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FULL URCHIN / WALLY
¥2,000
【収録曲】 1. sundown 2. tripper 3. patrick 4. His white state 5. Don’t mind 6. spit 7. Hi! tomato 8. story 9. All right goodbye 10. EG one 【ライブ映像】 sundown→https://youtu.be/F_XjxAUqf04 【発売】 2023年3月 仙台を中心に活動するオルタナ・ギターポップバンド、FULL URCHINの1stアルバム!! 薄暗い中に光が刺すようなイメージ、揺れるサウンドの中にゆったり浸りつつドキッとさせられるアレンジの鋭さが刺さる名盤です。 ライブ映像にもなっている1曲目「sundown」個人的にこのバンドを知って最初に聴いてびっくりしました、めちゃくちゃドンピシャで好きな曲。ロウテンポで2本のギターの絡まり合いとぽつりぽつりとした言葉で曲名である日没が表現されていて、キメの多いリフから一気に駆け出していくラストの美しさがとにかくすごい。甲高く鳴る単音ギターのメロディラインが頭の中に焼き付きそのまま曲の余韻となって残ります。たくさんの人のアンセムになって欲しい名曲。 6曲目「spit」派手なテンポの変化・サウンドで暗さと明るさを曲の中で作り出し、歩幅に合わせてくれるような曲。伸びやかでキャッチーなコード感のままに奥行き・深みを作り出す抜群の作曲センス、うなだれる日々の鬱屈スカッとした音楽に落とし込んだ気持ちのいい曲。 多彩なアレンジに詰まった遊びと音楽愛、そして彼らの見る日常にどっぷり浸かれる名盤です!
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キュビノワ / ソレイユはふり向かない
¥1,100
【収録曲】 1. ソレイユはふり向かない 2. 五臓と六腑 3. 向日葵 【発売】 2023年1月 【Trailer】 https://youtu.be/x_0uLJAQWJg 静岡を拠点に活動するオルタナバンド、キュビノワの3曲入りシングル!! カラッとしたギターサウンドとどこか切なくてキュートなコード進行が織りなすロマンチックな3曲。時に軽やかに時に重く、サウンドとグルーヴの波に浸れます。 1曲目「ソレイユはふり向かない」アッパーなビートに乗せられた儚く優しい女性ボーカル、全体を優しく覆うような軽やかなギター。コード進行がとにかく気持ちよくて、早い曲なのにゆらゆらと乗せていってくれる心地よさがあります。 3曲目「向日葵」静かに始まりゆったりサウンドがでっかくなっていき、最後は大砲みたいなドラムで終わる曲。聴いている感じだと、地中から花びらが開く瞬間までを描いたような曲に思えました。ラストの「太陽だ〜〜」感がめちゃくちゃ爽快で壮大、気持ちいいです。 かなり丁寧に作り出されたサウンド、そしてそのサウンドが最大限まで活きる曲たち。最高級の音源です!
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LUNE / what have we become
¥2,520
【収録曲】 1. 冬の匂い 2. 深海 3. polaroid 4. skins 5. in your eyes 6. 花火 7. we fake our sleep 8. monsters 9. easy 10. a tiny little love song 【Trailer】 https://youtu.be/ZTQpgUhP6b4 【発売】 2022年11月 東京を中心に活動するシューゲイズ・ドリームポップバンド、LUNEの1stアルバム!! あらゆる方法で音楽の深く重たい部分を聴かせてくれるかのような音の層の作り。曲によってアプローチは違えど、丁寧に引き込んでくれるアルバム。 3曲目「polaroid」ミドルテンポ、英詩と日本語詩を織り交ぜて作り出した緩急が、ガツンとくる爆音とも折り重なって力強く幻想的に光ります。不思議なコード感がゆらゆら揺れる感じを作っていて気持ちいいです。 8曲目「monsters」ざらついた感じのあるドラムがしっとりとしたギターサウンドとのコントラストを作り出し、かなり退廃的な色合いを演出する曲。ところどころで唸るベースががっこいいです。 キャッチーなままに音の深みを追求する音源です。
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egomaniacs/palpurple split CD
¥1,320
【収録曲】 1. fortunate man(egomaniacs) 2. I'm still me(egomaniacs) 3. SAME AS USUAL(palpurple) 4. TALKING(palpurple) 【発売】 2022年11月 【Trailer】 https://youtu.be/wZKTexx3gdE egomaniacsとpalpurpleの2バンドによる、爽快感抜群の爆音インディーポップスプリット音源!! 2バンドそれぞれの尖りと甘酸っぱさが混ざり合い、ごついインパクトをそのままに一気に駆け抜けていく気持ちのいい音源です。ただじゃ終わらせないぞという2バンドの音楽愛もこもっていて楽しいです。 2曲目、egomaniacsによる「I'm still me」、曲の入り含めところどころで爆音が荒れ狂いつつも爽やかな印象の曲。気怠げでゆるい女性とギャンギャンに激しい男性とのツインボーカルのコントラストが、目まぐるしい曲構成と相まり遊園地みたいで楽しいです。リードギターが派手でかっこよくて好きです。 4曲目、palpurpleによる「TALKING」、ミドルテンポの女性ボーカルの曲。広がりあるざらついたサウンドと丁寧に紡がれる詩、オンとオフがくっきりとした爆音の使い方に酔えます。タイトな曲調の中で引っかかるようなドラムのビートがどんどん耳に馴染んできて、より曲の幻想的なイメージをドワッと広げてくれる感じがします。鋭くも心地の良い曲。 濃い時間がぎゅっと濃縮された4曲、聴き終えた時にどこか遠くに出かけて帰ってきたような気になる良い音源です!
