2019/07/24 17:05
ゆうれいのいのちという素晴らしいバンドを紹介するとして、どんな説明をしたら良いのか考えてみた。
ジャンルとしては、インディポップ・ギターポップサウンドの牧歌的な日本語ポップスといった感じ?
もっと単純な言葉で形容するなら、優しい、暖かい、爽やか、切ない、癒されるとか?
いや、そんなことが言いたいのではない。
とにかく曲が最高に良いという純然たる事実を、どうすれば伝えられるのだろうか。
彼らのために「いいうた」というジャンルを新設して、その頂点にいるバンドなのだと高らかに宣言したい。
今作「8月、あのコと」は、そんなバンドの魅力が凝縮された、極上のメロディが詰まった1枚。
特に3曲目の「天国列車は海をゆく」がたまらなく大好きで、聴く度に、こんなメロディに出会いたいから音楽を聴いているんだ!という気持ちになる。
(このライブ映像の2曲目、1曲目は収録曲ではないけれどこれもまた良い…)
緩やかに、軽快に加速していくメロディは、「思わず 手を繋ぎあった 二人 永遠のように」という歌詞と共に終わりを告げる。
二人が手に入れた(つもりの)永遠のように、この音楽がずっと鳴り続いたら良いのに、と思う。