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the circus / Limbo
¥4,400
【収録曲】 1. 春を待つ 2. 幽霊 3. 鯨 4. 円盤 5. Debby 6. フェンネル 7. 夕景 8. Monn 9. クレマチス 10. カレント 【MV】 フェンネル→https://youtu.be/DXA98RmvC7o?si=TyG935vk7PZwBDFe 【発売】 2025年7月 徳島を拠点に活動するギターポップバンド、the circusの9曲入りLP!! 大好きなバンドです、LPでフルアルバムを出してくれるのは嬉しい。よりキャッチーに、ゆえによりはらんだ狂気が鋭く仕上がった今作。人の所業の全てを包み込むような包容力のある素晴らしいアルバム。 1曲目「春を待つ」男女混声、メインボーカルがふわっと切り替わって、そこから自然に曲のボルテージが上がる瞬間の表現力が凄まじかった。壮大で懐かしくてどこか破滅的、すごい曲だと思います。詩とバンドの高い表現力をさらに洗練させて作り上げられた名曲。 3曲目「鯨」ちょっと軽い足取りのテンポ感、決めの多い楽曲アレンジ、朗らかなキーボードの感じ、サウンドでじわじわと表現する内包した違和感、まさにこのバンドの持ち味がストレートに活きている名曲だと思います。どこか遠くに行きたくなる曲。 9曲目「クレマチス」キーボードが曲全体を覆っていて、ドラムとベースで曲の全体的な強弱を作っている曲。壊れてしまいそうな美しいもの、物体なのか思い出なのか、それを大切に大切に愛でているような感じがする曲。流れていく世界と止まっている人との対比を音でじっくり見せられる、映画のワンシーンのような曲終わりは圧巻。 どの曲も素晴らしいです。かなりキャッチーな中で光るフックの効いたアレンジにいちいち感動します。ぼんやりBGMでかけるのも良くて、じっくり耳を凝らして浸るのもありで、それを交互に繰り返しているうちに思いっきりハマるアルバムだと思います。
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Immy Owusu & Sensible J / SPIRITUAL WAR
¥4,100
【収録曲】 A1. Spiritual War (feat. Mazbou Q) A2. Doom Elevator A3. Figure It Out B1. Curly Hair B2. Brown Supremacy B3. Spiritual War (stripped) 【MV】 Curly Hair→https://youtu.be/h6wYxoZduMw?si=3tDTDOEdUNcY52c9 【発売】 2025年6月 アメリカから、A面B面3曲ずつ入ったサイケ・ワールドミュージック音源!! 1曲1曲がとにかく鮮烈、楽曲自体はかなりクールで技巧派、なのに焼き付くようなド派手さがあります。 リード曲は2曲あり、A面の1曲目はアルバムタイトルでもある「Spiritual War」。何人が歌っているのかもわからないぐらい人がいっぱいいます。そのどれもが無駄じゃないというか、色んな声全部が曲の瞬間瞬間のコアになっており、じっくり耳を凝らして聴きたくなります。メッセージがしっかりありそうだけど、英語分からなくて残念。 B面1曲目「Curly Hair」。数人でグルーヴィーに歌うヒップホップ調のボーカル、単音ギターとベースと打楽器が渋くも個性的に絡まり合った楽曲。楽器のおかずの掛け合いが楽しくて、結構色んな遊びがあるのに真っ直ぐに見える楽曲の作り方がすごい。歌にもなんとなく優しさと鬱屈さとを感じ、表現力の高さを感じます。 ルーツはかなり広くも土台はブラジル音楽。畳み掛けてくるエネルギーにしっかり当てられる名盤!