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AKUTAGAWA FANCLUB / UNKNOWN DEVIL'S CALLING
¥2,640
【収録曲】 1. go seppuku yourselves 2. we are in emergency 3. jesus metalic 4. salvador youth 5. razorblades 6. good morning blind monkeys 7. shredder 8. unknown devil's calling 9. tokyo 10. intro 11. 春の心臓 12. bloodred renegades 13. destroy your idols 14. wolf's calling (what the fuck is going on?) 【MV】 go seppuku yourselves→https://youtu.be/FcvUXDeIyLA wolf's calling (what the fuck is going on?) →https://youtu.be/wIFgMaU0hVM 【発売】 2022年9月 東京を中心に活動するガレージ・オルタナバンド、AKUTQAGAWA FANCLUBの14曲入りフルアルバム!! 切り裂くようなハイと渋く揺れるロウ、イカついドンシャリサウンドがカッコよくて気持ちのいい音源。 5曲目「razorblades」タイトなドラムとシンプルなコード、すっと4拍子と6拍子が入れ替りつつ進む曲展開。頭の中でじわっと広がっては反響するリフが渋くてかっこいい曲。激しく叫ぶ歌の音の中での埋まり具合が絶妙で、抜けすぎずこもりすぎず、底の方から叫んでる感じが1番かっこいいバランス。曲の中に引きずり込まれる気持ちいい音楽体験ができます。 10曲目に「intro」という曲があるのですが、ここからぐるっと空気が一新する感じでアルバムが進みます。個人的にここからの流れがめちゃくちゃ好きです。歌ものの11曲目「春の心臓」、荒々しく駆け抜けるパンク2連チャン12曲目「bloodred renegades」と13曲目「destroy your idols」、一気に炸裂する感じめちゃくちゃかっこいいです。 そしてライブ映像にも上がっている最後の曲「wolf's calling (what the fuck is going on?) 」このバンドの色んな側面を集約したような曲。ダンサンブルなビートからつんざく爆音、ライブの乗りを意識したアレンジ、一気にくるボーカルの熱量。真っ直ぐにかっこいいです。あと曲の終わり方がすごい不思議な感じです、曲後半の1番がっと盛り上がる瞬間からドラムの音がかなり小さくなり、ほぼノイズだけになってそのまま走り去って終わっていきます。取り残されたような後味。だけどすぐ他の音源を聴こうとは思わず、無性にどこかに出かけたくなるような不思議な感覚。 ただのガレージ・パンク・オルタナのバンド音源という感じではなく、脳のどこかに直接突っ込んでくるような洗練された荒々しさ。聴き手によって全く感想が違いそうで、だからこそ誰かに話したくて勧めたくなるような音源です。
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Amsterdamned / setting
¥3,000
【収録曲】 1. melodia 2. さよならbody 3. 点と線 4. DisUtopia 5. 瓦礫のダイヤ 6. nightwalkin' 7. DRY&WET 8. その日の天使 9. Carnival 【視聴】 melodia→https://youtu.be/GTNvryvfR6o 【発売】 2022年9月 大阪を拠点に活動するオルタナバンド、Amsterdamnedの1stフルアルバム!! こんなにもメロディアスなのにアムス節が効きすぎている、進化という言葉の真の意味を体現した素晴らしいアルバム。妖艶な歌と鋭いサウンドが優しく広がっていく、洗練に洗練を重ねた音楽に浸れます。 1曲目「melodia」静かに歌から入り、耳をじっと傾ける心を作り上げられてからの「巡る!血潮!」でドッと来ます。その"ドッ"が、めちゃくちゃパワフルなまんまに優しくて丁寧なのが最高。強引さが全くない自然な音の波、サビでキーボードと一緒にフワフワ宙に舞っていける名曲。 4曲目「DisUtopia」音と音が切なく丁寧に絡まり合うポップス。レゲエ調に入るキーボードとめちゃくちゃに広がっていくドラムのリバーブ、繰り返される言葉が聴いているという状態の後に頭の中に入ってきて一緒に共鳴しながらリフレインし始めます。中盤とラストでそれぞれ突然来るバグのような爆音、これが"Dis"の部分でしょうか。心がざわざわします。気持ちいいだけじゃないでしょ?というメッセージを勝手に感じました。 9曲目「Carnival」アムスといえば!とアムス好き10人に聞くと6人ぐらいが「Carnival!」と言うと勝手に思ってます。僕はそうです。学校の教科書とかにも載せる曲です。だいぶ前の音源にも入ってたのですが、クオリティが凄すぎになっての再録。音ひとつひとつ、そしてバンドとして、表現力があまりに高すぎる上にその高い表現力が丸まんま音源にも反映された、意外となかなかない完璧なサウンドバランス。長いベースソロからの爆裂トリップ音洪水、まだ終わらないで!と思いながら最後まで聴き続けてしまう超名曲。 絶対にこの音体験はしてほしいです、極上です。
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blondy / noise and you
