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幽体コミュニケーションズ / 巡礼する季語
¥2,200
【収録曲】 1.季節を巡礼して生きている 季語に縁取られた体で立っている 2.光の波間で息継ぎして 3.ユ 4.雨集 5.Ollie(巡礼する季語) 6.STAY 7.HOLIDAY 8.� 【発売】 2023年2月 【MV】 ユ→https://youtu.be/ybU5-HIydqE 京都を中心に活動するスリーピースユニット、幽体コミュニケーションズの1stミニアルバム!! ここ最近で聴いた音源の中でも最高峰としか言えない素晴らしい名盤。"季節を巡る"をテーマにしたアルバムで、高いセンスから作り出される一音一音が繊細に絡まり合った音楽は決して崇高なものではなく、いたって親身な日常にある齟齬。すんなり音楽の中に落としてくれる素晴らしい居心地のよさ。 MVにもなっている3曲目「ユ」サイケデリックなサウンドに覆われた中、一気に駆け抜けるアッパーなサビが異質なキャッチーさを放つ曲。詩的な言葉の数々は難解で、「災いみたいな言葉を見つめている 意味が化けるまで」という詩が、まるでこの曲を聴いている自分のことのように感じる。そうしてじっと見つめて考えるうちに、曲の最後に落ちる椿はまるで気づかないうちに数ヶ月経っているかのよう。アルバムのテーマにもある"時間の経過"の中にある、刹那的な感情の機微を思い返させてくれるような曲。MVをじっと見ながら聴いてるとじわっと泣きそうになる素晴らしい名曲。この曲がふとテレビで流れることを心から願う。 7曲目「HOLIDAY」歌・コーラス・曲展開が、どの曲とも違う迫力・力強さを持った曲。誰かが何かを起こす日の朝を描いたような詩、じわじわと曲展開の中で外に旅立っていくような感じ。このアルバムの中にある曲の中で過ごすうちに、何かを見つけ自信を持って強く一歩を踏み出す曲のように僕は感じた。 このアルバムはサイケでキャッチーで音楽としてすごくて、だけどこれを聴いたどこかの誰かが「やるぞ」と思ってくれるような音源だと思います。本当に素晴らしい、出会えてよかった音源。
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幽体コミュニケーションズ / (汽水のコピー)
¥800
【収録曲】 1. ショートショート 2. 夏に墜落 3. FROGS 【発売】 2021年8月 【ライブ映像】 ショートショート→https://youtu.be/_kEarPKdCxY 京都を拠点に活動するサイケ・ポップスユニット、幽体コミュニケーションズの3曲入り音源!! 音楽のコラージュ作品のような音源。主軸に男女混成のメロディックな歌があり、彩るように散らばって光る多彩な音の粒は星のようです。夢と現実の狭間、ハイセンスで直感的に作り上げられたような音源。1曲目「ショートショート」日常の中に小さな宇宙を作り出すようなイメージ。ちょっと切ないのに前向きになれる、不思議な後味のある曲です。声・メロディ・ギター・ビート、全てが控えめなのにくっきりと良さがあって、もっと聴きたくなる引きつけ方をされます。2曲目「夏に墜落」3曲の中でこの曲だけがライブ録音っぽくて、他の2曲にエレクトロ要素が強いからかもしれないのですが、だからこそこの曲の人間味が引き立っています。アコギと男女混成の歌のみの曲。"溶けていく"みたいなイメージの詩・曲の空気に対して"墜落"という言葉はすごく不釣り合いなのですが、その違和感で表現されているのはきっと現実逃避みたいな感じなのかなと思いました。ちょっと悲しいというか、なくなることが分かっているものの儚さみたいなのがぎゅっと詰まっています。音源通してそんな感じです。高いセンスを持っているからこそ、安心して「何を表現しようとしているのだろう?」と思いながら聴けます。ゆっくり、そして何周も聴いて欲しい素晴らしい音源。