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YHWH Nailgun / 45 POUNDS
¥6,100
【収録曲】 1. Penetrator 2. Castrato Raw (Fullback) 3. Pain Fountain 4. Animal Death Already Breathing 5. Ultra Shade (Beat My Blood Dog Down) 6. Iron Feet 7. Tear Pusher 8. Sickle Walk 9. Blackout 10. Changer 【MV】 Castrato Raw (Fullback)→https://youtu.be/41flmWt-9l8?si=bTKVkxOUFv6P3RUj 【発売】 2025年6月 ニューヨークのブルックリンから、マスロック・エクスペリメンタルLP!! 5秒ぐらい聴いた瞬間から「これはヤバい」でした、ほんとにすごい。バンドとしてのグルーヴ、楽曲センス、サウンドメイク、エネルギー、その辺りがすごいのはもう当たり前で、その上で惹きつけられる圧倒的な存在感。このバンドの出現にCD屋という立場で立ち会えたことが嬉しいなと思いました。 MVにもなっている2曲目「Castrato Raw (Fullback)」音数は少ないのに凄まじい重圧、重なる打楽器の音一つ一つに感じるこだわり、飛び跳ねるようなサビ、爽快感とトリップ感が同時に押し寄せてくるような。細やかな音の使い分けがすごくて、トリッキーなことをしているのにもかかわらず自然な感覚に寄り添ってくれる感じがします。作り込みが恐ろしい。気だるいままに炸裂するボーカルの破壊力もすごいです。 4曲目「Animal Death Already Breathing」少しロウテンポ、不思議な拍子とサンプリング音でゆっくり持っていってくれる曲。耳をこのバンドの空気にだいぶ慣らされてからくる曲なので、とにかく心地よさがあります。 重くて爽快で、退廃的な空気にどこかリアリティのがあり、飲み込まれる迫力のある名盤です。
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Moriah Plaza / Moriah Plaza
¥3,520
【収録曲】 A1. Desendereçada A2. Mais Amor A3. Te Peço A4. Estelar B1. Lagoon de Merim B2. Teu Porto B3. Samba Moosh 【発売】 2023年7月 【MV】 Lagoon de Merim→https://youtu.be/punY3yspg4o?si=Vbew1OgtTsjoz4ou Estelar→https://youtu.be/KoOo5F0ffZ8?si=fBhyheuJRklW186a イスラエルのテルアビブから入荷、ブラジル・サイケアルバム! 脈々と続くワールドミュージックの系譜、そしてその先にある現代のインディーポップの系譜、そのさらに先でサイケデリックを飲み込んで想像した独自のポップミュージック。 A面4曲目「Estelar」尺八のようなストリングス、どっしりとしたビート、ゆらりきらりと鮮やかな楽曲。多彩な音が軽やかに絡まっていく心地よさ、ささやきのような女性ボーカル。曲の押し引きが呼吸に合うというか、聴いてて1番肌に合う感じで曲が動いていきます。一筋縄ではいかないバケーションミュージック。 B面1曲目「Lagoon de Merim」アンビエントから入り、突如目の前に遊園地が現れたかのように始まるカルティックなポップメロディ。緩やかな曲調なままにずば抜けた明るさが弾ける様子は狂気的で、しかしそうとわかった上で踊らされる高揚感は最高です。 A面はサイケ・インディーポップ、B面はその要素をそのままにダンサンブルになっていきます。ずっと軽やかにおしゃれにポップにサイケデリック、深いルーツと音楽愛が背景にくっきりとあり、自然に流されていける安心感があります。いつどこでも聞きたい名盤!
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Los Mohanes / La Tumbia
¥4,200
【収録曲】 A1. La Cumbia Salió De La Tumba A2. Porro Ninja A3. Cumbia Moribunda B1. El Bembeo B2. Congas B3. El Viento Del Mar 【発売】 2024年7月 【視聴】 https://youtu.be/nwLPfTF42jc?si=Zryhjx2_7HzxP9fl https://youtu.be/E8tmiAVfMXI?si=F6RLhmITos_vBXgk フランスから入荷、Los Mohanesによるテクノ・エレクトロ音源!! ジャンルはなんとも分からず、何度聞いても楽曲の構成やメカニズムは分からず。ただただ「これはすごい」と直感で感じて仕入れたこのLP。五感に滑り込んでくるような魅力があります。ジャケットの謎のおじさん二人が本人なのかどうかはかなり気になるところ。 2曲目「Porro Ninja」シンセベースの渋いリフの上でコンガ等の打楽器が鳴り響き、謎の掛け声のような声があちこちから飛び交うような楽曲。音色はほぼ変わらず、音数や音域を繊細にコントロールし、独自の間合いで作り出される波でトランスさせてくれる曲。気づかないうちにシンセサイザーが鳴り始め、おじさんの声も増えたり減ったりします。ゆっくりゆっくりしぼむ終わり方が渋すぎてかっこいいです。 3曲目「Cumbia Moribunda」この曲を聴いた瞬間に「これは!」とすぐに仕入れました。重たくユーモラス、実験的なのに聴きやすい。はちゃめちゃに色んな音が飛び交っているのに「これなんです」と思わされるヤバいバランス感覚。こんな楽曲が聴いてみたかったと思ってしまいました。ほんとに気持ちが良い。 ぜひ一聴してみて欲しいです。すごい。