¥2,200
【収録曲】 1. Love 2. blue sky 3. 環状線に乗って 4. サマードリーム 5. White (2022) 6. 36.2℃ 7. Orange 8. この街を出て 【MV】 Love→https://youtu.be/3eN2nbyh5Aw 【発売】 2022年7月 大阪を拠点に活動するオルタナティブバンド、blondyの2ndミニアルバム!! 甘く優しい歌とどぎつい爆音、サウンドメイクのレベルが高すぎます。きれいすぎず荒すぎず、全ての曲にジャストでマッチしたサウンドの中にどっぷり浸れる名盤。MVにもなっている1曲目「Love」別れの曲のような気がします、ドカンと来る爆音としっとりポップな単音ギターが切なくも甘酸っぱい思い出としてキラキラと曲を輝かせます。聴く人それぞれが懐かしくなる名曲。6曲目「36.2℃」不安と焦燥で鬱屈とした夜中を長い尺で表現したような曲。じっと一音一音に耳を傾けてしまう静かな曲調とアレンジから、中盤でスーッと曲の色味が変わって鮮やかになるところがめちゃくちゃヤバいです。ゆったりとした曲を退屈させないベースとドラムのエッジの効いた跳ね方、全てのアレンジが宙を舞うような美しさのあるラストへと繋がっていく素晴らしすぎる名曲。8曲目「この街を出て」アルバムの中で唯一アップテンポな曲、じっと全編聴いてから最後に来るこの曲の真っ直ぐな威力にはグッと胸を打たれます。"音楽"をテーマにしたような壮大な曲、ライブを意識した強気な間奏がめちゃくちゃかっこいい。リズミカルに曲に乗る言葉が音の中に溶け込んでいくように曲が、アルバムが終わって行きます。ぜひアルバム通してゆっくり聴いてみてほしいです、気持ちよくて切なくて美しい名盤。
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SPOILMAN / HARMONY
¥1,760
【収録曲】 1. Cairo 2. Tiramisu 3. Night Fence 4. Happy Life 5. Disk Man 6. Nepenthes Mucus 7. Simon's Track 8. Harmony 9. Sewer Dwellers 【MV】 Tiramisu(ライブ映像)→https://youtu.be/JtE1I021s08 【発売】 2022年5月 東京を中心に活動するノイズロックバンド、SPOILMANの3rdアルバム!! 音源として表現したいことがぼかされているような不思議な感じ、ジャンルもセオリーも全くなく、ただ無邪気なバンドがそこにあるだけのような音源。1曲目「Cairo」12分45秒の曲、ざっくりとした展開だけを決め、他はセッションで曲を作っている気がします。曲展開の幅とグルーブが抜群によく、激しいパートも静かになるところも含めてずっと聴いていると段々心地よくなってきます。3曲目「Night Fence」女性ボーカル(ボイチェンかも)とのツインボーカル、淡々としたAメロのギターが耳に残ります。声と音がじんわりと残響するようなサビの退廃感がかっこいいです。8曲目「Harmony」アルバムタイトルを冠したリード曲。しばらくホワイトノイズみたいな音が鳴ってから始まる変拍子の曲。重いのに勢いが抜群なリフの上に乗るメロディのない歌、激しくもかなり情緒的。鳴っている音一つ一つにじっくり耳を傾けてしまいます。暗く重くポップさはほとんどないのに無邪気、SPOILMANだからこそ作れる色合いをじっくり楽しめる音源。
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ダイバーキリン / newest dvrkrn recorded at Cold Turkey in 2021-2022
¥1,000
【収録曲】 1. 雨の花嫁 2. クロノス 3. 花と犬 4. 青い家 5. 豪徳寺 【発売】 2022年5月 【スタジオライブ映像】 https://youtu.be/pixKkcwwksY 京都を拠点に活動しているオルタナ・歌ものバンド、ダイバーキリンの数量限定5曲入りデモ音源!! 情緒を丁寧に表現する曲の数々、どっしりとしたサウンドがゆっくり炸裂する爽快感、デモだなんてとんでもない、しっかりと作り込まれた音源です。1曲目「雨の花嫁」タイトルにも入っている"雨"が、強くなったり弱くなったりするイメージがバッと広がる曲。ドラムの強弱の表現力がとにかく素晴らしいです、ギターとベースにどっしりとした安定感があり、歌とドラムが花になっているように感じます。ガンと来る見せ場の馬力も最高です。3曲目「花と犬」男性ボーカルの歌と女性ボーカルのポエトリーを被せるAメロはびっくりします、B級邦画っぽくてかっこいい曲。何かモデルがある曲なのかな?と思う歌詞、僕は辛そうなOLが休日に現実逃避してるみたいなイメージで聴いていました。一音一音がしっとり突き刺さる繊細なアレンジ・曲構成がかっこいい曲。それぞれの曲にそれぞれのストーリーがあり、今のダイバーキリンをじっくり聴かせてくれる音源。
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Cosmicdust / Snow Noise Assemblage
¥3,400
