猫を堕ろす / ポップの真髄
¥2,500 税込
【収録曲】
1. door
2. 漫画の世界で
3. オーバークロック feat. 藤本薪
4. pop song
5. Storage of the ground
6. コミュニス feat. 鮭とばSKTB
7. 光があふれてる
8. 新しいきみへ
9. 凪の音楽
【MV】
door→https://youtu.be/-Je4kQKq7vE?si=iTmvpcQ9BMpIwmQN
【発売】
2024年2月
東京を中心に活動するエレクトロ・ニューウェーブポップスバンド、猫を堕ろすの9曲入りアルバム!!
カラフルな音使い、幅の広いアレンジ、詩的なのに距離の近い言葉たち。ポップさは損なわないまま重たくパワフルに聴かせるアルバムです。
MVにもなっている1曲目「door」独特のメロディセンスが活きる女性ボーカルはこのバンドの節が効いてる感じがします。曲全体が多彩すぎるアレンジによってフワフワ浮いてる感じになっているので、パワーポップ的なアプローチのサビがガツンと映えてかっこいいです。個人的にはサビの終わりがけのコードが気持ちよくて何回も聴きたくなります、ずっと発見のありそうな名曲。
5曲目「Storage of the ground」不思議な曲。僕は英語がわからないので曲名を翻訳してみましたが、曲の詩と照らし合わせて考えてみると"冷凍保存された場所"的な意味なのかなと思います。曲調的にノリの良さはあれど、詩や展開的にかなりタイトな重たさもあり、じっくり聴いているとズドンと影を落とされた気になります。最後のサビ〜アウトロの感じに変な意識の持っていかれ方をする面白い曲。
9曲目「凪の音楽」渋いゲームミュージック的な雰囲気と温かい日本語の歌のポップさが絡まりあってドリーミーに仕上がっている曲。個人的にこのバンドの1番の好きなところである"ピュア故のシニカルさ"みたいなのが、この曲はドンピシャでハマって活きている感じがします。
攻め攻めなアルバムタイトル"ポップの真髄"、ある種リスナーへの問題提起みたいなタイトル。ポップってなんなのか、このアルバムは"猫が堕ろす"が出す一つの回答なんだと思います。時代とか境遇とかを突き抜けるため、今この瞬間に産まれるべくして生み出されたアルバム。
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