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RIS / LONELY DISCO
¥2,000
※この商品は7インチレコードです。 【収録曲】 [A面]LONELY DISCO [B面]BIZZY 【Trailer】 https://youtu.be/HqHuaWSnsWc 【発売】 2022年6月 東京を中心に活動する宅録/シンガーソングライター、RISの7インチレコード!! リズミカルにギラッギラなニューウェイブ音源。派手でインパクトのあるジャケットから想像する色合いそのままの音源です。鳴らし続けられる4つ打ち、カラフルなエレクトロニカサウンド、リズミカルに響くボーカル。リバーブのかかり方やサウンド作り、アレンジどこを取っても凄まじい作り込みで1曲でシングルカットする意味を感じます。さまざまなルーツがこのアーティストの放つ"ニューウェーブ"に収束した素晴らしい1枚。
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Cosmicdust / Snow Noise Assemblage
¥3,400
(この商品は12インチレコードです) 【収録曲】 [DISC1 A面] 1. Swallowed In The Sea 2. Sunday 3. Bird Cries [DISC1 B面] 1. Meditation 2. Mom And Pop Candy Store 3. Snow Noise Assemblage [DISC2 A面] 1. Unsatisfaction 2. Plastic Toy 3. Breath [DISC2 B面] 1. Without You (2005ver.) 2. No Matter 3. New Season 【発売】 2021年11月 日本人Y.A.F.による宅録シューゲイズ音源、カリフォルニアからの逆輸入版!! 鋭く突き刺さる爽快な爆音が甘く心地のいいコードと絡まり合う音源。DISC1のA面3曲目「Bird Cries」重厚でみずみずしく響く爆音は、体の芯に直接響き渡る作り込まれた抜群のサウンド。何重にも重なっていくような曲の構成、不意なサウンドの様変わりにドキドキします。DISC1のB面3曲目、今音源のリード曲「Snow Noise Assemblage」凶悪な爆音の洪水、輪郭が徐々に消えていくような不思議な感覚になる新体験。微かに聴こえるボーカルと単音のギターを手探りで探しながら聞くような、無意識にどんどん潜っていってしまう曲です。DISC2 A面の2曲目「Plastic Toy」重いままアッパーに、メロディックな歌と壊れたようなノイズが引き起こすバグにすごく引っ張られる曲。後半にかけてどんどん速度が上がっていくような曲構成が気持ちいいです。音を楽しむ、まさに音楽な音源。
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Sweet Nobady / Five Star Diary
¥1,540
※この商品は7インチレコードです。 【収録曲】 A面 Five Star Diary B面 Here Comes The Summer 【MV】 Five Star Diary→https://youtu.be/5Cp3uWBzYEo 【発売】 2022年3月 カリフォルニアのインディーポップバンド、Sweet Nobadyの7インチシングル!! 圧巻の完成度で凄まじい響き方をする2曲入り音源。MVにもなっている1曲目「Five Star Diary」甘く滑らかな女性ボーカル、鮮やかなサウンド、グンと伸びるメロディメイク。歌を中心に据えつつもどの楽器もくっきりと際立つ美しいアレンジ。走りきらない疾走感というか、落ち着いて一緒に走ってくれる感じのテンポとメロディが最高に心地いいです。2曲目「Here Comes The Summer」アッパーでロケンローな曲。愛らしいボーカルの声の音域を裏切るようなニューウェーブの香りがするキーボードがかっこいいです。かなり尖ったコードとメロディ、ポップなままにめちゃくちゃ渋い曲。どっちも間違いなくリード曲、朝一に聴いたら間違いなくいい日になります。
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Juniper / Juniper
¥3,300
【収録曲】 [A面] 1. (It All Started On The) Dragon Coaster 2. Kids On My Corner 3. Everybody's Got A Crush On Chad 4. Best Kept Secret 5. Boys! Boys! Boys! Boys! Boys! 6. Girls Just Want A Boy To Rest Their Head Upon [B面] 1. Sticking With My Henry 2. Poke Your Eye Out 3. Gotta Draw The Line 4. How Long She Gonna Stay In That Room? 5. Punk Rock Boy 6. I Don't Want To Dream About You 【MV】 (It All Started On The) Dragon Coaster→https://youtu.be/4zpO77h9UFU Boys! Boys! Boys! Boys! Boys!https://youtu.be/xSLO9aGu_hk Gotta Draw The Line→https://youtu.be/Vf18_-EMWnM 【発売】 2022年2月 アメリカで活動するポップスシンガー、Juniperの12インチレコード!! 