(この商品は12インチレコードです) 【収録曲】 [DISC1 A面] 1. Swallowed In The Sea 2. Sunday 3. Bird Cries [DISC1 B面] 1. Meditation 2. Mom And Pop Candy Store 3. Snow Noise Assemblage [DISC2 A面] 1. Unsatisfaction 2. Plastic Toy 3. Breath [DISC2 B面] 1. Without You (2005ver.) 2. No Matter 3. New Season 【発売】 2021年11月 日本人Y.A.F.による宅録シューゲイズ音源、カリフォルニアからの逆輸入版!! 鋭く突き刺さる爽快な爆音が甘く心地のいいコードと絡まり合う音源。DISC1のA面3曲目「Bird Cries」重厚でみずみずしく響く爆音は、体の芯に直接響き渡る作り込まれた抜群のサウンド。何重にも重なっていくような曲の構成、不意なサウンドの様変わりにドキドキします。DISC1のB面3曲目、今音源のリード曲「Snow Noise Assemblage」凶悪な爆音の洪水、輪郭が徐々に消えていくような不思議な感覚になる新体験。微かに聴こえるボーカルと単音のギターを手探りで探しながら聞くような、無意識にどんどん潜っていってしまう曲です。DISC2 A面の2曲目「Plastic Toy」重いままアッパーに、メロディックな歌と壊れたようなノイズが引き起こすバグにすごく引っ張られる曲。後半にかけてどんどん速度が上がっていくような曲構成が気持ちいいです。音を楽しむ、まさに音楽な音源。
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re:lapse / re:lapse Ⅱ.ep
¥1,650
【収録曲】 1. wagon 2. timleless melody 3. hello 4. tonight,tonight,tonight 5. say 【MV】 timleless melody→https://www.youtube.com/watch?v=wUpMLSHbb34 【発売】 2021年3月 東京を中心に活動するドリームポップバンド、re:lapseの2ndEP!! もう完璧すぎてすごい音源です、サウンドと歌がこの音楽としてドンピシャにハマった、最高に気持ちよくて嬉しくなる名盤。1曲目「wagon」今音源のリード曲。現実逃避のようにも聞こえる、どこかシニカルな詩が夢夢しいサウンドの中に溶けていきます。ところどころで遠くの方からかき鳴らされるイカつくて凄みのあるサウンドが、最高に綺麗なメロディと曲全体の甘酸っぱさを引き立てます。一瞬で終わったかのような錯覚に陥るちょっと切ない曲。MVにもなっている2曲目「timleless melody」入りは多分ジザメリのオマージュだと思います、ルーツに閉じ込められがちなこのジャンルの音楽故に「まぁ黙って聴けよ」みたいな、確固たる意思を個人的に感じました。曲全体を宙に浮かせるベースのおしゃれな踏み方もイカしてます、じんわりトリップさせられる超名曲です。5曲目「say」かなりアップテンポの曲。リズミカルに短い言葉を刻み余韻を残す詩、個人的に別れの曲かなと思いました。曲の時間が短いせいですごく一瞬で走り去られてしまいます、音源の締めとして完璧な曲。前作と比べると、詩と歌メロをくっきりとさせて言葉をまっすぐに聴かせることに特化したように思います。重厚なルーツとともに圧倒的クオリティで独自の音楽を突き詰めた素晴らしい音源。
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ODDLY / Loaded EP
¥1,100
【収録曲】 1. Nonage 2. Concrete Jungle 3. Counterfeiters 4. Loaded 【発売】 2020年3月 【視聴】 Loaded→https://youtu.be/R1nxX29PK2Q 【ライブ映像】 https://youtu.be/WbR53ZtUQ34 京都を拠点に活動するオルタナ・インディーポップバンド、ODDLYの4曲入りEP!! 溶けていくように混じり合うバンドアンサンブル、心地よく音の中に浸れる音源。クールな曲展開の中でギュンと惹きつけるアレンジが特徴的です。2曲目「 Concrete Jungle」アッパーなテンポ、2本のギターで作られた淡く広がるサウンド、対照的でアグレッシブなリズム隊がラストの爆音まで曲を引っ張っていくような構成。軽さと力強さとのバランス感覚が絶妙な女性ボーカルが曲そのものをぎゅっと引き締めているように感じます。タイトルリード曲、4曲目「Loaded」ミドルテンポでデロデロに揺らす気だるさ、耳に残る単音ギターがよりディープなトリップを誘います。ここってところで鋭く貫くサウンドの波、めちゃくちゃに渋い曲の終わり方は最高です。じっくり無敵になっていける音源、イヤホンで爆音で聴いてほしいです。
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FULL URCHIN / All demos goodbye
¥1,000
【収録曲】 1. story 2. tripper(remix) 3. All right goodbye 【ライブ映像】 story→https://youtu.be/zAeSU2fX4tg SUNDOWN→https://youtu.be/F_XjxAUqf04(この曲は収録されていません) 【発売】 2021年8月 仙台を中心に活動するオルタナバンド、FULL URCHINの3曲入りデモ音源!! 音像へのこだわりと無邪気なアレンジ、ひたむきに自分たちの音楽を煮詰めたパワフルでロマンチックなデモ音源。1曲目「story」ギターコードの中に顔を埋めて眠るみたいな心地よさのある曲。曲の尺も展開も多いが、リスナーを飽きせないバッチリなグルーヴ。曲の中間らへんにある間奏のギターソロめちゃくちゃいい。詩と曲の構成とで「移ろい」の美しさを綴ったような曲です。