちの曲。少し強がってしまう男っぽさがかっこよくて馬鹿馬鹿しくて物悲しい詩、1度聴いたら頭にガッツリ残るキャッチーなバンドサウンドの曲。 楽しいボーナストラックも収録、"酒"という曲も入っているのですが、ほんとに家で一人で呑む時にめちゃくちゃ合う音源です。