物心ついた時から歌い続けている(らしい)当時15歳の少女、Juniper Shelleyのデビューアルバム。2年越しに日本でレコードとして販売することになりました。あどけなさとは裏腹の渋いアレンジやサウンドメイク、情景に奥行きあるロマンチックな名盤、まじで若いからどうのこうのとかのレベルじゃないです。A面1曲目「(It All Started On The) Dragon Coaster」曲名にもMVにもジェットコースターが出てきてるので、多分ジェットコースターの曲。イントロ、メロ、サビ、どこをとっても魅力がやばすぎる名曲。歌とギターが柔らかくもエキゾチックに伸びていく爽快感、スカッとしたサウンドならではの余白がすごく心地いいです。ついつい頭の中で流れては口ずさんでしまう曲。A面5曲目「Boys! Boys! Boys! Boys! Boys!」この曲は、彼女のキュートかつ高揚感を与える歌声が1番しっくり活きた曲だと思います、彼女意外にこのゆるいハッピーさは絶対に出せないというか、アッパーな曲なのにニコニコゆったり体が揺れる素敵な音楽です。B面6曲目「I Don't Want To Dream About You」盤を締め括ると同時に、すごいパワーで名残惜しくさせてくれるミドルテンポの短い曲。バンドのアレンジが彼女の言葉尻の余韻をより美しく響かせます。聴いている感じ、A面が昼間でB面が夜って感じです。彼女の日常が音楽に乗って、ふんわりと包んでくれる優しく居心地のいい素晴らしい盤です。ジャケットも可愛いので、ぜひ手に入れて欲しい!!
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BOAR HUNTER / A Terror to Behold
¥3,300
【収録曲】 A1. pepper A2. lucky cookie A3. interstate14 A4. nickelwound A5. plastic glue B1. cannonball B2. who is pig man (Ammonite Syndrome Remix) B3. not everything absorb B4. October (Short) B5. mono-RED loser (Short) 【MV】 interstate14→https://youtu.be/otDjcZFkv-w pepper→https://youtu.be/aOAxZu3qkQM 【発売】 2021年1月 インターネットで結成された多国籍ユニット、BOAR HUNTERの1stアルバム、12インチレコード!! どこか辺境の地のさらに奥深く、まだ観たことのないサイケデリックでアバンギャルドな世界が描かれています。絡まり合うたくさんの鋭い音に心地よく酔える素晴らしいドラッグ的音源。A面1曲目「pepper」エレクトロニカルにポコポコとした音を軸に、おしゃれな男女ツインボーカルと様々な角度からの多種多様な音が絡まり合う曲。音域の棲み分けが清すぎます、最高に優しく心地よくトリップできる名曲。A面5曲目「plastic glue」メカメカしいサウンドと親近感のある小さな打撃音を織り交ぜたアンビエント曲。ゲーム音のようなものも混ざっていて、少しずつ世界が歪んでいく様を描いたような。最後にちょっと歌があります、詩は英語で僕にはわからないのですが、なんだかすごいバッドエンドのような感じがしました。B面3曲目「not everything absorb」立体的に揺らされる4つ打ち、後半にかけて曲のボルテージが上がっているというより、後半にかけて聴いている自分のボルテージが上がっている感じ。小さな音全てにじっくり耳を惹きつけられながら、曲の波の中でトランスできる名曲。ぜひ、真っ暗な部屋の中で針を落とし、この音源とじっくり対話をしてみてほしいです。素晴らしい完成度と色の濃さ。
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Aysula / THEORIA
¥3,600
※この商品はDLコード付き12インチのレコードです。 【収録曲】 A1. 衛星ヲ通シテ A2. magnet song A3. roar A4. enemy A5. unenlighted A6. fallacy of hatred B1. theoria (Inst.) B2. 靉光 B3. ex-garden B4. distance B5. twelve 【MV】 roar→https://youtu.be/N00v2ZUdwAA twelve→https://youtu.be/kIUAjz_y90s 【Traler】 https://youtu.be/ZDcwqIHvtRQ 【発売】 2021年11月 名古屋を中心に活動するシューゲイザーバンド、Aysulaのフルアルバム・アナログ盤!! もう最初から最後まですごい音源。実験的なサウンドやプログレっぽいビートで新音楽を開拓しながらも、古くから繋がれてきた音楽へのリスペクトを持つ硬派さは損なわない、まじで唸る音源です。MVにもなっているA面3曲目「roar」ビート後すぐ入る爆音だけですでに痺れます、悪そうな音がたまらない。変拍子のビートが全く違和感なく轟音ギターとシンセに完璧に調和し、その超バランスのままに前のめりにグングン回っていく曲構成。ほんとに素晴らしい名曲です。B面4曲目「distance」薄暗く荒々しいこの音源の中で目を引くきらびやかでキャッチーな曲。くっきりと開いた中音域を表現力の高い男女ボーカルが縦横無尽に歌います。最後の方でグングン上げていって羽ばたいていくような、美しい体験的音楽。音源のジャケットマジでそのまんまというか、空気感の一致具合は普通にすごい。飾ってよし聴いてよしの名盤だと思います!!