2曲目「tripper」タイトなままに曲が波打つ、ゆったり心地よくトリップできる曲。コード作りやアレンジでかなり攻めながらも歌のメロディのキャッチーさは損なわない。ぼんやりとした違和感や危うさが全体を覆い、アウトロからグンと1番深いところまで沈んでいくように終わっていきます。各楽器の、自分含め他の楽器全部が引き立つような立ち回りがとにかくすごい。バンドとしての固い結束を感じられます。3曲目「All right goodbye」女性ボーカルが歌うライブ録音の曲。かなり聴き心地のいい音バランス、ジャンキーに伸びてゆくギター・ベース、少し間の抜けたような女性ボーカルのキュートさと力強さのバランス感覚が絶妙。世紀末映画のラストシーンみたいで、すげぇ壮大で退廃的でかっこいいです。決意とロマンのこもった今デモ音源、これからどんどんかっこよくなっていくバンドだと思います。
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The Keeley・SPOILMAN / Peaky
¥1,650
(カセット・7インチレコード・CDのいずれかをお選びいただけます) 【収録曲】 1. Babushka Bomb(The Keeley) 2. Moderna Arm(The Keeley) 3. Sulpiride(SPOILMAN) 4. Pure Puke(SPOILMAN) 【発売】 2022年1月 【Trailer】 https://youtu.be/3vIphfn16pE 東京を中心に活動するパンクバンド2バンドによるスプレッド音源!! 僕の思うこの2バンドに共通する特徴は、めちゃくちゃ暴力的だったり攻撃的だったりする部分の見せ方が上手いというか、一見ぐちゃぐちゃに見えて絶対に雑にならない戦略性がはっきりあって。壊れているのに壊しきらない、この作り込まれたギリギリに心が動かされます。1曲目「Babushka Bomb」The Keeleyの曲。太くリズミカルに鳴るベース、叩きつけるようなドラムと歌。後半のスネアロールを長いことやってから一気に爆発させるところめちゃくちゃ気持ちいいです。ギャンギャンのサウンドなのにトランスっぽくじっくり乗せていくアレンジにトリップできる曲です。4曲目「Pure Puke」SPOILMANの曲です。ドラムソロみたいなところ、普通にドラムがうますぎてかっこいいです。攻め攻めな曲展開とアレンジをバッチリ叩き込む高いグルーヴ、何かを遠くの方から叫んでいるようなボーカル。これライブで観たらめちゃくちゃ上がると思います。2バンドそれぞれがそれぞれの形で大暴れした音源。
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メシアと人人 / BOMB
¥2,200
SOLD OUT
【収録曲】 1. intro 2. たいくつ (Album ver.) 3. band 4. apple 5. GUM 6. soto 7. ひまわり 8. boke 9. like 10. マシンガン 11. ククル (Album ver.) 【MV】 たいくつ→https://youtu.be/yuvY02oXSRU GUM→https://youtu.be/LLT1_2mWBYY ククル→https://youtu.be/KPqyObOHi18 【発売】 2022年1月 京都を拠点に活動するツーピース歌モノバンド、メシアと人人の1stフルアルバム!! 激しく衝動的なライブパフォーマンスが魅力のバンド、待望のフルアルバム。下地にある歌そのものの温かさをぎゅっと閉じ込めつつ、音源になっても高いグルーヴでパワフルさを表現されています、メシアの世界にゆったり浸れる名盤。4曲目「apple」ライブでよく聴いていましたが曲名がこんなに可愛いとは知りませんでした。ギターの派手なカッティングとリフが太い土台を作り、元気よく慣らされるドラムのシンバルや鈴、そしてうっすら入ったキーボードが高音を彩ります。幅の広く鳴り響く音の圧はオンとオフがくっきりとしていて、ここ!ってとこでガツンと来てくれる爽快な名曲。8曲目「boke」レゲエ調の裏取りギターから始まり、メロディックな歌とどこかサイケデリックなコードの爆音が突き抜ける曲。後半にかけて頭の中に徐々に言葉が残っていって、スーッと歌で終わっていっちゃうのがなんだか切ない曲。一人に寄り添ってくれる感じがすごくいいです。MVにもなっている11曲目「ククル」長いイントロで疾走感を作り、その勢いのまま歌も聴かせつつ乗せつつ、最後に一気にたたみ掛けて行く曲。風通しのいい曲の色味と語りかけるような歌とが優しくもパワフルに混ざり合います。丁寧に一言一言が紡がれ、聴き終えても頭の中で曲全体がこだまして響くすごい名曲です。曲一つ一つの色は濃いのに、アルバム通して聴いてもしっかり居心地のいい音源。
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キュビノワ / キュービックルーム
¥1,500
【収録曲】 1. キミドリ 2. 道玄坂 3. 肺魚 4. カナリア 5. Space Debris 6. サ・ヨ・ナ・ラ 【Trailer】 https://youtu.be/iWvrzCvs2N0 【発売】 2021年10月 静岡を中心に活動するノイズポップバンド、キュビノワの6曲入り初音源!! 古き良きオルタナティブの香りと、現代にしかできないであろう画期的バランス感覚。「大きい音の良さってこれだよね!」を一つの音源の中でくっきりと確立させた名盤です。1曲目「キミドリ」どしんとしたミドルテンポ、消え入りそうで儚い女性ボーカルの歌をふわふわうと漂わせながら、力強く幅の広いサウンドを聴かせる名曲。一見かなり自由に動いているように聞こえるベースが、曲全体の波を作り全ての音の粒を引き立てています。めちゃくちゃ爽快で気持ちのいい曲。3曲目「肺魚」アッパーで疾走感のある曲。パワフルなドラムが全体を引っ張り、前のめりなグルーヴが生まれている曲。ヘヴィなリフに茶目っけがあってすごくいいです。海から陸に上がった肺魚の気持ちを表現しているのかな、と勝手に思ったのですが、そういう風に思いながら聴くと陸だ〜空だ〜うぉ〜って感じに聴こえてきてすげぇ楽しいです。6曲目「サ・ヨ・ナ・ラ」曲の中の空間に様々な音が好き勝手泳いでいるような、深海から色んな魚を見ながら地上までゆっくり浮上してくるみたいな気持ちのいい浮遊感。聴いていてずっとドキドキしていられる楽しい曲です。中盤で一気にテンポが上がるところはもう超飛行です、体験として曲が作られている名曲。この音源は好きな人にはドンピシャなんじゃないかなと思ってます、"ノイズポップ"を愛する人へ、そして新しく"ノイズポップ"を好きになるきっかけになればと思います。
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サンサンタウン / わたしたちの道徳
¥500
【収録曲】 1. I'don't control 2. Black bug 3. LIFE 4. サンサンタウンの惑星 5. 初夏の夕暮れ 6. Beautiful 【発売】 2021年11月 【Trailer】 https://youtu.be/SXxhakclJa0 【ライブ映像】 https://youtu.be/KtS0yK95yHA 大阪を中心に活動するノイズロックバンド、サンサンタウンの2ndデモ音源!! 自分で集めた鉄や鍋でのパーカッション、ノイズ担当に1人、ピンボーカルで1人、計3人のスリーピースバンド。僕がパーカッションをやっているバンドです。自分で自分のバンドの音源をしらこい感じでレビューするのはどうかと思うので、どんな感じで作った曲かを順番に書きます。1曲目「I'don't control」ボーカルのシマツーと一緒に1つのコントローラーを交互に使う形式でスゴロクゲームをやっていたのですが、シマツーが意地でもコントローラーを持たずに指でぽちぽち押してて、「それ遅いしターン長くなるからコントローラー持ってやってくれ」と何度言っても「いや僕の手あんまり綺麗じゃないので…」の1点張り、そのまま2時間経ってもコントローラーは持ちませんでした。そこからモジってタイトルをつけてできた曲。2曲目「Black bug」あんまり細かいことは覚えていないですが、ゴキブリの曲です。3曲目「LIFE」僕がやりたいビートを叩き、ノイズの畑が変な声を出してセッションしながら作った曲。何十回も編曲し直してこの形になりました、1番試行錯誤した曲だと思います。ボーカルのシマツーに「ライヤイヤライヤイヤラーイ」を言わせたら犬みたいになったのでやめました。4曲目「サンサンタウンの惑星」これもセッションからできて、詩を付けてアレンジして作っていった曲だったと思います。最初はこのタイトルだったのですが、一時期「デススター」になり、少ししてから「ケンジデススター」「ケンヂ☆デススター」にもなったのですが、周りの人に反対されリリース直前に「サンサンタウンの惑星」に戻りました。5曲目「初夏の夕暮れ」シマツー加入前の2人時代の、初ライブからやり続けている(多分)曲。初夏の夕暮れを思い浮かべながらイヤホンでゆっくり聴いて欲しいです。6曲目「Beautiul」ゆらゆら帝国の「美しい」からタイトルとビートを取って作った、オマージュっぽくもある曲。派遣のバイトで工場に向かう時に向かう気持ちを描いた曲です。この音源はいろんな人に聴いて欲しいですが、頭の中だけで嫌いなやつ殺しながら日々を過ごしている人たちに特に届いて欲しいです。
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Aysula / THEORIA
¥3,600
※この商品はDLコード付き12インチのレコードです。 【収録曲】 A1. 衛星ヲ通シテ A2. magnet song A3. roar A4. enemy A5. unenlighted A6. fallacy of hatred B1. theoria (Inst.) B2. 靉光 B3. ex-garden B4. distance B5. twelve 【MV】 roar→https://youtu.be/N00v2ZUdwAA twelve→https://youtu.be/kIUAjz_y90s 【Traler】 https://youtu.be/ZDcwqIHvtRQ 【発売】 2021年11月 名古屋を中心に活動するシューゲイザーバンド、Aysulaのフルアルバム・アナログ盤!! もう最初から最後まですごい音源。実験的なサウンドやプログレっぽいビートで新音楽を開拓しながらも、古くから繋がれてきた音楽へのリスペクトを持つ硬派さは損なわない、まじで唸る音源です。MVにもなっているA面3曲目「roar」ビート後すぐ入る爆音だけですでに痺れます、悪そうな音がたまらない。変拍子のビートが全く違和感なく轟音ギターとシンセに完璧に調和し、その超バランスのままに前のめりにグングン回っていく曲構成。ほんとに素晴らしい名曲です。B面4曲目「distance」薄暗く荒々しいこの音源の中で目を引くきらびやかでキャッチーな曲。くっきりと開いた中音域を表現力の高い男女ボーカルが縦横無尽に歌います。最後の方でグングン上げていって羽ばたいていくような、美しい体験的音楽。音源のジャケットマジでそのまんまというか、空気感の一致具合は普通にすごい。飾ってよし聴いてよしの名盤だと思います!!