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The Keeley・SPOILMAN / Peaky
¥1,650
(カセット・7インチレコード・CDのいずれかをお選びいただけます) 【収録曲】 1. Babushka Bomb(The Keeley) 2. Moderna Arm(The Keeley) 3. Sulpiride(SPOILMAN) 4. Pure Puke(SPOILMAN) 【発売】 2022年1月 【Trailer】 https://youtu.be/3vIphfn16pE 東京を中心に活動するパンクバンド2バンドによるスプレッド音源!! 僕の思うこの2バンドに共通する特徴は、めちゃくちゃ暴力的だったり攻撃的だったりする部分の見せ方が上手いというか、一見ぐちゃぐちゃに見えて絶対に雑にならない戦略性がはっきりあって。壊れているのに壊しきらない、この作り込まれたギリギリに心が動かされます。1曲目「Babushka Bomb」The Keeleyの曲。太くリズミカルに鳴るベース、叩きつけるようなドラムと歌。後半のスネアロールを長いことやってから一気に爆発させるところめちゃくちゃ気持ちいいです。ギャンギャンのサウンドなのにトランスっぽくじっくり乗せていくアレンジにトリップできる曲です。4曲目「Pure Puke」SPOILMANの曲です。ドラムソロみたいなところ、普通にドラムがうますぎてかっこいいです。攻め攻めな曲展開とアレンジをバッチリ叩き込む高いグルーヴ、何かを遠くの方から叫んでいるようなボーカル。これライブで観たらめちゃくちゃ上がると思います。2バンドそれぞれがそれぞれの形で大暴れした音源。
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PROM / HYPER ACTIVE BLUES
¥1,650
【収録曲】 1. ダクト 2. プルタブが開いても 3. ドブ川にサヨナラ 【MV】 ダクト→https://youtu.be/rhVa-3FlzrY 【発売】 2020年4月 東京を中心に活動するガレージ・パンクバンドの、7インチシングル!! カルトで可愛いジャケット、このイラストの感じまんまの音源だと思いました、絵に惹かれた方は絶対手に取ってみてほしい、聴いて並べて欲しいレコードです。1曲目「ダクト」アッパーなテンポとしゃがれ声、王道的なパンクの中に色んなルーツを閉じ込めまくった味の濃いアレンジ。サウンドの荒々しさとストレートな構成は無条件に上がります。2曲目「プルタブが開いても」個人的に1番好きな曲。ずるいほど爽快なコード感とメロディの甘酸っぱさ、泥臭いのにキュートさのある名曲。高いグルーヴが炸裂する細やかなアレンジが所々で光ります、超爆音で聴いて上がって欲しいです。3曲目「ドブ川にさよなら」ギターのフランジャーが唸りまくります。ビートの変化に呼応する曲の強弱、アッパーなところの爆発力が美しくて、同時に切ないです。鬱屈と攻撃性とが混じり合う詩が「なんかやるぞ」という気にさせてくれます。ぜひ手に取って欲しいレコードです、デカい音でPROMの音と声に浸ってみて欲しいです。