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softsurf / Returning Wave
¥1,650
【収録曲】 1. Beyond the Ray 2. It's OK 3. Hello My Shadow 4. Sweet Dream 5. Song for the Star 【MV】 Beyond the Ray→https://youtu.be/AzYRtjTDZJ8 【発売】 2021年10月 名古屋を中心に活動するシューゲイザー・ドリームポップバンド、softsurfの5曲入りEP!! メンバーチェンジを経ての約4年ぶりの新譜、めちゃくちゃすごい音源です。何重にも重なるサウンドの美しい奥行き、曲を活かしつつも跳ねどころで跳ねる個性あるドラム、眩くゆらめく男女混成。気持ち良すぎて完璧すぎる超名盤です。MVにもなっている1曲目「Beyond the Ray」ミドルよりちょいゆったりめなテンポ、爆音の出し入れで魅せる黄金比的曲構成。じわんと響くような音の波が、最高のタイミングでドッと押し寄せてきます。3曲目「Hello My Shadow」アッパーで疾走感ある曲、うなるギターの荒々しさと綺麗さとのバランス感覚が素晴らしいです。メロディックにリズミカルな歌が覆うサウンドと並走していてすごく気持ちいいです。ギターソロも最高。5曲目「Song for the Star」綺麗なサウンドのまま、曲としてのズンと来る重みがすごい曲。3拍子に対するお伽話みたいな潜在的イメージを引き出されてるのかなと思いました、どこかちょっとメランコリックな世界にぐぐぐっと引っ張られていく感じ。そしてそれなのに重く響く情景の美しさがあるのが、このバンドのすごいところだなぁと思います。5曲の聴き応えが凄まじすぎる名盤、マストで手にとって欲しいです。
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re:lapse / re:lapse.ep
¥1,610
【収録曲】 1. f 2. little,little 3. smile 4. neverland 【MV】 f→https://youtu.be/BEWWycwzwI8 smile→https://youtu.be/r2r0dh4yw-I 【発売】 2021年9月 東京を中心に活動しているシューゲイザー・ドリームポップバンド、re:lapseの1stEP!! 淡い音と輪郭のある音とのコントラストがはっきりしていて、バンドとして表現する空気・景色へとガッチリ引き込んでくれる音源。2曲目「little,little」ミドルテンポ、タイトで跳ねのあるドラムと高音域を泳ぐようなキーボード?ギター?のハープみたいな音との混ざり合いが気持ちの良い曲。断片的にメロディアスな歌の煌びやかさ、グルーヴはありつつも安易なキメで上げてこない渋さがいい曲です。4曲目「neverland」終始降り注ぐように鳴るざらっとしたノイズとシンセサイザーとが違和感を残したまま調和する、狂気的でありながらも美しい曲。音数は多くもすっきり透き通っていて聴き心地が最高です。聴き終えた後に違う世界の中に入った後のような多幸感のある音源。
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迷いクジラ / HAIGONIUMI
¥1,760
【収録曲】 1. アップロード 2. ひかりをあつめる 3. よるはうみ 4. 終着 5. 魅力的世界記録 6. バランスを崩す 【Trailer】 https://youtu.be/Jig7ZTijxaI 【発売】 2019年9月 福岡を中心に活動するオルタナ・ノイズポップバンド、迷いクジラの1stEP!! どうとも形容できないというか、どのジャンルでくくってもしっくりこない感じ、広いルーツを飲み込みつつもいたって彼女たちの自然に近い音楽。ずば抜けたボーカルのパワーと曲そのものが研磨し合ってより鋭く美しく輝く名盤です。1曲目「ひかりをあつめる」まばゆい方へ向かっていくようなビート感とサウンド、何段階にも広がっていく間奏・アウトロの表現力が凄まじい。クールにポップに壊れていくような曲、めちゃくちゃ爽快です。4曲目「アップロード」ゆったりしたテンポ、少し夢夢しさを帯びた言葉を聴かせながら、徐々に色彩豊かになっていく曲展開がすごく心地いいです。音っていいなってなります。6曲目「終着」テンポチェンジとつんのめるようなビート、妖しいリフに引き込まれていきます。ふわふわと舞う妖精みたいな感じでボーカルがメロディを取り、天地をぐるぐる回さるようなめちゃくちゃかっこいい曲。めちゃくちゃ暗い海の上を、小さな光と一緒に漂流するような音源。素晴らしいです。
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The Keeley / Black
¥1,650
【収録曲】 1. Bad Seed 2. RY8 3. Dune 4. Teng Teng 【MV】 https://youtu.be/CFVG8k8OFzw 【発売】 2021年7月 東京を中心に活動するポストパンクバンド、The Keeleyの4曲入りEP!! MVにもなっている1曲目「Bad Seed」びっくりした曲です、これはもう音楽というデカいものに対する一つのアンサーなのでは。独創的で豊かな激しさ、ルーツの雑食さをダンサンブルなノイズロックの中へストンと落とし込んだ超名曲。サウンドも構成も抜群、有無を言わさずぶち上げてくれる素晴らしいグルーヴ。2曲目「Ry8」鋭い音のリフレインが誘うエキゾチックなトランス。バンドの音というか、全てのサウンドを絡めて作り出す景色はまさに音そのものの可能性を突き詰めたような、この曲も本当にすごい。4曲目「Teng Teng」シオンタウンの曲のBGMがずっと鳴っていて、現代の中にある鬱々をカッコよく打ち出す曲。合間合間に入ってくる全音がかっこいいです。この音源は本当に素晴らしいです、尋常じゃない。音楽の本当のよさとは、そもそも音楽とは、芸術とは、色々考えさせられます、かなり撃ち抜かれる音源です。超名盤!!
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The Keeley / Pink
¥1,650
【収録曲】 1. Black 2. Durian Durian 3. Ketchup 4. Baby Train 【Trailer】 https://youtu.be/m0CCmKcf9_g 【発売】 2021年7月 東京を中心に活動するポストパンクバンド、The Keeleyの4曲入りEP!! もう一枚の『Black』と対になるように発売された音源。僕はこちらの音源がより人の直感・感受性に近いような感じがします、「ストレートなパンク」という現象の中にある生々しい人の心の弱さや脆さが見え隠れするような感じ。1曲目「Black」対になる音源のBlackを冠したタイトル。その意味をする本当のところはわからないのです、よりソリッドで攻撃的なBlackという音源を表面とし、そこからの脱却というか、裏側への導入・そして名残に聴こえました、でも全然違うかもしれません。全然厳つくてかっこいい曲です。2曲目「Durian Durian」ドラムを殴り付けるかのようなタイトなビート、ノイズのように緩急をつけて飛び回るささやきが怖いです。日々の生活で個人的に感じるノイズを音楽にしたような曲。4曲目「Baby Train」サンプリングされた赤ちゃんの泣き声と電車の音が合間合間に鋭く入り込みドキっとさせられます。飛び立つように去っていくラスト、好きだった人が精神的に大人になって遠くへ去っていっちゃうような切なさがあります。暗く激しく、すごく情緒的な音源。
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SPOILMAN / SOLID GREEN
¥1,760
【収録曲】 1. Flock of Seagulls 2. Christmas Song 3. Garland House 4. Scythe 5. Sleepwalker 6. Stir my Brain 7. Little Pocket 8. Bolero 9. Nothing Man 10. Solid Green 【MV】 Flock of Seagulls→https://youtu.be/hH6e4xsqjYs 【発売】 2021年7月 東京を中心に活動するノイズロックバンド、SPOILMANの2ndアルバム!! 鋭利でジャンクなサウンド、気怠げな歌と甲高いギターがおどろおどろしく絡み合う音源。MVにもなっている1曲目「Flock of Seagulls」メロディアスなギターラインのリフが、ギャンギャンな曲全体の中でふっと宙に浮く感じが気持ちの良い曲。グルーヴに魅せられ踊らされます。4曲目「Scythe」カッティングでかき鳴らされるギター、攻撃的なままに音の引き算で曲をより鋭利に削ぎ上げた曲。前のめりな曲展開が楽しくてかっこいいです。あと3曲目からの流れがめちゃくちゃ上がる。6曲目「Stir My Brain」カントリーにハイスピードなスネアロールに、はちゃめちゃに乗っかる電光石火曲。薄暗いサウンドとアッパーなビートとの調和してないようでしてる感じ、ドスが効きまくっていて気持ちいいです。1曲1曲の濃さは凄まじくも、曲と曲の繋ぎ、アルバムの流れにかなりこだわったコンセプトアルバム、いや、コンセプトアルバムではありますが、コンセプトが何なのかは聴けば聴くほどぼやけていきそうです。暴れ馬音源。